こんばんは。
クリスマスが終る。
昔は、クリスマスが終るのが嫌いだった。
クリスマスの1ヶ月以上前から、自分で編集したクリスマスソングを聴いて…
梅田の飲み屋さんのクリスマスイベントに行ったり、友達と食事したりしていた。
街がキラキラと煌く季節、何だかワクワクドキドキして、心ときめいていた。
クリスマスという素敵な魔法にかかっていた僕だった。
クリスマスに恋をしていた。
そして、クリスマスが終わる頃、哀しく、切なく感じた。
過ぎゆく時間に寂しさを感じた。
しかし、ここ何年かはクリスマスの楽しみ方が変わった。
クリスマスイヴ、クリスマス、どこかへ出歩く事、出掛ける事はなくなった。
飲み屋さんへも行かなくなった。
自宅で過ごすクリスマス。普段と変わることがない日。
変わるといえば、晩ご飯がちょっとだけ豪華になる程度。
静かなクリスマスの夜。
クリスマスが終れば、何事もなかったように、すべての事が変わっていく。
遠い光、蜃気楼のように。それは、幻のように消えてゆく。
その切なさ、儚さに心をギュッと掴まれる。
昔は、それが嫌いだった。終わらないでクリスマス。
でも、今は気持ちが、ただ焦るだけ。年が暮れてゆく実感。
明日になれば、もうクリスマスはなくなって、年末から正月へ。
季節は移ろう。時は進む。
今夜だけ、メリークリスマス。
世界中のすべての人が幸せになれますように。
世界が平和になりますように。
世界中に人々の笑顔が広がりますように。
今日はこのへんで、おやすみなさい。
明日もいい日で。