【新聞折込広告でクルマが売れない理由】
あなたのお店は、新聞折込チラシは使っていますか?
自動車ディーラーや中~大規模販売店や未使用車販売店では、多くのお店が新聞折込チラシで集客しています。この新聞折込チラシですが、近年ものすごく反応率が悪くなっています。今日はその理由をシンプルに証拠を見せつつ解説したいと思います。
新聞折り込み広告は、いまでも地域の集客ツールに使われていますが、集客できるチラシと、集客できないチラシがあります。
あなたは、その違いがわかりますか?
それは、チラシの出来不出来よりも、
「ターゲットを誰にするか?」
によって集客できるかどうかが決まります。
現在、新聞を取っている読者層は、高齢者層に限定されています。新聞を取っているのは高齢者だけなのです。もし、あなたの会社が、高齢者に向けた商品を扱っているであれば、今も新聞広告は有効かもしれません。
しかし、若者やファミリー層に向けた商品を扱っているのであれば、新聞折り込み広告は有効ではありません。ターゲット層が新聞をとってないわけですから、当然ながら読まれません。
実は、そのことを良くわかっているのが、新聞本体の広告主です。
画像は、ある県のある日の広告広告です。ターゲットは誰だと思いますか?
私がホームページ制作で宿泊したホテルに入っていた新聞からスキャンしたものですが、もう明らかに、高齢者向けの広告でしょう?このように、新聞広告には、高齢者をターゲットにした広告しか出稿されていないのが現実です。
新聞本体に広告を出している広告主はそのことをよくわかっていて、高齢者専門媒体である新聞広告に、高齢者向けの広告を出しています。一方、新聞折り込み広告の方は、高齢者以外の広告も折り込まれています。自動車販売店の広告などは、その最たるものでしょう。
75歳の人たちが読んでいる”高齢者専用媒体”にファミリーカーの広告を折り込んでも、読む人がいるわけがありません。新聞本体の広告は、高齢者向けにターゲティングできているのに、折り込み広告の方はその辺が曖昧なように感じます。この辺は、広告代理店等の大人の事情があるのかもしれませんね。。
新聞広告市場は明らかに高齢者がターゲットになっています。高齢者向きの車であれば売れるかもしれませんが、免許を返納する世代に、車の告知をしても難しいでしょう。
今でも、チラシの集客を止められない自動車販売会社が多いのですが、新聞本体の広告状況や、新聞購読者層のデータを調べると、自動車の販売に新聞折り込み広告は無理がある時代になっている、ということがわかっていただけると思います。あなたが思っている以上に、新聞広告市場は縮小し、高齢者に偏っています。あなたの会社も新聞折り込み広告を入れているのであれば、冷静に考えてみると良いと思います。(一方、「新聞折込効果ありますよ」という地域もあるので不思議な感じもしますが、一度冷静に、自分の地域の新聞購読者層について調べてみるのも良いかと思います)
では、どこに広告すれば良いの?
自動車販売店は、どんな広告をどこに出せば良いのでしょうか?新聞は読者層が高齢者に固定されているので難しいですが、ミニコミ誌やポスティング同梱広告などは、新聞を取っていない世代にも届きますので、効果は高いことがあります。ミニコミ誌などは地域に告知する良い方法だと思いますので、広告代理店に相談してみると良いと思います。
それでも折り込み広告したい!
という会社もあると思います。その場合は「届け方」を変えてみてください。反応のあるチラシなら、撒きかたを変えることで、ターゲットに届き、反応が得られます。