今日もレッズに敗れて今季ワーストの5連敗を喫したドジャースですが

その試合中、衝撃的な光景を目の当たりにしました。

 

日本のプロ野球でもメジャーリーグでも

かつて一度も見たことのない光景です。

 

 

それは0-4で迎えた8回、ドジャースの3番手ラミレス投手がマウンドに上がった時の出来事。

 

2アウトまで簡単に奪ったラミレス

ところがエスピナルにライト前ヒットを許すとそこから何と2者連続でデッドボールを与えてしまい、あっという間に満塁のピンチに。

 

実はこのラミレス、昨日のレッズ戦でも2死球を与えていただけにレッズのベル監督は球審に抗議。

 

それを見たドジャースのロバーツ監督がマウンドへ向かったので誰もが「さすがに交代だよね」と思っていたんです。

 

 

ところが・・・

 

 

ラミレスの首に両腕を絡ませて抱きしめたロバーツ監督は

約20秒もの間、ラミレスを励まし続けました。

 

 

 

8回、マウンド上でラミレスをハグし、激励するロバーツ監督(AP)

 

 

 

 

この姿に現地中継も衝撃を受け「彼は自分の仲間を守ろうとしてる」「このような場面は滅多に見られない。マウンドで実際に見たことがない」とコメント。

 

ラミレスは監督の言葉で落ちついたのか、次打者を右直に打ち取って無失点でこのピンチを切り抜けています。

 

ロバーツ監督の人目をはばからず選手を思いやる行動に地元メディア「ドジャース・ネーション」は「ロバーツは特別な監督だ」と称え

地元ラジオ局「ESPN LA」も「ドジャースの最近の試合は面白くないがこれは評価しなければならない。これがデーブ・ロバーツがトップマネジャーの1人である理由だ」と賛辞を送っています。

 

 

ロバーツ監督のこの行動、何が素晴らしいかというと

「動揺している投手の気持ちを落ち着かせてピンチを脱出させた」という事だけではなく

「一人の投手の投手生命を救った」という事になるかもしれないからです。

 

ラミセスはドジャースに移籍してきたばかりの投手なので、大きなプレッシャーを抱えてかなり緊張していたと思うんです。

それは昨日、レッズの選手に2つのデッドボールを与えてしまったことを見てもわかることです。

 

メディアにも「ラミレスがレッズに2つのデッドボールを与えた」と言われまくってしまったので、多分そのこともあって更にプレッシャーと緊張が大きくなっていたのではないかと。

 

そして今日、またも2つのデッドボール。

 

もしこの状況でロバーツ監督にマウンドを降ろされ、冷たい言葉をかけられていたら「イップス」を発症していたかもしれません。

 

実際にそういう経験をして「投げられなくなった投手」「打てなくなった打者」というのはいくらでもいて、今スポーツ界では「イップス」が問題視されています。

 

イップス - Wikipedia

 

 

 

プロの世界が厳しいのは当然かもしれませんが

プロだからこそ常に大きな不安・緊張・プレッシャーと戦いながらプレイしていて

そこには必ず「大きな心の傷」というものが存在しています。

 

プロ選手だって一人の人間なんです。

 

心が壊れるような事を言ったりやったりする必要なんかないし

そんな事しかできない人は指導者になって欲しくありません。

 

 

レッドソックスのコーラ監督が吉田正尚を睨みながら怒鳴った件ですが

  ↓

 

 

 

その後、このトラブルの原因が判明しています。

 

 

吉田を出すつもりはなかったのに「吉田に打席の準備をさせれば左投手に変えてくるだろう」と予想したコーラ監督が吉田に「打撃の準備をしろ」と指示

  ↓

それを聞いた吉田は「次の打席に出る」と理解し、監督に言われるまま打撃の準備をした

  ↓

ところが相手チームの監督は投手を変えなかったのでコーラ監督の思惑は外れてしまう

  ↓

その時点ですぐ吉田に「投手を変えてこなかったので打席に立たなくていい」と伝えれば良かったのに、それを吉田に伝え忘れる

  ↓

何も知らない吉田は自分の打順が来たのでグランウンドに出ていった

  ↓

それを見たコーラ監督が「何で勝手に出ていくんだ!引っ込んでろ!」と吉田を睨みながら罵声を浴びせる

  ↓

吉田と吉田の通訳さん唖然

  ↓

この様子がSNSで拡散されメディアでも取り上げられる

  ↓

コーラ監督「いえいえ、別に怒鳴ってなんかいません。吉田に“もう下がっていい”と伝えただけです」

 

 

 

こんな卑怯者の大嘘つき野郎が監督でチームが強くなるはずないですよね。