スキャンダルまみれ女性議員を擁護する心理 | 安濃爾鱒のノート

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これは web log ではありません。
なんというか、私の「ノート」です。

 今、民進党の山尾しおり衆議院議員を擁護する人、と言えば、左偏向メディア・虚業人間などに見られるタイプ、つまり、先ず 《 自民党議員であれば 攻撃し、野党であれば擁護する 》 という結論が最初にあって、理由付けは後から、というタイプばかりだと思っていた(→「二重基準でエラソーなことをいう恥知らず」子供を保育所に放置してW不倫していた山尾志桜里議員をトンデモ擁護する人達の発言まとめ)。ところが、それとは別のタイプのものもあるようだ。ちょっと面白いと思ったので書き残しておく。

 

 気になったのは、三浦瑠麗、という人の tweet  だ。

 この人が日頃書いている文章は、特段左寄りというわけではないように思う。しかし、昨日書かれた tweet に こんなのがあった:

スキャンダルで淘汰していった結果まともな女性議員がみんないなくなっちゃうよ。女の人が代表してもらいたいのは利益や意見やらであって、貞操の鬼であることじゃないからね。そんなん言ってたら日本会議の候補しか残んないじゃん。

ふーん。

「スキャンダルで淘汰していった結果まともな女性議員がみんないなくなっちゃうよ。」ということは、《 "まともな女性議員"はみんなスキャンダルを持っている 》 と、三浦氏は考えているのですね。 

ひょっとして、あなたが本当に言いたいことは、

  《 (国会議員をやるほどの)有能な女性は

   みんな スキャンダルを持っている 》

ということではないでしょうか?

 そして、勿論、三浦氏にとって、三浦氏ご自身もこの「有能な女性」にはいりますよね。

 

 万引きする奴は、「万引きなんてみんなやっている」と言いますね。

 

 

 

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 ところで、この山尾しおり衆議院議員の今回の騒ぎに関する私の意見は、以下の通りです。

 

 《 不倫したら議員辞職しなければならない 》 か否かは議論の分かれるところであるとしても、《 他人に向かって『不倫したのなら辞職しろ』と言った人は 自分が不倫したら辞職しなければならない 》 と思う。

( 他人に対して、疑念を持たれたら説明責任がある、と追及していた人は、自分のことについても、疑念を持たれたら説明責任を果たさなければならないし、他人に対し「『秘書が勝手にやったこと』では済まされない、秘書がやったことは自分の責任」と言っていた人は、自分の秘書が起こした問題の責任を取らなければならい、と思う。)

 

 

             杉浦 憲二 (Sugíura Kenji)