物価の高さとワクチン接種率 | スイス突撃奮闘日記☆ロードオブ移住

スイス突撃奮闘日記☆ロードオブ移住

スイス生活14年目突入。
スイス人パートナーと2019年、2022年生まれの息子達と2024年生まれの娘の5人家族。
スイスでの日常生活、
面白いこと、腹立つこと、
いろいろ日記として書いてます。

ひとつ、スイスの物価とコロナ状況についてのメッセージをいただいたので、こちらの記事でお返事もかねて書いていこうと思います。



前々回のおにぎり600円の記事、私自身も驚きの価格です。

「払えても払いたくない」ものの一つ。

日本風のおにぎりなので、価格は割増になっているし、こんなのあるんか!と珍しく思った人を相手に売る商品で需要は少ないですよね。



スイスのスーパーでは、

ダイヤグリーンクロワッサンひとつ100円

ダイヤグリーン何か硬めのパン200円ってイメージです。

総じて物価は高いけれど、おいしいパンと乳製品とビールは安い、そんな国です。



ふと気になったので、ヨーロッパの物価高ランキングを見てみると・・・



物価が高い国ランキング



1位 イタリア・ベネチア

2位 デンマーク・コペンハーゲン

3位 アイスランド・レイキャビク

4位 スイス・チューリヒ/インターラーケン

5位 オランダ・アムステルダム



ちゃっかり5位以内に入ってますね、チューリヒ 。


スイス生活10年目でも、まだまだ日本の物価基準で比べてしまうところもありますが、それでも少しはこの物価の高さに慣れてきたと思う。

日本の家族がスイスに遊びにやってくると、スーパーでも外食でも本当に驚いているし。



豚の薄切り肉料理が食べたくなったので、対面のところで買いましたが、100g、300〜400円ですし抵抗はありません。

鶏肉だったらもっと安いし、牛肉はめちゃ高いと思いますが。



私がパートナーと日本で出会ったとき、彼が一緒に旅行していたお友達と最初に「どこから来たの?」って話をしたんですが。

そのとき、「日本はものが安い」って言ってたのを覚えてます。

そして、年収が800万くらいだと話していたことも。

お金のこともあっけらかんと話す、日本じゃありえないわ。

割とスイスでもタブーな話だと思いますけどね、このお友達は特殊だったのか。


この友達は理系の院卒だったので、スタートからしてお給料は高めだったのではと思いますが、20代後半の人が手にするお給料としてはすごい。



昔、ドイツ語学校で出会った知人が、5000フラン(当時のレートで50万円ほど)ないからきつい、と言っていたのを思い出します。



家賃だけで15万円〜ですし、年齢が高くなれば、月々の保険料ひとり5万円とか、いろいろとお金の心配が絶えないような事情もありますね。



入ってくる分だけに注目すると、みんな高所得者みたいに見えますが、実際は生活にかかる生活費も恐ろしい国、というのが私個人の感覚です。

だから、安いスーパーを利用したり、家族が多い人なんかは工夫もたくさんしていることでしょう。




最後に。

スイスのワクチン未接種率についても質問がありました。


SRFワクチンモニタリングによりますと、






11月12日付で、64.7%が摂取済み。

単純に、まだ35%の人は、何らかの理由で打っていないことになります。

こればかりは強制できないですが、国や州は「ワクチンウィーク」と称して摂取を促していますね。



今はレストランや博物館等でワクチンパスポートの提示が求められているので、夏はテラスで食べればよかったですが、実際これからの冬はワクチンを打っていなければ屋内では何もできない・・・といろいろ行動制限も出ています。



接種選択は自由とはいえ不自由があるゆえ、強制するな!とデモもあるようで、注意喚起のメールが大使館から届くたびに、この民主主義の国で自分自身の声をあげる人がいるんだな、と違った意見もあるのだと感じます。

接種についてはそれぞれの意見があるけど、同調圧力で「みんな打って当然」みたいなのはありませんね。

みんな、自分で決めればいい、そんなスタンスのスイスなんだと思います。



このあたりで、唐突におしまい。






にほんブログ村 海外生活ブログ スイス情報へ
にほんブログ村