花咲くいろは第13話感想「四十万の女 ~傷心MIX~」 | 『でじかでじる』

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評価
花咲くいろは#01★★★☆☆☆
花咲くいろは#02★★★☆☆☆
花咲くいろは#03★★★★★☆「ホビロン」エロい
花咲くいろは#04★★★☆☆☆
花咲くいろは#05★★★☆☆☆
花咲くいろは#06★★★★★☆チャイナ服
花咲くいろは#07★★★☆☆☆
花咲くいろは#08★★★☆☆☆
花咲くいろは#09★★★☆☆☆
花咲くいろは#10★★★☆☆☆
花咲くいろは#11★★★☆☆☆
花咲くいろは#12★★★☆☆☆
花咲くいろは#13★★★★☆☆娘に頑張りを認められるようになっちゃ、親はお終いなの

第13話「四十万の女 ~傷心MIX~」

脚本:岡田麿里
コンテ:安藤真裕
演出:橋本昌和
作画監督:鍋田香代子

早朝 喜翆荘
巴姉さんが電話を受ける。
「もう駅前だって」
焦る縁と蓮さん。

皐月の担当はなこち。スイさんが決めた。
「どんなにごたごたがあったってお客様。喜翆荘はいつも通りのことをすればいい」
「あたしはどうなるか分からないけどね」スイさん恐い。

皐月到着。
皐月嫌味を言う。
スイさんは無視。

徹さんとみんちクルマから降りてきた。緒花は寝ている。

藤の間
皐月となこち。
皐月は浴衣に駄目出し。
お茶菓子に駄目出し。
皐月に目を褒められてなこち目がぐるぐる。

階段下
縁と巴姉さん。
縁怯えている。

なこち出てくる。
皐月にすっかり憧れてる。
縁、皐月のアドバイスをメモろうとする。
スイさんに平手打ち食らう。
縁のしゃべり方、ボンボンの駄目な感じがよく出ている。

喜翆荘玄関前
緒花は掃き掃除をしている。
次郎丸さんが来る。
《帰ってきた。あっという間にいつもの私に。東京でプラカード持ってた私も、
考ちゃんとファミレスに居た私も、いつもの私じゃない。もうこの景色が日常なんだ》
(緒花)

緒花は皐月に神社までついて来てと言われる。

神社
神社に皐月と緒花が来る。
皐月はぼんぼり祭りは好きだった。
緒花は考ちゃん振られたことを皐月に当てられ、動揺する。

帰り道
「男に振られてしょげてる場合じゃない」
「これが振られたってこと」(緒花)

帳場
みんな集まっている。
皐月にみんなやられた。
蓮さん。「料理」
次郎丸さん。「うなじ」

縁「崇子さん来てくれるって」
みんち「死ね」
スイさん縁に平手打ち。それも連続。こんなキャラだった?

女将の部屋
「あの客は一見さんでありながら一見さんじゃない。
あの客のことはあんたと私はよく知っている」
「女将さん」(緒花)

板場
「分かります。タイプが違うはずなのにどこか筋は通っていて
納得できるっていうか」(徹さん)
女将が入って来て頭を下げる。
「板場に手を出すのはいくら女将といえども非常識。それを重々承知した上で
ここを使わせちゃくれないか蓮さん」
「女将さん?」

配膳室
「なこち、藤の間のお客さん。お布団の用意私にやらせてくれないかな」
緒花が手を合わせてに頭を下げる。

スイさんと緒花が同じことをしている。

藤の間
皐月がノートパソコンを打っている。
なこち夕食の準備にきた。

「ちくわの煮物なんて旅館の料理としては地味ね」
皐月は誰が作ったか気づく。

温泉
皐月が温泉に入っている。
皐月の回想。
少女時代の皐月の声が伊藤かな恵(緒花役)
若いスイさんの声が本田貴子(皐月役)
スイさんとケンカしてバスタオルを取る皐月。
サービスシーン?何も写らないけど。

藤の間
皐月が戻ると布団が敷かれ丸めたシーツが置かれていた。
皐月の回想。
緒花が洗い物をしている。
「丸めたシーツ抱っこしないと眠れないなんて」

「彼氏さんに頼んでください」
「娘がそんなこと言う?」
「ママはね、ママっていうより女なの。私にとっては」
「かっこいいこと言う」(皐月)
緒花が困った顔をしている。

女将の部屋
女将と緒花が皐月のおもてなしについて話している。
《女将さんて私のお婆ちゃんで、当たり前だけど、ママのお母さんなんだな》
皐月から電話。
「あと芸者、じゃあこの際、婆さんと小娘でもいいわ。よろしこ」

藤の間
皐月スイさんにビールを勧める。
スイさん一口で飲む。
緒花はジュースで酔う。

「私知ってた」(緒花)
「何をだい。緒花ちゃん」(皐月)
「考ちゃんのこと大切だってゆうのは知ってた。でも」(緒花)
「もう、とっとと告っちゃえばよかったじゃない」(皐月)
緒花、ドンとテーブルを叩く。
「考ちゃんが好きなんだ分かった瞬間に振られちゃったんだもん」(緒花)

「何言ってるんだい。四十万の女が一度や二度振られたくらいで諦める気かい」(スイさん)
「え、もしかして母さん、父さんのことも押しまくったわけ」(皐月)
「当たり前だよ。あの人は堅物だったから四度でも効かなかったね」(スイさん)
「五度目の正直。やるー」(皐月)

「ちっがーう。諦めるんじゃないの。もう振り回したくないんだもん。孝ちゃんには孝ちゃんのいつものが
、日常がもうちゃんとあるんだもん」(緒花)
「だったら東京、戻ってくる?孝ちゃんのいつもの日常に、
またなればいいじゃない」(皐月)
「違う、違う、違ーう。私にだってもういつもがあるから。
喜翆荘でのいつもが、だから」(緒花)

「恋より結局は仕事に生きるってか。ほんと四十万の女ねー」(皐月)
「あんたはしょっちゅうフラフラしてるけどね」(スイさん)
「うわっ、言われたー」皐月痛い顔。
「ママもぼんぼってるー」(緒花)
「分かったの。ママも、お婆ちゃんもぼんぼっている。だから私だって、
孝ちゃんいなくても」(緒花)

「あのね、娘に頑張りを認められるようになっちゃ、親はお終いなのよ」(皐月)
皐月自分でビールを注ぐ
「聞いちゃいないよ」(スイさん)
「お、いい飲みっぷり。じゃあもう一杯」(皐月)

休憩室
「何してんすか?」(徹さん)
「残業してるように見える」縁グラスを持っている。
「いや、それは」
「変わらないよな」

皐月さんですか?」
「母さんも僕もさ。何だかんだでいつも僕だけ蚊帳の外なんだよね」
縁グラスを徹さんに差し出す。
「む、無理っす」徹さん焦る。
「つまんないやつ」縁椅子から立ち上がる。

藤の間
「えーもう終わり。母さんこんなに弱かったっけ」皐月、スイさんの肩を叩く。
「ほら、母さん」(皐月)
皐月自分が着ていた茶羽織をスイさんにかけてやる。

「風邪引くよ」(皐月)
「夢を」(スイさん)
「え?」(皐月)
「夢を見たよ。あんたがここを就いで、緒花もいて」(スイさん)
縁が部屋を覗いた。

廊下
「いつもこんな役ばっか」縁がスイさんを背負っている。
「そんなこと言わないで、大丈夫?」
「うん」

母さん、ずいぶん軽いんだな」
「安心させてやりなよ」
「姉さんに言われなくても。じゃ、お休み」
「あたしなーんも聞いてないからさ。いつまでも憎たらしい母さんでいてよ」

翌朝 喜翆荘玄関前
「お世話になりました」
「あ、そうだ約束だからね」皐月が緒花に封筒を渡す。
「どうしてもきつくなったらさ、戻ってきてもいいから」皐月が緒花に耳打ちする。
「またこういうときだけ母親面」
「まあまあ、最後はかっこつけさせろって」

「ありがとうございました」なこち、みんな頭を下げる。
タクシーに乗った皐月も頭を下げた。
「ねえねえ、なんて書いてあるの」(巴姉さん)
「早く読んで」(なこち)
「早く、早く」(縁)
「あ、はい」

皐月のレポート。
「十年一日のごとくと言ってしまえば簡単だ。しかし変化を続けなければ
場は淀んでしまう。変わらないというイメージを人に与えるための変化は
非常に難しいのだ。喜翆荘は常に進化を続ける。変わらぬサービスを続けるため、
十年一日のごとくを守り抜くため、従業員の気概を感じる。
とても温かな居心地のいい旅館だった」

「これって」(巴姉さん)
「褒めてる」(みんち)
「絶賛だ」(蓮さん)
「で、ですよね」(徹さん)
縁、尻餅をつく。「姉さん」豆爺に抱きついた。
スイさん後ろを向く。
風が吹いた。

神社
「ママがここに来て、何となく分かった気がする」
緒花が手を合わせ、戻る。
「ここに来てから、孝ちゃんに会いたいなって思うことはあっても、
東京に戻りたいっていうのは一度も考えたことなかった。
孝ちゃんとのいつもに戻れないから東京に戻らないんじゃない。

この場所が私のいつもだから、このいつもを選んだのは誰でもない、私だから。
私は喜翆荘が好き。喜翆荘で働くみんなが好き。
お婆ちゃん、女将さんのこともママのことも好き」

夕日が緒花に当たっている。
「孝ちゃんのことも」

駅のホームに緒花立ち尽くしている。
「じゃあな」携帯から孝ちゃんの声がする。

神社の鳥居から緒花が口に手を当てて叫ぶ。
「孝ちゃん。孝ちゃん今まで色々ごめんね。色々ありがと。
色々ありがとう」
「じゃあなーー」

緒花は肘で交互に涙を拭く。
「よし」緒花、両手で頬をパンッと叩いた。

次回予告。第十四話「これが私の生きる道」
次回水着回。

今回の仕事面のテーマは「十年一日のごとくと言ってしまえば簡単だ。
しかし変化を続けなければ場は淀んでしまう。
変わらないというイメージを人に与えるための変化は非常に難しいのだ。
常に進化を続ける。変わらぬサービスを続けるため、
十年一日のごとくを守り抜くため、従業員の気概を感じる」だろう。

「花咲くいろは」はP.A.WORKS10周年記念アニメーション作品。

全体のテーマは
「娘に頑張りを認められるようになっちゃ、親はお終いなのよ」かな。
緒花と皐月の確執。皐月とスイさんの確執が分かりやすく対になっている。

「考ちゃんが好きなんだ分かった瞬間に振られちゃったんだもん」(緒花)
「何言ってるんだい。四十万の女が一度や二度振られたくらいで諦める気かい」(スイさん)
緒花の孝ちゃんフラグ折れがスイさんの一言で復活した。
今回緒花は孝ちゃん諦めたけどまた復活すると思う。

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