仕事場にひきこもって作業したり、
朝から夜中までホールに缶詰になったり、
世間から隔離されたお仕事形態のため、
世の中の情報に接することが少ない。

世間知らず。

だから、人付き合いもままならず、
不義理ばかりとなってしまいます。

が、

先週の金曜日、ホールでのお仕事を終え、
地下鉄での帰宅途中、
車内で携帯電話のネットニュースを斜め読みしていて、
知人の訃報を知りました。

地下鉄の中で呆然と立ち尽くしてしまった私。

車で通勤してたら、その情報もいまだ知らずにいたかも。

最後にお会いしたのが昨年の11月。
現役でご活躍の頃よりは少々痩せられていたけど、
変わらずとてもお元気そうで、
一緒に写真を撮らせてもらったのに・・・。

Drinkerを自称する私と同じように、
お酒の席が大好きだった方で、
会えば必ずお相手をさせて頂きました。
もう20年以上にもなりますねぇ・・・。


そして、そこで心配になったのが、
こころの友の相棒役の方。
プライベートでも名コンビで、
同じ時期に癌を患い、同じ時期にみごと克服して復活。
「病気まで連れ添いますかぃ!」と笑い話にもなるほど。
で、あの作品の中のコンビそのままだった相方の方が心配になり、
かける言葉のないまま、すぐにメールを送りました。
この相棒の方には、親友の訃報にスネてないで、
そのガキ大将の分まで、
なんとしても長生きして頂かなくては。


お仕事が終わった昨夜、
以前、そのガキ大将&スネた相棒さんのお二人と一緒に作った、
F先生原作の思い出深い作品のビデオを観ながら、
献杯したのでした。


ガキ大将さん、おつかれさまでした!






週末、愛知県名古屋市の中心街でお仕事。

そのお仕事の合間に、ホール周辺を探索。



なんだか未来都市的ロケーションの建築物。
「オアシス21」と呼ばれている。
散歩してみたが、何のことはない、
実は多目的広場とBUSステーションなんやけど、
複雑なひねりの通路が多く、
道を渡ればすぐそこなのにってところへ、なかなか行けない。

迷惑。

この空間、居心地も良くないし、好きになれそうもない。

広場では、へんなおっさんが風船芸で客寄せしていたが、
芸人の悲哀感に居た堪れなかった。


で、あちこち大回りして、やっとたどり着いたのが、
愛知県芸術劇場と愛知県美術館が同居する、
愛知県芸術センター。
いまだクリーンなイメージになれない、例の汚職の殿堂ね。

で、この愛知県美術館で、
日本画家「片岡球子」の生誕110年を記念した、
大回顧展が開催されてた。

公式HPはこちら



片岡球子生誕110年って謳ってるけど、
この画家、103才まで生きた方。
文化勲章受章者で、絵を目にしたことがある人も多いと思う。
都営地下鉄大江戸線、築地市場駅構内に設置されてる陶板壁画とかね・・・。

とっても小柄で華奢に見える方なんだけど、
絵は壮絶、猛烈、熾烈・・・・。すんごい。
その身体のどこにそんなすんごい力が秘めているのか。

絵のために結婚話を断って、
生涯独身を貫いて、
まさに絵一筋の人生を歩んだ努力家の日本画家。

その強く厳しい意志が、大画面に爆発してる。

とても真似は出来ないし、誰も追随を許さない気迫の人。

これは図録の表紙。

図録の中身の一部。

この回顧展、たくさんの作品が並んでいるけど、
わたしのお目当てはスケッチブック。
じつは昔からこの画家の絵はたくさん観てきたんだけど、
スケッチを見たことがなかった。
今回、お披露目されている。

で、そのスケッチを観て、また驚き。
本画は豪快でダイナミックなんだけど、
スケッチの線はとても繊細。

色使いはとても個性的で強烈なんだけど、線が美しい。

牡丹や薔薇もいいが、能や歌舞伎を取材した際の素描や、
着物の文様の写しなんて、とても繊細な線。

20代の頃に描かれた、
院展初出品作「枇杷」の中に描かれているカタツムリが最高。
手で掴みたくなる。

みとれてしまった。

「火山」、「雅楽」、「面構」、「富士山」、「ポーズ(裸婦)」・・・
ひとつの題材を、繰り返し繰り返し追求していく粘り強さに感服。

時代を追うごとに、才能が開花していく変遷を目の当りに出来る。
「カタストロフィ的開花」と命名したくなるような、驚きの偏移。

この画家の絵を観るたびに、
人と同じことをしなくても良いんだ、自分は自分で良いんだ!
と、勇気をもらえます。


さて、と・・・・。


ここまでこの画家のことを、一観客的に書いてきたけど、
実はわたし、純粋な鑑賞者ではにゃい。
なんで仕事サボってまで(サボってない、サボってない)
わざわざこの展覧会に足を運んだかと言うと、
この画家、片岡球子さん、
わたしの先生でした。

だから、「この画家」とか「片岡球子さん」ではなく、
球子先生なんです。
画学生時代、クラス仲間の間では、
敬愛と親しみの意味も込めて「たまちゃん」と呼んでました。
もちろん先生に面と向かって、そんな風に呼んだりしませんでしたけど。

私たちが教えていただいた頃は、
先生は美術学部日本画専攻の名誉教授に就き、
すでに随分のご高齢でしたが、
とっても気丈で、
名だたる日本画家の気鋭たちをお供に従えながら、
私たちの教室に足を運んでくれました。

その指導はとても厳しくて、
先生の人生を賭した画家としての真面目さに、
アトリエはいつも緊張感で一杯でした。

お供の軍団は、
日本画家界では有名な錚々たる顔ぶればかりでしたが、
球子先生にとっては「おこちゃま」みたいな感じ。
緊張感の中でも、なんだか微笑ましい光景でした。

先生は口癖のように、
「あなたたちは私の子供です。」
と、いつも真剣に語りかけてくれました。
先生は独身を貫いてまで画家修業の道を歩まれましたが、
先生にはたくさんの子供たちがいて、
いつもとっても賑やかだったんでしょうね。

先生からは「芸術」、「創造」の世界の厳しさを教えてもらいました。
ものづくりは自分との戦いなんだと言うことを叩き込まれました。
誰でも出来ることは誰かに任せておけばいい。
自分にしか出来ないことを、地道に続けていくことが大切なんだと・・・。

忘れかけていた画学生時代の記憶が一気によみがえり、
このままずっと先生の絵に囲まれていたい、と思いましたが、
後ろ髪引かれる思いで会場をあとにして、
お仕事に戻りました。

「片岡球子展」は愛知県美術館で7月26日まで。
近隣の方も遠方の方も是非!

昨日から、とある街の公共ホールに入っているため、
ブログ更新は小休止。

今回も休憩中にホール周辺の催事に足を運び
(まじめに働いとるんか?・・・)、
ひとり満喫

また後日、ここにアップ予定~
例えるならこうだ。

暴力団が自陣の縄張りを荒らされたら報復をする。
縄張りが荒らされるという情報に殺気立って先制攻撃する。

現内閣は、安倍晋三を組長とし、自衛隊をそのパシリとした、
強大な暴力団組織なのだ。

他の例え方がわからない。


「憲法改正」ではなく、
「改変」あるいは「改悪」と言ってもらいたい。

憲法違反は犯罪だ。
安保法案が成立した瞬間に、
自民党、公明党は犯罪者組織となる。


岸一族の狂信的呪縛により
戦後最悪になりつつあるこの状況に対して、
私たちは諦めてはいけない。
私たちは声なき者ではない。
私たちは愚かものではない。


安保法案、集団的自衛権、憲法改変

本当にこの国と国民の平和を希求するのであれば、
先の大戦で大いなる反省をし、その身を庇護された一族の方が、
ひとこと「これ以上バカなことはお止めなさい」と、
「お言葉」とやらを発してくれればよいのだが、
そう簡単にもいくまい。

未来に汚点を残す暴力団思想に立ち向かわなければ、
犠牲になるのは私たちだ。

私たちの持っている道具で、
立ち向かえないだろうか。
私たちの持つ道具には、
その力がないのだろうか。


表現世界の片隅に在る者の一人として、
何が出来るだろう・・・。





お城ブームだそうで、
全国あっちのお城こっちのお城、
観光客が城攻めする毎日が続いているそうで・・・・。

だからといって、そんなご時勢に便乗したわけではなく、
お仕事で訪れたホールの近所に、
たまたまお城があったんで、訪ねてみた。


○、△、□の鉄砲狭間が見えますね。
城内には種子島(火縄銃)が何丁か展示されていました。


わたし、このブログでは素性を隠しているため、
どこのホールでのお仕事だとか、
どこのお城を訪ねたかは明かしませんが、
わかる人には一目瞭然かも。

ま、わかる人に判っちゃっても構いません。

比較的こじんまりした天守閣。
でも敷地は広大、門構えも威風堂々で、
なかなか風格のある城郭でした。

戦争で全消失して、
天守も曲輪も、戦後に鉄筋コンクリで復元されたそうです。
戦争のバカ!

わたし、仕事柄、全国あっちこっち出向くのですが、
でもって、出向いた先でプチ観光するのですが、
お城見物も時々します。

でも、ほとんどが明治の廃城令で取り壊されたり、
戦火で消失したりで、
昭和の新しい年代になって復元されたものが多く、
築城当時の遺構は、石垣ばかり。
だから、わたし、石垣にしか興味がない。

石垣に手を添えて、じっとしてるのが好き。
長い年月を経た、その静謐さと堅牢さに感動。
特に野面積みの石垣がいいね。

今回見たお城の石垣も「野面積み」で、
エエ感じでした。


五稜郭(北海道)、青葉城(宮城)、鶴ヶ城(福島)、小峰城(福島)、江戸城(東京)、松本城(長野)、丸岡城(福井)、岐阜城(岐阜)、墨俣一夜城(岐阜)、犬山城(愛知)、名古屋城(愛知)、岡崎城(愛知)、鳥羽城(三重)、彦根城(滋賀)、長浜城(滋賀)、二条城(京都)、有岡城(兵庫)、姫路城(兵庫)、岡山城(岡山)、高松城(香川)、松山城(愛媛)、高知城(高知)、小倉城(福岡)、熊本城(熊本)、首里城(沖縄)・・・

お仕事で行った先の、
プチ観光で訪れた、思い出せるだけのお城を並べてみた。
忘れてるものもあると思う。
城跡だったのか、と、あとで気づくことも多い。

お仕事で入るホール・劇場なんかは、
意外と城跡の敷地内に建ってることがあるんやわね。

でも、城マニアではない。

あくまでも石垣が好きなだけ~。