拒食症と12年闘った24歳女性「自分らしく生きて」と訴え亡くなる
12年以上も拒食症に苦しみ、自身の闘いをInstagramに綴ってきた24歳のインフルエンサーの女性が亡くなった。
ドイツに住むジョジ・マリアさんが自分の外見を気にするようになったのは11歳の頃だった。「決して太ってはいなかった」というジョジさんだが、頬がふっくらしていることをからかわれ、学校でいじめられた。それがきっかけで「ダイエットをして見返してやろう」と決意し、食事の量を半分に減らすようになった。
そしてしばらくすると、周りから「痩せたね」と言われるようになり、さらに食べる量を減らした。次第に歯止めがきかなくなったジョジさんは、家族から「痩せすぎじゃないの? 具合が悪いのでは?」と心配する声があがり、病院で拒食症と診断されて入院した。
それ以来ジョジさんは12年以上も拒食症に苦しみ、ここ数年は自身の闘いをInstagramに投稿し様々な思いを綴っていた。また亡くなるちょうど1か月前には、YouTuberのリロイ・マタタさんからインタビューを受け、胸のうちをこのように吐露していた。
「拒食症と診断されてからは何度か入院を繰り返したわ。病院では体重が増えれば退院できるから、とりあえず食べるの。でも私は『食事なしで耐えられる自分は強い』と思っていた。だからまたぶり返すのよ。そうして14歳になると今度は、『ジョシは痩せすぎて胸がない』といじめを受けるようになったの」
「生理は17歳くらいまで来なかったし、胸が大きくなることはなかったわ。だから18歳の時に豊胸手術をした。この決断は今でも良かったと思っているわ。だって私の身体は骸骨のようだし、ずっと拒食症から逃れることはできなかった。一時は筋トレをしてずいぶん回復したけど、この2年間は特に拒食症が酷くなったの」
「拒食症で一番嫌なことは、身体が変わってしまうことよ。ガリガリの身体を隠すためにダブダブの服を着るの。でも力が出ないから、軽いものを持つことさえできなくなるのよ。自分を好きになれないから、ボーイフレンドだってできないの。それに両親にも迷惑をかけてきたわ。もしできることなら、もう一度人生をやり直したい。この病気を克服したい。だって私の身体は決して誇れるものではないから」
そして12万人ほどのフォロワーを抱えるInstagramには、次のように綴っていた。
「拒食症は私の人生の楽しみを奪った。でも私は健康的な普通の生活を取り戻したい」
「拒食症は心の病気。本当に怖いの。10人に1人は命を落としてしまうのよ。私はその1人にはなりたくない。だから今、必死に頑張っている。こうして拒食症を公にして写真を投稿するのは、病気を共有することで乗り越えることができると思うから」
とにかく前向きだったジョジさんだが最近、休暇で訪れたアフリカ北西部の沖合にあるグラン・カナリア島に向かう飛行機の中で具合が悪くなり、ホテルで友人の腕の中で眠りながら亡くなったという。心不全だった。
なおジョジさんは、まさか死が目の前に迫っているとは思っていなかったのだろう。Instagramにこんな力強い言葉を残している。
「私たちはみんな、それぞれが個性的で素晴らしいの。だから太っていたとしても、自分を変える必要なんてないのよ。自分らしく生きることが大切なの。だから自分の夢を追って、闘うの! そうすれば夢は叶うのよ」
「だからもしあなたが拒食症で苦しんでいたら、すぐに助けを求めて。人と話をするの。そして前向きになることよ!」
ジョジさんのこの話を聞く限り
「拒食症になって苦しんでいた」
「こんな姿は私じゃない」
という内容になっていますが
骨と皮だけになったガリガリの姿を
喜々として撮影しまくり
インスタグラムにアップしているんです。
やっぱりこういう部分からも
拒食症が身体的な病気ではなく
精神的な病気であることがよくわかると思います。
そして
人の外見をバカにして笑ったり
人を傷つけて喜ぶ人や
人を死に追い込んでおいて平然としてる人も
精神的にかなり病んでいると思っています。
もちろん、元々性格が悪い
っていう人もいるでしょうけど。