レギュラーシーズン65試合目

 

6月7日(日本時間6月8日)

ドジャース対ヤンキース

敵地:ヤンキースタジアム

 

 

 

 

≪ドジャース・スタメン≫

 

今日のドジャース・ヤンキース戦について「事実上のワールドシリーズ?」「アリーグとナリーグの頂上決戦」と昨夜から派手に煽っていたMLB公式

 

 

 

「やめて~~!笑い泣きあせるヤンカスどもを煽らないで~笑い泣きあせる」と言っていたら、本当に息を飲むようなとんでもない試合にあせるあせるあせる

緊張しすぎてうっかり死にそうになってしまいました(笑)

 

大谷翔平は2番DHで先発出場

強烈な打球を放つも相手野手の好守に阻まれ5打数ノーヒットに終わっています。

打率は3割1分2厘と、まだ3割台を死守していますが、打撃が好調だった時からかなり落ちてきてしまいました。

 

ドジャース先発は山本由伸投手

7回無失点7奪三振という素晴らしい快投を見せたものの、味方打線がヤンキース投手陣の前に全く得点できなかったため、7勝目は持ち越しとなっています。

山本由伸の好投を無駄にしたくないドジャースは延長戦の末、手に汗握り息詰まる様な死闘を制しています。

 

試合後ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジが山本由伸について「グレートだ。あのような契約をしたのには理由がある。素晴らしい投手。制球がとても良いと分かった」と絶賛していました。

 

≪由伸の結果≫

1回

2死走者なしからジャッジと初対戦。2-2から真ん中に抜けたフォークを痛打され左翼線を破る二塁打を浴びた。しかし後続を抑え無失点で切り抜けた。球数は18球

2回

1死から三塁Kヘルナンデスの失策で出塁を許す。続く7番を156キロ直球で空振り三振。8番グリシャムに直球をはじき返され、2死一、三塁のピンチになるが、9番トレビ-ニョを外角低め141キロスライダーで空振り三振に仕留めた。ここまで42球

3回

前の回から3者連続三振とギアを上げて、ジャッジと2度目の対戦。140キロスライダーで遊ゴロに仕留め三者凡退。ここまで55球

4回

4番スタントンのバットを粉砕し遊ゴロに打ち取るなど内野ゴロ2つに空振り三振で2回連続の三者凡退。ここまで66球。

5回

わずか8球でまたも三者凡退、ここまで74球。

6回

1番打者からの上位打線との対決も簡単に2死。12人連続アウトでジャッジとの3度目の対戦。155キロ直球が内角に外れ四球で出塁を許すも155キロ直球で空振り三振。この日7個目の三振で切り抜けた。ここまで94球。

7回

105球目、156キロ直球が外れこの日2個目の四球。しかし後続を初球で4-6-3の二ゴロ併殺に仕留め、7回を投げ終えた。7回106球2安打無失点7奪三振でマウンドを降りた

 

ヤンキース対ドジャース 先発のドジャース山本(撮影・藤尾明華)

 

≪試合結果≫

チーム 10 11

 

≪試合前≫

本日の出勤スタイル

 

 

この写真だとよくわからないと思うのですが、胸のあたりに白いシミがあって「牛乳か歯磨き粉では?」とファンがザワザワ(笑)

 

 

キャッチボール中、ボールが逸れてスタンド前列にいたファンに当たってしまい謝る大谷

ヤンキース対ドジャース キャッチボールで暴投し、スタンドに入れファン謝るドジャース大谷(撮影・藤尾明華)

 

キャッチボールを終え笑顔で引き揚げる

ヤンキース対ドジャース キャッチボールを終え笑顔で引き揚げるドジャース大谷(撮影・藤尾明華)
 
引き上げる時、ボールを当ててしまったファンにサイン入りのボールを直接手渡しでプレゼント
 
 

 

≪試合中≫

5回、ダグアウトから戦況を見守るドジャース大谷翔平

ヤンキース戦の5回、ダグアウトから戦況を見守るドジャース大谷翔平(USA TODAY Sports=ロイター)

ヤンキース対ドジャース戦を観戦するボクシングの井上尚弥と大橋ジムの大橋秀行会長

ヤンキース対ドジャース戦を観戦するボクシングの井上尚弥(右)と大橋ジムの大橋秀行会長(撮影・藤尾明華)

 

≪翔平の結果≫

第1打席

1回1死

ヤンキース先発は右腕ポティート

1回もスイングせずにフルカウントからの6球目、151キロのシンカーをひっかけて二ゴロ

ヤンキース対ドジャース 1回表ドジャース1死、ニゴロに倒れる大谷翔平(撮影・藤尾明華)

第2打席

3回2死一塁

ヤンキースは先発右腕ポティート

2死からベッツが四球で出塁。初球150キロシンカーを捉えるも中直

ヤンキース対ドジャース 3回表ドジャース2死一塁、中直に倒れる大谷(撮影・藤尾明華)
ヤンキース対ドジャース 3回表ドジャース2死一塁、中直に倒れる大谷(撮影・藤尾明華)

第3打席

5回2死一、二塁

ヤンキースは2番手左腕ゴンザレス

先発投手が降りて先制のチャンスも、2球目のスライダーに手を出し一ゴロに倒れる

ヤンキース対ドジャース 5回表に出るドジャース2死一、二塁、一ゴロに倒れる大谷翔平(撮影・藤尾明華)

第4打席

8回無死

ヤンキースは左腕ファーガソン

高めの直球を捉えるも左飛

ヤンキース対ドジャース 8回表ドジャース無死、左飛に倒れる大谷(撮影・藤尾明華)

第5打席

延長10回2死一、二塁

ヤンキースは右腕ハミルトン

初球からボール球をスイングし空振り。1-1から初球と似たような、内角低めボールのスライダーを捉え強烈な打球を放つも、一塁正面のゴロに倒れた

ヤンキース対ドジャース 10回表ドジャース2死一、二塁、一ゴロに倒れた大谷翔平(撮影・藤尾明華)

●延長戦

11回表ドジャース1死一、二塁

テオスカー・ヘルナンデスの2点タイムリー二塁打で生還しフリーマンとタッチを交わす大谷

ヤンキース対ドジャース 11回表ドジャース1死一、二塁、T・ヘルナンデス 37の2点適時二塁打で生還し、フリーマン(左)とタッチを交わす大谷(撮影・藤尾明華)
 

≪試合後インタビュー≫

-ヤンキースタジアムの雰囲気はどうだったか

試合中の雰囲気も素晴らしかったですし、球場も素晴らしかったですし、すごく良かったです。

 

-球速がいつもより出てたがアドレナリンが出ていたか

いや、本当にいいフォームで投げられて。しっかりと体重の乗ったボールを投げられたかなと思います。

 

-普段は今日のような球速が出てないが、力をセーブしているか

いや、本当に今日はいいフォームで投げられたので、しっかり力を出せたということです。

 

-ヤンキースのすごいラインアップと対戦するのは自分に対する試金石になるような試合だったか

いや、もう本当にいつも通りの気持ちで投げました。

 

-球速が出たのはフォームで何か変えたか

いや、本当にただいいフォームで投げられたので、力が出せたと思いますし。どの試合も同じ気持ちで投げてます。

 

-今日の試合は10月のプレーオフのテストみたいな雰囲気があったか

いつも通りの気持ちでマウンドに上がりました。

 

-こういう試合で投げたいという思いがあったと思うが、今日の試合の中で感じたことは

そうですね。このメジャーの試合で投げられるっていうことをすごく喜びに感じてますし。今日はやっぱり、ドジャースとヤンキースということで。いつもよりも注目度がある試合っていうのは感じてましたけど。どの試合も全力で投げてますし。今日もしっかり試合に集中して投げられたので。良い結果につながったと思います。

 

-去年の海外FAの交渉中、ヤンキースとの契約が近かったと言われていた。そこは何か考えたか

そうですね。本当に素晴らしいチームだというのは、ミーティングだったり、そういうのをしていただいて感じましたし。そうですね。試合に入るといつも通りの本当に気持ちで。そういった交渉をしていただいたチームも、何チームかありますけど。どのチームと投げる時も、試合に入ったら本当に同じ気持ちで。落ち着いて投げていこうというように思ってます。

 

-体重が乗ったいいボールが投げられていたと。東海岸、ヤンキースタジアムのマウンドの景色など外的要因は

いや、本当練習してる中で、毎週毎週練習して。そうですね、1日ずつちょっとずつ、いい感覚になったり、いい感覚が出たり、それをまた失ったりしながら、練習していってるので。それで、今週ちょっとずついい感覚が出てきていたので、その感覚で投げました。

 

-今まで98マイルは出てなかったが5球出た。メジャーに来て直球は一番いい感覚だったか

しっかり全身で、なんて言うんだろう。腕だけでとかじゃなく、しっかり全身で全力を出して、ストライクゾーンに投げていけたので。ちょっと前の試合から、『もうちょっとこうしたいな』っていう部分があったので。それがちょっとずつイメージと近づいてきて、今日はすごくいい形で投げられました。

 

-ブルペンの時からその感覚はあった

そうですね。ブルペンの時から強いボールが投げられてましたし。先週の試合の中でも何球か『あ、こういう感覚かな』っていうのは出てたので。それをこの今週の練習で試しながら来てたので、それが今日は試合に出たかなと思います。

 

-高めの使い方に課題があった。スタントンを三振にとったのは高めの直球だった

そうですね。高めの狙うコースと高さだったりは、割とイメージできてきてるというか、少しずつ上達してきてるんじゃないかなと思います。

 

-今日はコントロールも安定していた。感覚としてはメジャーに来てからベストに近かったか

本当にいいフォームで投げられたので、しっかり投球に集中できましたし。そのいいフォームっていうのはコントロールにもつながりますし。すごく良かったかなと思います。

 

-ヤンキースの強力打線を抑えたことは自信につながる

打線がすごくいいのは試合前から分かってましたし。本当に落ち着いて投げることに集中して、今日はいいパフォーマンスが出せたので。これからこういういいピッチングができた時の、なんて言うんだろう、いいところをしっかりキープして。いい調子で投げていけたらなと思います。

 

-ジャッジとの3打席で思うこと

ちょっと最後の打席とかはやっぱり甘く入らないように、ちょっと意識しすぎて、フォアボールになってしまいましたけど。うん、まあまあまあ。そうですね。ヒットも打たれましたし。すごくいいバッターだったなと思います。

 

-やっぱり体が大きかった

はい、大きかったです。

 

-スライダーが多かったか

本当に今日はスライダーで、とかではなく。なんていうか、それが当てはまるバッターが多かっただけだと思います。

 

-ロバーツ監督とのハグはどうだった

強いなって思いました。