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GALAXY S III αのベストフォト機能を水族館で試してみた
GALAXY Sシリーズの最新機種となる「GALAXY S4」が発表され話題を呼んでいるが、そうなると逆に値ごろ感が高まってくるのが前モデルとなる「GALAXY S III α」だ。
好評だった「GALAXY S III」をブラッシュアップした本機種は、1世代前の機種だからこそのお買い得感と、1世代前であることを感じさせない高スペックを両立した機種として非常にバランスの良いスマートフォンであるといえる。
<フォト>GALAXY S III αのベストフォト機能を水族館で試してみたレポート
そんな「GALAXY S III α」の最大の特長は、非常に高機能なカメラ性能にある。オートが当たり前だったスマホの撮影でマニュアル操作を可能にし、様々なフィルターも完備。
さらには「HDR」「美肌モード」「スマイル撮影」といった多彩な撮影モードまで搭載している。
先ほどお得感と高スペックを両立したと書いたが、むしろスペックからは見えてこないこうしたソフト面での充実ぶりこそが「GALAXY S III α」の真価といえる。
中でも気になっていたのが、「GALAXY S III α」の「ベストフォト」だ。ベストフォトはその名の通り、「8枚連写した中からベストな1枚をカメラが選んでくれる」というすごい機能であり、動きもので失敗したくないときにはぴったりだ。
これを試すために、水族館へ足を運んでみた。
今回「GALAXY S III α」で撮影を試みたのはアシカのショーである。
かわいいアシカたちが見せる愛くるしい動きに訪れた家族連れからは拍手と歓声が起こっていたが、さて、そんなアシカショーをベストフォトで撮影してみよう。
カメラアプリをタップして起動し、撮影モードから「ベストフォト」を選択する。
準備はこれだけ。
「GALAXY S III α」のカメラアプリはカメラ上級者の要求にも応えられるだけの多彩な機能や設定がそろっているが、メニューのカテゴリ分けや階層の作り方がうまいので撮影モードを設定するのに時間をとられないのがいい。
あとはカメラをショーに向けてシャッターチャンスを待つ。……アシカに向かって女の子が輪投げをする態勢に入った!今だ!
すかさず撮影ボタンを押しっぱなしにして、高速で8枚連写する。
輪っかを投げようとするところから投げ終わるまでを無事に撮影することができた。
しかし8枚もあると後からいちいち確認して良い写真を選ぶのが面倒である。
ここでベストフォト機能が生きるというわけだ。
カメラがベストな1枚を自動的に選んでくれたおかげで、すぐにまた撮影に戻り次のシャッターチャンスに備えることができた。
もちろん、通常の連写モードを使ってとにかく撮りまくり、帰宅後にじっくり写真を選んでもいい。
その場合は20枚という超高速連写を使うことができる。
ここは好みで使い分けるといいだろう。
とはいえ、多くの人にとって「大量の写真を1枚ずつチェックしながらよく撮れたものを探す」という作業は面倒くさいものである。
また、とりあえずその場でよく撮れた1枚をSNSにアップしたりメールで送ってシェアしたい!
ということもあるだろう。
そんなときは迷わずベストフォト機能を使いたい。
今回はベストフォト機能を試すために水族館へ行ったわけだが、アシカショー以外の場面でも「GALAXY S III α」は予想以上の活躍を見せてくれた。
まず基本性能が非常に高いおかげで、暗い館内など過酷な環境においてもスマホとは思えないほど高画質な写真が撮影できてしまうのだ。
さらに、明暗差の激しい場所でも「HDR」を使えば白飛びや黒つぶれを防ぐことができ、記念撮影に関しても顔検出はもちろんのこと、笑顔になった瞬間にシャッターが切れる「スマイル撮影」機能など、あらゆる場面を想定した実用的な機能が多く搭載されている。
スマホのカメラはデジタル一眼レフカメラなどに比べるとどうしても暗所や動きものには弱いのだが、「GALAXY S III α」はそうした弱点をソフト面で非常にうまくカバーしているのだ。
むしろこれらの機能を1タップで簡単に使えるという点では、初心者にとっては「GALAXY S III α」の方が成功率が上がる可能性すらあるのではないかと思う。
春は行楽の季節。「GALAXY S III α」のベストフォト機能で最高の1枚を撮影してみたい。
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話題のスマホ「GALAXY Note II」が本当に仕事で使えるのか試してみた使い続けて23年!? 女性たちの知られざるブラジャーの実態「早くお花見がしたい」人必見!今から楽しめる日本全国桜スポット!関連ワード:GALAXY S GALAXY S III GALAXY SII SI 水族館
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"2013 International CESで展示されていた「enchantMOON」" 3月13日から15日まで、東京ビッグサイトで開催されていた「Mobile IT Asia」のカンファレンスで、ユビキタスエンターテインメント(UEI) 代表取締役社長兼 CEOの清水亮氏が、UEIの新型デバイス「enchantMOON」をテーマにプレゼンテーションを行った。
【enchantMOONの外観の特徴や想定利用シーンなど】
2013 International CESのUEIブースで筆者がenchantMOONを初めて見たときの第一印象は「これは何?」だった。
既存のスマートフォンやタブレットのように、画面にアイコンが整然と並ぶUI(ユーザーインタフェース)を採用しておらず、電源を入れると、いきなりメモを書ける画面が現れる。
具体的な操作法は後述するが、これは従来のタブレットとはまったく異なるデバイスだと感じた。
UEIが「手書きで使う新感覚のデジタルノートテイカー」と称するenchantMOONは、なぜ開発され、どのようなユーザーや利用シーンを想定しているのだろうか。
清水氏のプレゼンからひもといていこう。
●手書きなら「思考のプロセスを残せる」
清水氏は冒頭のスライドで、ある男性が打ち合わせに臨んでいる写真を紹介した。
この男性はノートにペンでメモを取っており、その横には半開きのノートPCが置かれている。
そして後ろには(オレンジだが)ホワイトボードがある。
この男性は、結局ノートPCは打ち合わせで一度も使わなかったそうだ。
「なぜ最新のコンピューターがあるのに、1000年も前からある道具(紙)を使って打ち合わせに臨んでいるのか」と清水氏は問いかける。
理由は「キーボードの表現力はものすごく低くて、手書きのノートの方がたくさんのことが書けるから」。
「キーボードは19世紀に発明されて以来、ほとんどイノベーションが起きていない。
iPhone、iPadなどに採用されているソフトウェアキーボードが新しいと言っていい」と清水氏。
手書きノートのメリットは、特定の単語にアンダーラインを引いてその下に注釈を入れたり、丸で囲って強調したり、ページを分割したり、略語や記号を入れたりと、キーボードに比べてはるかに表現力が高い。
「こうした表現は、PCでもできなくはないけど、キーボードにとって自然な操作ではない」ので、積極的には使われない。
手書きならではの特長として、清水氏は「思考のプロセスを残せること」を強調する。
「白い紙は単なる記録のための媒体ではない。
人間は新しいことを考えるときに、必ず手書きで考える。
僕もブログはもちろんキーボードで書いているが、そのときにまったく新しいものを作ろうと思うと、まず画用紙や無地のノートを買って考える。
手書きじゃないと考えられないことはすごくたくさんある。
手書きは、ノスタルジーでも退化でもなく、思考するための道具だ」
●唯一無二の紙、だからこその欠点
清水氏は、ノートにメモを残している女性の写真を見せながら、「1.考えを手で書き」 「2.目で確認してまた考える」という2つのステップを紹介し、この1→2の流れを「動脈と静脈」に例えた(1が動脈、2が静脈)。
つまり1でアウトプットしたものを2でインプットするという流れだ。
PCやスマートフォン、タブレットが普及しながらも、メモツールとして紙の存在意義は消えていない――。
であれば、「紙を使い続ければいいじゃん」という結論になってしまう。
だが「紙には大きな欠点がある」と清水氏。それは「情報の検索と共有」だ。
例えば芸能人のサインなど、紙に書かれた情報は唯一無二のものなので、高い価値が生まれる。
一方でサインは共有できないし、検索という点では、残した手書きメモが見つからないといったことは日常茶飯事だろう。
しかしインターネットが発達して、知りたい情報を簡単に検索できるようになった。
「情報は検索できないと意味がない。検索という点では紙は完全に敗北する」
紙のもう1つの欠点は「その場で見たものを書き写す(共有する)ことが大変」であること。
「学生のころは、黒板の情報を手書きでノートに写していた。
それは学習方法の1つとしては意味があったかもしれないが、実用面では本当にそんなことをする必要があったのか?」と清水氏は疑問を投げかける。
「情報の検索と共有の問題を解決できれば、人類は次のレベルに行けるのではないか。
つまり、紙と同じ表現力を保ったまま、情報の検索と共有を実現する」――ここからenchantMOONの開発に発展していった。
enchantMOONは一見すると“ちょっと変わったタブレット”だ。
独自OS「MOONphase」を採用しているが、ベースにはAndroidを用いている。
だが、Androidタブレットを作りたかったわけではなかったという。
「iPadとどう違うのか? と聞かれることもあるが、そうじゃない。
たまたまAndroidとハードがあるから使った。
僕らがやりたいのは紙の進化形」
●日本メーカー製の最高級ヒンジを採用
そんな想いから生まれたenchantMOONは、ハードウェア的にはどんな特徴を持つのか。
ディスプレイはXGA表示(768×1024ピクセル)対応の約8インチ、静電容量式タッチパネルを備える。
CPUはシングルコア、メモリ(RAM)は1Gバイト。
外観で目を引くのが、ディスプレイの上に装備した多目的ハンドルだ。
持ち運びが便利になることに加え、このハンドルに備えられたヒンジの角度を調整することで、スタンドとしても使える。
角度を付けられるようにしたのは、机に水平な状態で端末を置くと、微妙な視差が生まれてしまい、文字や絵が書き(描き)にくくなってしまう場合があるため。
となるとヒンジの強度が気になるが、「日本メーカー製の最高級のヒンジを使用している」とのことで、少なくとも1万回折りたたんでも強度を確保できるという。
そしてこのハンドルには、一眼レフと同じストラップが使える幅広のストラップホールも用意されている。
これは、自動車の修理工場など、今までPCを持ち込めなかったような現場に、enchantMOONを手軽に持ち運んでもらうことを狙ったそうだ。
上端部に「フロントカメラ」を搭載したことで、メモを書く普段のスタイルのまま撮影ができる。
「板書を撮影しながら画面にメモを残す」といったシーンで使いやすそうだ。
テレビ電話に活用してもらうため、ディスプレイ面には「セルフカメラ」を用意した。
「リテラシーが低い方にとっては、テレビ電話が便利なこともある。
実家のおじいちゃん、おばあちゃんと話したりできるし、工事現場などで、セルフカメラの前でジェスチャーをすれば指示を伝えやすい」と清水氏はメリットを説明する。
ディスプレイ面の右上にある電源キーは、あえて目立たないようにした。
「日本メーカーは製品の正面にロゴを入れたがるが、iPhoneやiPadが美しいのは、正面にロゴがないから。
思考に集中したいのに、ロゴが入るとどうしても引っ張られてしまう。
紙のノートにもロゴは入っていないので集中できる」
●ほぼ紙と同じ感覚で書けるデジタイザーペン
enchantMOONの生命線とも言えるアイテムが、オリジナルのデジタイザーペンだ。
手書きの微妙なニュアンスを伝えるため、OSレベルからチューニングし、ほぼ紙と同じ感覚で書けるようこだわった。
開発中のモデルでは、ペンで書いてからの最短反応遅延はわずか0.05秒だという。
「人間が何かをして認識するまでに0.04秒ほどかかるので、もう少しで紙と同じくらいに達する」と清水氏は手応えを話す。
CPUはシングルコアだが、CPUコア数に関係なくスラスラ書けるよう注力した。
UEIがわざわざデバイスから開発したのは、OSレベルではチューニングできない既存のスマホやタブレットでは、ここまでの書き心地を実現できないためだ。
enchantMOONの操作は至ってシンプル。
いわゆるホーム画面のようなものはなく、電源を入れると黒い画面が出る。
ここに文字を書いて周りを丸く囲うと、「Web」「Note」「Link」という3つのメニューが現れ、Webからはインターネット上の検索、Noteにはメモの保存ができる。
Webで切り取った情報を「シール」としてNoteに貼り付けられるので、スクラップブックのようにも使える。
Linkでは、特定のNoteにアクセスできるようハイパーリンクを作成できる。
また、シールにはプログラムを組むことができ、「ブロック」を組み合わせることで、ペンの色や太さを変えたり、アップロードや共有をしたりといった機能を追加できる。
enchantMOONに書いた文字は裏側で認識されており、手書きの文字や画像を検索できるのも新しい。
認識できる言語は日本語と英語で、英語は筆記体も含まれる。
このように情報を整理して検索できるのは、紙にはないメリットだ。
●enchantMOONの利用シーンは?
清水氏がenchantMOONの利用シーンとして想定しているのが、議事録、デジタル教育、契約書、街頭アンケートなど。
教育については、すでに都内の小中学校でenchantMOONを導入したいという引き合いがあるという。
複数のデータを集計するアンケートでもenchantMOONが活躍しそうだ。
「すごく重要なのは、アンケートのどの設問で迷ったかの時間も計測できること。
SPIのような筆記試験にも使えるかもしれない。
さらに、倫理上問題はあるかもしれないが、設問に答えたときに、どんな表情をしたかもセルフカメラから分かる」と清水氏はさらなる活用法を説明した。
●早ければ4月に予約受付を開始か
気になるenchantMOONの発売時期だが、「現在は量産試作の最終段階に入っている」という。
「今月(3月)末に量産できるか確認できるので、早ければ、4月に予約受付を開始できるのでは」と清水氏。台数は「1000台限定とかになるのでは」と初期出荷は抑えめのようだ。
個人に何台も買ってもらう……というよりは、学校や法人などから、ある程度まとまった台数を購入してもらう方が期待できそうだ。
価格や販売方法は調整中だが、「ちょっと変わった販売方法を考えている、とだけ申し上げておく」と含みを持たせていた。
来場者の中には「10万円でも買いたい」と目を輝かせていた人もいた。
筆者も(展示会や囲み取材など)PCを使えないシーンでの取材や、考えを整理したいときなどは、紙のノートを使っている。
PCやスマホをメモツールに使うこともあるが、あくまでメモを残すだけ。
PCやスマホに思考のプロセスまで残すのは、確かに厳しい。
enchantMOONをノートとして使いながら、検索や共有を駆使することで、何か新しい世界が開けてくるかも!? そんな期待を抱かせるには十分だと感じた。
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2013 International CES:UEIが開発中の新型タブレット「enchantMOON」とはATTT/Mobile IT Asia開幕:日本を代表する自動車業界と通信業界の接点から生まれる新ビジネスに注目UEI、スマホのブラウザで動作するゲームエンジンを無償提供――HTML5/JavaScriptベース関連ワード:検索 キーボード タブレット ディスプレイ Android
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"2013 International CESで展示されていた「enchantMOON」" 3月13日から15日まで、東京ビッグサイトで開催されていた「Mobile IT Asia」のカンファレンスで、ユビキタスエンターテインメント(UEI) 代表取締役社長兼 CEOの清水亮氏が、UEIの新型デバイス「enchantMOON」をテーマにプレゼンテーションを行った。
【enchantMOONの外観の特徴や想定利用シーンなど】
2013 International CESのUEIブースで筆者がenchantMOONを初めて見たときの第一印象は「これは何?」だった。
既存のスマートフォンやタブレットのように、画面にアイコンが整然と並ぶUI(ユーザーインタフェース)を採用しておらず、電源を入れると、いきなりメモを書ける画面が現れる。
具体的な操作法は後述するが、これは従来のタブレットとはまったく異なるデバイスだと感じた。
UEIが「手書きで使う新感覚のデジタルノートテイカー」と称するenchantMOONは、なぜ開発され、どのようなユーザーや利用シーンを想定しているのだろうか。
清水氏のプレゼンからひもといていこう。
●手書きなら「思考のプロセスを残せる」
清水氏は冒頭のスライドで、ある男性が打ち合わせに臨んでいる写真を紹介した。
この男性はノートにペンでメモを取っており、その横には半開きのノートPCが置かれている。
そして後ろには(オレンジだが)ホワイトボードがある。
この男性は、結局ノートPCは打ち合わせで一度も使わなかったそうだ。
「なぜ最新のコンピューターがあるのに、1000年も前からある道具(紙)を使って打ち合わせに臨んでいるのか」と清水氏は問いかける。
理由は「キーボードの表現力はものすごく低くて、手書きのノートの方がたくさんのことが書けるから」。
「キーボードは19世紀に発明されて以来、ほとんどイノベーションが起きていない。
iPhone、iPadなどに採用されているソフトウェアキーボードが新しいと言っていい」と清水氏。
手書きノートのメリットは、特定の単語にアンダーラインを引いてその下に注釈を入れたり、丸で囲って強調したり、ページを分割したり、略語や記号を入れたりと、キーボードに比べてはるかに表現力が高い。
「こうした表現は、PCでもできなくはないけど、キーボードにとって自然な操作ではない」ので、積極的には使われない。
手書きならではの特長として、清水氏は「思考のプロセスを残せること」を強調する。
「白い紙は単なる記録のための媒体ではない。
人間は新しいことを考えるときに、必ず手書きで考える。
僕もブログはもちろんキーボードで書いているが、そのときにまったく新しいものを作ろうと思うと、まず画用紙や無地のノートを買って考える。
手書きじゃないと考えられないことはすごくたくさんある。
手書きは、ノスタルジーでも退化でもなく、思考するための道具だ」
●唯一無二の紙、だからこその欠点
清水氏は、ノートにメモを残している女性の写真を見せながら、「1.考えを手で書き」 「2.目で確認してまた考える」という2つのステップを紹介し、この1→2の流れを「動脈と静脈」に例えた(1が動脈、2が静脈)。
つまり1でアウトプットしたものを2でインプットするという流れだ。
PCやスマートフォン、タブレットが普及しながらも、メモツールとして紙の存在意義は消えていない――。
であれば、「紙を使い続ければいいじゃん」という結論になってしまう。
だが「紙には大きな欠点がある」と清水氏。それは「情報の検索と共有」だ。
例えば芸能人のサインなど、紙に書かれた情報は唯一無二のものなので、高い価値が生まれる。
一方でサインは共有できないし、検索という点では、残した手書きメモが見つからないといったことは日常茶飯事だろう。
しかしインターネットが発達して、知りたい情報を簡単に検索できるようになった。
「情報は検索できないと意味がない。検索という点では紙は完全に敗北する」
紙のもう1つの欠点は「その場で見たものを書き写す(共有する)ことが大変」であること。
「学生のころは、黒板の情報を手書きでノートに写していた。
それは学習方法の1つとしては意味があったかもしれないが、実用面では本当にそんなことをする必要があったのか?」と清水氏は疑問を投げかける。
「情報の検索と共有の問題を解決できれば、人類は次のレベルに行けるのではないか。
つまり、紙と同じ表現力を保ったまま、情報の検索と共有を実現する」――ここからenchantMOONの開発に発展していった。
enchantMOONは一見すると“ちょっと変わったタブレット”だ。
独自OS「MOONphase」を採用しているが、ベースにはAndroidを用いている。
だが、Androidタブレットを作りたかったわけではなかったという。
「iPadとどう違うのか? と聞かれることもあるが、そうじゃない。
たまたまAndroidとハードがあるから使った。
僕らがやりたいのは紙の進化形」
●日本メーカー製の最高級ヒンジを採用
そんな想いから生まれたenchantMOONは、ハードウェア的にはどんな特徴を持つのか。
ディスプレイはXGA表示(768×1024ピクセル)対応の約8インチ、静電容量式タッチパネルを備える。
CPUはシングルコア、メモリ(RAM)は1Gバイト。
外観で目を引くのが、ディスプレイの上に装備した多目的ハンドルだ。
持ち運びが便利になることに加え、このハンドルに備えられたヒンジの角度を調整することで、スタンドとしても使える。
角度を付けられるようにしたのは、机に水平な状態で端末を置くと、微妙な視差が生まれてしまい、文字や絵が書き(描き)にくくなってしまう場合があるため。
となるとヒンジの強度が気になるが、「日本メーカー製の最高級のヒンジを使用している」とのことで、少なくとも1万回折りたたんでも強度を確保できるという。
そしてこのハンドルには、一眼レフと同じストラップが使える幅広のストラップホールも用意されている。
これは、自動車の修理工場など、今までPCを持ち込めなかったような現場に、enchantMOONを手軽に持ち運んでもらうことを狙ったそうだ。
上端部に「フロントカメラ」を搭載したことで、メモを書く普段のスタイルのまま撮影ができる。
「板書を撮影しながら画面にメモを残す」といったシーンで使いやすそうだ。
テレビ電話に活用してもらうため、ディスプレイ面には「セルフカメラ」を用意した。
「リテラシーが低い方にとっては、テレビ電話が便利なこともある。
実家のおじいちゃん、おばあちゃんと話したりできるし、工事現場などで、セルフカメラの前でジェスチャーをすれば指示を伝えやすい」と清水氏はメリットを説明する。
ディスプレイ面の右上にある電源キーは、あえて目立たないようにした。
「日本メーカーは製品の正面にロゴを入れたがるが、iPhoneやiPadが美しいのは、正面にロゴがないから。
思考に集中したいのに、ロゴが入るとどうしても引っ張られてしまう。
紙のノートにもロゴは入っていないので集中できる」
●ほぼ紙と同じ感覚で書けるデジタイザーペン
enchantMOONの生命線とも言えるアイテムが、オリジナルのデジタイザーペンだ。
手書きの微妙なニュアンスを伝えるため、OSレベルからチューニングし、ほぼ紙と同じ感覚で書けるようこだわった。
開発中のモデルでは、ペンで書いてからの最短反応遅延はわずか0.05秒だという。
「人間が何かをして認識するまでに0.04秒ほどかかるので、もう少しで紙と同じくらいに達する」と清水氏は手応えを話す。
CPUはシングルコアだが、CPUコア数に関係なくスラスラ書けるよう注力した。
UEIがわざわざデバイスから開発したのは、OSレベルではチューニングできない既存のスマホやタブレットでは、ここまでの書き心地を実現できないためだ。
enchantMOONの操作は至ってシンプル。
いわゆるホーム画面のようなものはなく、電源を入れると黒い画面が出る。
ここに文字を書いて周りを丸く囲うと、「Web」「Note」「Link」という3つのメニューが現れ、Webからはインターネット上の検索、Noteにはメモの保存ができる。
Webで切り取った情報を「シール」としてNoteに貼り付けられるので、スクラップブックのようにも使える。
Linkでは、特定のNoteにアクセスできるようハイパーリンクを作成できる。
また、シールにはプログラムを組むことができ、「ブロック」を組み合わせることで、ペンの色や太さを変えたり、アップロードや共有をしたりといった機能を追加できる。
enchantMOONに書いた文字は裏側で認識されており、手書きの文字や画像を検索できるのも新しい。
認識できる言語は日本語と英語で、英語は筆記体も含まれる。
このように情報を整理して検索できるのは、紙にはないメリットだ。
●enchantMOONの利用シーンは?
清水氏がenchantMOONの利用シーンとして想定しているのが、議事録、デジタル教育、契約書、街頭アンケートなど。
教育については、すでに都内の小中学校でenchantMOONを導入したいという引き合いがあるという。
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SPIのような筆記試験にも使えるかもしれない。
さらに、倫理上問題はあるかもしれないが、設問に答えたときに、どんな表情をしたかもセルフカメラから分かる」と清水氏はさらなる活用法を説明した。
●早ければ4月に予約受付を開始か
気になるenchantMOONの発売時期だが、「現在は量産試作の最終段階に入っている」という。
「今月(3月)末に量産できるか確認できるので、早ければ、4月に予約受付を開始できるのでは」と清水氏。台数は「1000台限定とかになるのでは」と初期出荷は抑えめのようだ。
個人に何台も買ってもらう……というよりは、学校や法人などから、ある程度まとまった台数を購入してもらう方が期待できそうだ。
価格や販売方法は調整中だが、「ちょっと変わった販売方法を考えている、とだけ申し上げておく」と含みを持たせていた。
来場者の中には「10万円でも買いたい」と目を輝かせていた人もいた。
筆者も(展示会や囲み取材など)PCを使えないシーンでの取材や、考えを整理したいときなどは、紙のノートを使っている。
PCやスマホをメモツールに使うこともあるが、あくまでメモを残すだけ。
PCやスマホに思考のプロセスまで残すのは、確かに厳しい。
enchantMOONをノートとして使いながら、検索や共有を駆使することで、何か新しい世界が開けてくるかも!? そんな期待を抱かせるには十分だと感じた。
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デジカメ、特殊カメラや関連ニュース記事をご紹介しています。
"「COOLPIX A」 正面向かって右下には「DX」の文字が見える" ニコンが3月21日より販売開始する「COOLPIX A」は、有効1616万画素 DXフォーマットのローパスレスのCMOSセンサーに、35ミリ換算28ミリ相当/F2.8の単焦点レンズを組み合わせた、いわゆる高級コンパクトデジタルカメラに属する製品だ。
ボディは最近のコンパクトデジカメとしては大柄といえる、約110(幅)×64.3(高さ)×40.3(奥行き)ミリ、約299グラム(バッテリー、メモリカード含む)の大きさだが、APS-Cサイズセンサー搭載機としてはコンパクトともいえる。
仕上げには金属的な高級感があり、高級機の名にふさわしい雰囲気を醸し出している。正面には「DX」のバッジが光る。
ボタン類の配置はオーソドックス。上面には撮影モードダイヤルと電源スイッチ一体型のシャッターボタン、それに電子ダイヤル。
背面液晶の左には露出補正/ISO感度/拡大/縮小の各ボタン、液晶の右には再生/メニュー/infoなどのボタンが並ぶ。
鏡胴の脇にはFn1(ファンクション1)ボタンが用意されており、任意の機能を割り当て可能だ。液晶左のISOボタンはFn2としても機能する。
レンズ鏡胴にはピントリングを備える。側面にはAF/マクロ/MFの切り替えスイッチが用意されており、マクロ設定時にはレンズ面約10センチまで接近しての撮影が行える。
内蔵ストロボは手動ポップアップ式。
メニューボタンが液晶の左側ではなく右側(「D600」や「D7100」など同社デジタル一眼レフではたいてい液晶左側の一番上がメニューボタン)にあるなど、COOLPIXっぽさを感じさせる部分もあるが、撮影メニューはほぼデジタル一眼レフのDシリーズに習う形となっており、ISOボタンを押しながら電子ダイヤル操作でISO感度変更など、操作法もDシリーズに準じる部分が多い。
Dシリーズユーザーのサブ機としても受け入れられそうである。
以下に撮影サンプルを掲載する。撮影機能や描写については追って製品レビューで紹介する。
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外部サイト
ニコン、APS-Cサイズセンサーに28ミリ単焦点レンズの高級コンパクト「COOLPIX A」“2013年型 DXフォーマット機”として進化したミドルクラス――ニコン「D7100」写真で見る、ニコン「D7100」(実写サンプル付き)
http://news.livedoor.com/article/detail/7501730/
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"「COOLPIX A」 正面向かって右下には「DX」の文字が見える" ニコンが3月21日より販売開始する「COOLPIX A」は、有効1616万画素 DXフォーマットのローパスレスのCMOSセンサーに、35ミリ換算28ミリ相当/F2.8の単焦点レンズを組み合わせた、いわゆる高級コンパクトデジタルカメラに属する製品だ。
ボディは最近のコンパクトデジカメとしては大柄といえる、約110(幅)×64.3(高さ)×40.3(奥行き)ミリ、約299グラム(バッテリー、メモリカード含む)の大きさだが、APS-Cサイズセンサー搭載機としてはコンパクトともいえる。
仕上げには金属的な高級感があり、高級機の名にふさわしい雰囲気を醸し出している。正面には「DX」のバッジが光る。
ボタン類の配置はオーソドックス。上面には撮影モードダイヤルと電源スイッチ一体型のシャッターボタン、それに電子ダイヤル。
背面液晶の左には露出補正/ISO感度/拡大/縮小の各ボタン、液晶の右には再生/メニュー/infoなどのボタンが並ぶ。
鏡胴の脇にはFn1(ファンクション1)ボタンが用意されており、任意の機能を割り当て可能だ。液晶左のISOボタンはFn2としても機能する。
レンズ鏡胴にはピントリングを備える。側面にはAF/マクロ/MFの切り替えスイッチが用意されており、マクロ設定時にはレンズ面約10センチまで接近しての撮影が行える。
内蔵ストロボは手動ポップアップ式。
メニューボタンが液晶の左側ではなく右側(「D600」や「D7100」など同社デジタル一眼レフではたいてい液晶左側の一番上がメニューボタン)にあるなど、COOLPIXっぽさを感じさせる部分もあるが、撮影メニューはほぼデジタル一眼レフのDシリーズに習う形となっており、ISOボタンを押しながら電子ダイヤル操作でISO感度変更など、操作法もDシリーズに準じる部分が多い。
Dシリーズユーザーのサブ機としても受け入れられそうである。
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