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ハッピーダイエットの船田です。
お釈迦様が教えた豊かになる方法。
それは、神仏や隣人に与えることから始まる。
与えるとは、今風に言えば「人を愛する」ことです。
しかし、これが難しい。
人を愛するというのは、なかなかできることではありません。
愛するというと、異性への愛を思い浮かべる方が多いと思いますが、異性への愛はけっこう難しく、本能のままに求めているだけであることが多いです。
異性への愛で、本物になるのは、やはり結婚して人生を共に歩む伴侶への愛だと思います。
そして男女の愛以外に、人を愛するってなんでしょうか?
親切にすることですか?
しかし、よく考えないと余計なお世話になることも多い。
お金や物をあげることですか?
お金を嫌がる人はいないと思いますが、お金をもらう事で人間性の堕落に繋がったら、愛しているとは言えません。
意外と、人の求めることを与えるというのは難しいのです。
しかし、そのヒントは古くから伝わる仏教にあり、与えるものとは、伝統的に言えば、顔施・財施・法施の3つがあります。
つまりお布施なのですが、
豊かになるためには、段階的にこの3つが重要なのです。
顔施とは、笑顔を与えることです。
笑顔であれば、お金はかかりませんし、嫌がる人もいないでしょう。(ひねくれている人を除く)
財施とは、お金や物を与えることです。
これは、お金や物を持っている人でなければできないので、少し高度な布施になります。
法施とは、お釈迦様の教えを分かりやすく教えてあげることです。教えてあげることで、教えた方の心が救われ、幸福になることが出来れば、素晴らしい愛を与えたことになります。
ここで大事なポイントになるのは、財施でしょうか。
先ほども言ったように、ただお金や物を与えてしまうと、良くないことも起きるのですね。
極端な話をすれば、犯罪を起こすような人にお金や物を与えたら、何をするか分からず、人を愛することにはなりません。
また、子供のうちから親がお金を与えすぎると、いわゆる「ボンボン」とか「どら息子」とか「二世議員」になるわけです。ろくな者になりませんから、愛していることになりません。
じつは、仏教の教えに三輪清浄(さんりんしょうじょう)という言葉があります。 これはお布施をするときの心構えなのです。
つまり「施しをした人」「それを享受した人」「その品物」の3つが、それぞれが清らかなことでなければならないというもので、布施をする際の理想的な心のあり方を示したものです。
この三輪清浄を成立させるのは、なかなか難しいのですが、だからこそ、一般的には宗教的な施設や、宗教者に対してお布施ということになるのです。
時々、街中で、お坊さんが托鉢(たくはつ)しているのを見たことがあるでしょうか。お経を唱えているお坊さんの手にはお椀があり、その中にお金を入れることを言います。
これは、お坊さんにお布施をしていることになりますが、客観的にみると、お布施をした人がお坊さんにお金を与えたように見えます。ところが、霊的な実相は違うのです。
この場合は、お坊さんが、お布施をした人に与えたのです。つまり、お坊さんは、お布施をした人に、豊かになるためのきっかけを与えたのです。
これを違う言葉でいうと「天の蔵に富を積む」といいます。
厳しい世相で、なけなしのお金の中から、仏様の修行をしているお坊さんにお布施をする行為は、あの世に還ると10倍の功徳として残されているのです。
それだけ、お布施というのは、その方が豊かになるための最善の方法であるのです。
もちろん、笑顔を周りの方にお見せするのも、困った方に物やお金をさしあげるのも尊い行為ですが、三輪清浄のお布施をすると、その功徳は霊的にみると10倍になるのです。
今日は、細川博司さんの記事をシェアしました。この三輪清浄について、分かりやすいお話だったので、ご紹介します。
写真は読売新聞記事より。
【今日の元氣の素】
「ゆとりがあったら、人に喜ばれるためのお金が使えるのに」と思うのは、順番が違うらしい。
ゆとりがないという「結果」は、施しをしていないという「原因」によるものらしいです。
金額の多い、少ないは問題ではありません。
問題は、割合です。
例えば、1万円の1割は1000円で、1000円の1割は100円です。
自分にゆとりがない人は、1000円持っているうちの100円を出します。
その100円は、神や仏から見れば、とてもすばらしいのです。
これを、「富者(ふしゃ)の万灯(まんどう)より、貧者の一灯」と言います。
金額の問題ではなく、気持ちの問題だと思います。
自分の置かれている状況を顧みず、「もっと困っている人がいるかもしれないから、少しでも役立ててほしい」と思ってお金を使うと、神様はそれをじっと見ていて、返してくれるみたいです。
返ってくるときは、倍返しで返ってきます。
宇宙の方程式によると、愛情を投げかけると、愛情が倍になって返ってきますが、憎しみを投げかけると、憎しみが倍になって返ってきます。
不平不満・愚痴・泣き言・悪口・文句を宇宙に向かって5分言うと、私を題材にした不平不満が、宇宙のどこかで10分は言われます。
同じように、「あの人はとてもすてきな人で・・・」と人の長所を1時間賞賛すると、自分のことも、どこかで2時間賞賛してもらえます。
宇宙では、みんな倍返し。
プラスもマイナスも、心もお金も賞賛も、みんな倍返しです。
【神様を味方にする法則
小林 正観 】
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ある時、新宿駅で「托鉢(たくはつ)」の若いお坊さんが立っていました。
こんな話があります。
あるとき托鉢に出る弟子にお釈迦様は言います。
「豪華な家には行かず、詫びれた貧しい人たちの家に行きなさい!」
「えっ?!お金持ちの家でなくでですか?」弟子たちは驚きます。
お釈迦様は
「貧しい人たちというのは、自分が貧しいからと、他人に施しをしてこなかった人たちです。
それが故に、貧しさから抜け出せずにいるのです。
自分が不幸で貧しいのは誰かの責任だと文句ばかり言ってるのです。
だから私たちが布施を頂きに行くのは、自分の為にしかお金を使ってこなかった貧しい人たちを、救うために行くのです。
本当の豊かさは、人のために何かをして差し上げるその心から始まりまるのです」
お金だけの話ではなく、かける言葉も、愛情も、笑顔も、心配りも全てです。
電車に座ってたら目の前の年配者に席を譲ってみましょう
コンビニでレジのつまらなそうな店員にはニコッと笑顔でありがとう!って言いながらお金を渡しましょう
レストランでお会計の時、店の人に「美味しかったぁ、また来ますね」って 満面の笑顔を送りましょう
「富者(ふしゃ)の万灯(まんどう)より、貧者の一灯」を意識して今日も一日お過ごしください