しばらく前のことですが、少し困ったことがありました。
その時に思ったんですが、
英語でやり過ごそうとする人、なんなん?
ってことです。
というのも、私はスイスに来てからの10年、最初の1〜2年こそ英語でコミュニケーションをとっていましたが、今は英語ってどんなだっけ?くらいになってしまいました。
私が外国人だから、英語ができて当然なのでしょうか。
最初はドイツ語でコミュニケーションを取っていたのだから、拙いドイツ語でいい、そのままドイツ語で続行してほしいところを、「英語でいいですか」とか聞くこともなく、「英語で言います/書きます」と急に切り替えてきた時の私の身構えようと言ったら・・・
スイスは外国人がたくさん住んでいる。
来たばかりの人は話せない・書けないのは当然で、私も日本では触れたこともなかった、このちんぷんかんぷんな言葉を、自分なりに頑張った。
でも、「外国人だから、こいつも英語わかるだろう」という前提で来られると困る。
英語のネイティブなのか、そっちの方がスムーズだからか知らないけど、英語が苦手になっている私からすると、なんとも言えない抵抗感。
本当に話せないのなら仕方ないけど・・・
スイスに来て2年目のときだったか、トラムで転倒事故に遭い運転手にクレームを言ったときも超絶拙いドイツ語で頑張ろうとした私。
運転手の私を見る視線、今でも覚えてるわ。
そんなでも何とか切り抜けた自分自身を振り返ると、切ない。
記憶の奥底では、もしかしたらまだ英語の方が語彙力があるのかもしれない。
でも、もうそれを引き出せない。
私もこれから、「日本語で行きます」って言うたろか。
いや、そんな場合でもGoogle翻訳とか使って違和感満載のドイツ語になっても、ドイツ語で返すと思う。

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