朝日で染まるマッターホルン
Morgenrot(モルゲンロート)
昨年のクリスマスは、日本から旧友が遊びにきてくれまして、ツェルマットへと行くことにしたんです。
ツェルマットは、チューリヒ中央駅から約3時間と長旅ですから、軽食やお菓子を持って、電車へと乗り込みます。
〜余談〜
スイスはスイス旅行が初めての人であっても、事前リサーチとネット接続さえあれば、間違うことなく電車を乗り継ぎ、どこへでも行くことができます。
それは、電車のみならず、バス、トラム、船などの発着に関する交通機関情報がすべて、一括のサイトで管理されているからです。
もちろん英語表記もあるので、ドイツ語が分からないからといって心配する必要は皆無。
ただ、出発地と目的地、到着したい時間を入力すれば、「何時に」「どの番号の電車が」「何番線から発車するか/到着するか」が全て分かってしまう。
それだけでなく、「乗車時間」「混み具合予想表示」まであって、至れり尽くせり。
数年前に新しく開発されたスマホ向けアプリでは使い方がさらに便利になり、使用駅のカスタマイズなども可能になりました。
そして、驚くべきなのが、技術面の理由、事故などで遅れた時の対応力。
「数分遅れ」「運行中止情報」なども、すべてアプリでも表示されるんですから驚き。
それにしても、「3分遅れ」だなんてスイスの人も時間にはキッチリしています。
そこがまた、日本人にとっては馴染みやすいところ。
とにかく、このアプリさえ常に使えれば、迷うことも、目的地にたどり着けないなんてこともなく、1人でも遠くへ行けてしまうんです。
〜余談 終〜
アプリによる時間も正確に、ツェルマットへと到着した我々一行。
ホテルへの送迎馬車
ツェルマットはガソリン車進入禁止。
とある大型ホテルへの送迎が馬車だなんて、洒落てますね。
ディズニーの世界か。レッティゴ〜(違)
とりあえず、外は晴れているとはいえマイナス7度と寒いのでバーに入って身体を温めます。
1人ビールを飲んでいるのは、パートナー。
ほんと、スイス人はビールが好きだなぁ。
ツェルマットといえば、マッターホルン。
青空に高くそびえ立つものがマッターホルンだけという景色は、飽きることがありません。
顔に突き刺さるほど寒くなけりゃ、外でずっと見ていられます。
ところで、事前ネット情報によると、そのマッターホルンをツェルマットの町から綺麗に拝める写真スポットがあるそうで。
「行き方」
ツェルマット駅を出て右側へ、お店やレストランが立ち並ぶ通りをまっすぐ歩いて行くと、左側に大きな庭付きのホテルや教会が現れます。
その、教会と大きなホテルに挟まれた通りを左へ曲がってしばらくすると橋があり、その橋からマッターホルンが以下の写真のように見渡せる。
ホテルの部屋から朝日に染まるマッターホルンが見られないなら、ここに朝から来るのもいいですね。
道中、このイケてる犬の雪だるまと、パシャり

12月のチューリヒ周辺は本当に雪が降らなくて暖かかったんです。
ツェルマットの街は標高1,600mですから、雪国にいることを実感。
ツェルマット公式サイトによると、年間300日以上が晴れている街なんだそうです。
しょっちゅう曇って灰色で青空が出ると嬉しくなるチューリヒとは大違いですね。
今回でツェルマットは3回目。
冬は初めてでしたけど、冬のマッターホルンを眺めながらスキーをするのが、スキーもスノボもできない私の密かな夢です。

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では、次回、レストラン編へ続きます。