正月早々、こんな嫌な話で申し訳ないけど

どうしても言いたい事があるので

書いておこうと思います。

 

それはこちらの事件についてです。

 

 

 

 

 

 

 

 

犯人(正確には容疑者)が死亡したことによって

「犯行理由が分からず終いになってしまった」

「迷宮入りになったも同然」と

落胆する声をあちらこちらで耳にしますが

実はこの事件ってとても単純な話なんじゃないかと思っています。

 

 

犯人の目的は、大量殺人をすることでもなく

多くの人を道連れにして自殺することでもなく

自分を見捨てた元妻と子供達を

生涯苦しめるためだったんじゃないでしょうか。

 

 

妻から離婚されてしまったのは

自分に原因があったからなのに

それを反省するどころか逆恨みし

「自分一人では生きていけない」

「でも一人で死ぬのは嫌だから妻と子供を道連れにしてやる」と考えて

実際、息子を刺し殺そうとした男です。

 

 

これだけの大事件を起こして死ねば

自分は死刑にならずに済むだけでなく

元妻と子供たちに対して

「大量殺人犯の家族」

「殺人鬼の元妻」

「殺人鬼の息子」

という烙印を押すことができるわけですし

それによって元妻と子供たちを

一生苦しめることができるわけです。

 

 

 

別れた妻を恨んだり憎んだりするのはまだ理解できるんですよ。

何だかんだ言ったところで所詮他人なので。

 

でも子供は違うじゃないですか。

自分の血を分けた実の我が子です。

 

 

その我が子のことさえ逆恨みして

殺そうとしたり

殺すのが失敗したかと思ったら

今度はあんな重大な犯罪を犯して

自分の大罪をなすりつけるって・・・

 

どうしたらそんな事ができるのか。

 

 

「犯人が死んでしまったのでもうお終い」

ではなく

どういう生まれで、どういう育ち方をしてきたのか

両親はどんな人間でどういう接し方をしていたのか

学校ではどんな生徒だったのか

会社ではどんな人間だったのか

友人関係はどうだったのか

 

そういう事をとことん調べて欲しいんです。

 

 

それがわからない限り

この先も同じ事件が必ず起こってしまうからです。

 

 

こんな悲惨な事件が二度と起こらないためにも

「なぜこうなったのか」ということを突き詰める必要があると思うし

そういう人物の人間性をプロファイリングすることによって

こんな危険な人間をたった5年の懲役刑で済ませてしまうこともなくなるんじゃないでしょうか。

 

 

私たちの安全な暮らしを守るためにも

捜査はやめないで欲しいです。