★運動強度と消費エネルギーの関係
運動指標であるメッツ(METs)は、運動や身体活動の強度を表す単位です。
1メッツ=座っている
2メッツ=立っている
3メッツ=歩く
4メッツ=早歩き・自転車・エアロビ
5メッツ=強めの速歩・野球
6メッツ=ウェイトトレーニング・バスケ
7メッツ=ジョギング・サッカー
8メッツ=ランニング
メッツの目安はこれぐらい。
で、この身体活動強度を表すメッツは運動によって消費したカロリーを計算することができる。
消費エネルギー(kcal) = メッツ × 実施時間(時間) × 体重(Kg) × 1.05
例えば私の体重は現在95kg、1時間の運動をメッツ別でみて消費カロリーを計算してみると、
4メッツ=400kcal
5メッツ=500kcal
6メッツ=600kcal
7メッツ=700kcal
8メッツ=800kcal
となる。
メッツは運動強度(%)と考え方が近似しているので、
1メッツ=運動強度10%
と考えたとき、運動強度別の時間ごとの脂肪燃焼カロリーが計算できる。
(前記事より)
運動強度と脂肪:糖質の燃焼割合
運動強度40% = 5:5
運動強度50% = 4.5:5.5
運動強度60% = 4:6
運動強度70% = 2.5:7.5
運動強度80% = 1:9
4メッツは運動強度40%と仮定した場合、脂肪燃焼比率は5割なので、1時間の運動における脂肪のカロリー消費は、
400kcal×50%=200kcal
と計算される。
同様に、計算すると、
5メッツ=225kcal
6メッツ=240kcal
7メッツ=175kcal
8メッツ= 80kcal
となる。
簡易的な考え方ではあるが、6メッツ前後の運動が一番脂肪燃焼しやすい結果となった。
軽い運動や激しい運動よりも、ややきつい~きついぐらいの運動が脂肪を燃焼させるダイエットとして効率が良いのがわかる。
上記計算結果で、もっとも効率のよい6メッツを改めて考えてみると、
6メッツの運動を95kgの人が1時間行うと、脂肪が240kca分燃焼される。
となる。
脂肪1kgは7200kcalあるので、単純に1kgの脂肪を減らすには、
7200÷240=30時間
理屈の上では、脂肪を1kg燃焼させるのに30時間かかることがわかるが、かつてウォーキングでダイエットしたときの体感では、もっと短い時間で体重が減っていたように感じている。
以前のウォーキングのときは、美木良介のロングブレスダイエットが流行っていて、インナーマッスルを鍛えるウォーキング方法を取り入れていました。
なので、単にウォーキングで痩せたというよりも、筋肉量の増加や代謝が上がっていたのかな?と思う今日このごろです。
運動自体でもカロリー消費はされますが、もともと、運動の消費カロリーって少ないですもんね。
それよりも、基礎代謝量をアップさせたほうが、脂肪を燃やす効率を考えれば重要なんだと思います。