その昔、江戸の呉服屋は顧客リストの書かれた顧客台帳を家宝より大事にしていたそうです。
たとえ呉服屋のある長屋が家事になっても、顧客台帳は真っ先に井戸の中に放り込むのです。その顧客台帳は水に溶けない材質で作られていて、家事で問屋や呉服自体が丸焼けになってしまっても、火が消し止められたらその顧客台帳をまた井戸から引っ張り上げて、そこに書かれているお客相手に商売を始めるということです。
そのくらい顧客台帳は重要なのです。
いつの時代も行き着く所は『データベースマーケティング』に繋がるということ。
今まで購入してくれたお客をキチンとデータベース化して、そのリストの中から将来またクルマを買ってくれそうなお客をリストアップし、その優良な見込み客に対して最大限カネを使うわけです。その限られた優良客に対してアプローチを仕掛ければ良いのですね。
で、そのときに有効なのがメールアドレス。
あなたのお店で1度でもお金を落としたお客は、数年後に再度クルマを買ってくれるかどうかはすぐにはわかりませんよね。そこで最初のクルマの購入後、何度もアプローチをかけていって、その後も付き合ってくれるお客かどうか判断しなければなりません。
ここで、メールマーケティングを仕掛けるのです。
例えば、あなたのお店でクルマを購入してくれたときから1年間を顧客フォロー期間と定めます。その間に色々なメールでの仕掛けをしておきます。購入後の3ヶ月間は、1週間ごとに購入のお礼のメールや、自店でのアフターフォローの体制などを紹介してもいいでしょう。その後は、メールを送る頻度を月に1回に落として、お店の近況紹介などをしても良いでしょう。ある月には、オイル交換サービスや、行楽シーズン前のメールでは来店客に簡単な点検をサービスするオファーをメールに仕込んでおいても良いでしょう。あなたのお店の特色やサービス体制によって、色々試したら良いと思います。
このように、購入後一定期間段階的に自動でメール送信を続け、その中でメールに反応があったお客だけを対象に、営業マンを使って人的コストを投入し電話や訪問で徹底的にフォローするのです。非常に効率的に顧客のフィルタリングができるようになります。そこでメールアドレスが必要になるわけです。メールならばそれがコストゼロで可能。電話のように何度もかけ直す必要もありません。1回の配信操作で、何百人もの顧客に一斉送信が可能です。以前紹介したようなオートステップメールならば、一切の手間がかかりません。
最初にあらかじめ購入後1年間のメール送信内容を作っておいて、このプログラムに仕込んでおくだけです。後はあなたは寝ていてもその時期になったら勝手にプログラムが送信してくれます。
簡単ですね。
ステップメール自動配信CGI「楽メールPro」
あなたは釣りに来ています。
まず最初に、撒き餌を撒きます。
で、その撒き餌に対して集まってきた魚たちの中から、一番大きくてすぐ釣れそうな魚の前にル餌を投げ込んで一本釣りをしたら良いのです。
今までの顧客フォローは撒き餌を撒かずに闇雲に一本釣りをしているようなものです。1件1件順番に電話してもきっと相手にしてくれないでしょう。これでは効率が悪すぎです。まず撒き餌を撒きましょう。
実際の釣りの撒き餌にはお金がかかりますが、メールでの撒き餌にはお金はかかりません。タダです。しかも最初に用意しておけば、あらかじめ決められたタイミングで自動的に撒き餌が撒かれます。あなたが寝ていてもビールを飲んでいても、撒き餌を撒くのを忘れていても。
撒き餌に時間とお金がかからないので、その分1本釣りをする時のルアーに時間とお金が使えるのです。
購入客のメールアドレスはこれから益々重要になります。
常に最新のメールアドレスを取得できるような仕組みを作っておくべき。で、そのメールアドレス宛に、購入者だけの特典を仕込んでおきましょう。発信はプログラムにまかせればOK。あなたは何もしなくても良いです。その中から反応があったお客に最大限のパワーを注ぎましょう。
1.クルマが売れたらメールアドレスを取得しておく。
2.メール配信プログラムに、メルアドを放り込む。
3.寝て待つ。
4.アクションがあったお客をより大事にする。
5.信者にする。
6.代替させる。紹介させる。車検をとる。保険を売る。
ですね。