バスフィッシング
私は嫁と出会う前、バスフィッシングにハマっていた。
休みの日は朝から晩まで釣竿を振っていた。
斉藤 と二人で。
ある日、いつものダムに向かった。
いいポジションを探すため、車でダム周辺を探索。
「ここでいいんじゃね?」
斉藤が断崖絶壁の崖を選んだ。
高さ7、8m位だろうか。
「この崖を下って釣りをエンジョイしよう。」とアホの斉藤が言った。
「こえ~。」と高所恐怖症の私はビビりまくり。
「大丈夫大丈夫。」
そう言いながら斉藤が落ちた。
奇跡的に打撲とすり傷で済んだ。
スローモションで落ちた斉藤の真顔が忘れられない。
サングラス
嫁が物置から大量のグラサンを出してきた。
嫁 「これからはこいつらの季節だぜ!そうだろ!?」
私 「お、おう!」
無駄にハイテンションな嫁が正直うざい。
嫁が嬉しそうにグラサンを並べる。
全て同じデザインに見えるのは気のせいだろうか?
ゴージャスなデザインばかりだ。
「これは海に行く時にかける用でこれが公園用、これがジャスコ用で・・・。」
どうやら用途別に分けているようだ。
ジャスコ用は別にいらねーだろ。
「グラサンもいいけどダイエットはどうなった。」と突っ込んでみた。
嫁 「グラサンかけたら細く見えるんだよ。」
それはないと思う。
私の友達
珍しく私の携帯が鳴った。
ばるたんチョップ のメンバーで、ベース担当の斉藤だった。
斉藤とは幼なじみで、たくさんの思い出がある。
アホな思い出ばかりだ。
高校時代、カラオケボックスでレスラーみたいな兄ちゃん達ともめた。
原因は斉藤だった。
トイレで斉藤が兄ちゃんを睨みまくったらしい。
私が熱唱していると、部屋に兄ちゃんが入ってきて斉藤を廊下に連れ出した。
私も慌てて廊下に出ると斉藤が威勢よく「表出ろコラ。」などと言っていた。
「よっしゃ。」と兄ちゃん達は外に向かう。
絶対負けるぞ斉藤。
「ほんと、すいませんでした。ごめんなさい。」
私は兄ちゃんをなだめようとしたが聞いてくれない。
斉藤どうする?死ぬぞ。
ああ、外に出てしまった。
斉藤、頑張れ。
私と兄ちゃんが振り返ると斉藤が綺麗な土下座をしていた。
私が高校時代で一番爆笑した瞬間だったかもしれない。
それくらい笑った。
兄ちゃんが「お前ら、俺をおちょくってんのか?」と怒った。
兄ちゃん。それどころではない。
兄ちゃん達は呆れて部屋へと帰って行った。
斉藤は私に負けないくらいヘタレだ。
そんな斉藤からの電話の用件は、
「中学の時に貸したエロ本返せ。」だった。
あるわけねーだろボケ。