こんちは〜。
週末、ハイキングで6時間ほど歩いて、足がボーーのJoschi です。また改めて記事にしたいとおもてます。
今回、私たち夫婦は日本で夏休みを過ごしました。

今年の一時帰国は、少しいつもとは違う感覚でした。
何というか、日本に行くという実感が、空港に向かう電車の中でもあまりなかったんです。
あんなに待ち望んでいた一時帰国なのに。
私の個人的な感覚としては、もうあまり旅行には興味がありません。ヨーロッパでいくつか行ってみたい場所はあるし、東南アジアに興味はあるけれど、大陸をまたいでアメリカやオーストラリアなどは、もうあまり。
独身の頃に行っておいてよかった。
今はもっぱら、年々日本への興味が強くなります。
全ての休みを日本に帰ることに捧げたい、そんな感じでもあります。
話を戻して、いつもは早い時には2週間前にはスーツケースを出してきて、1週間前にはお土産を準備完了、前日に慌てるってことがあまり無かった。
だけど今回は、前日までバタバタ。
ただ「計画的にやれ」というだけの話とも言えるけれど、年々、日本に行く実感が薄れ、旅行に行く時のウキウキ感も、いつもほど強くはないから不思議。
年々、脚も浮腫みやすくやっているのか、飛行機の中で眠ることも難しくなってきて、日本に行って楽しいことを過ごす前の、日本に行くプロセスが面倒になってきている。
だからと言って、日本にいたらとにかく楽しいし、家族の顔を見たら、やっぱり「日本に帰りたい気持ち」が強くなるわけで。
ちなみに、家庭によっては、「君の好きなだけ帰っていいよ」「年に一回会えたらいいよ」なんて有り得ない寛大さを示すスイス人夫を持つ方もおられるようですが、うちは違います。
まぁ、最終的には「好きなだけ帰りなよ」となって、私は後からスイスへ戻るパターンが今のところ多いですが。
今回、春や秋の帰国以上に夏休みをフルで満喫してスイスに戻ってきましたが、帰る時がまた辛い。これはほぼ毎回ですが、涙が出てしまいます。
バスから見る、だんだん小さくなる母の姿を見ると、何とも言えない気持ちが襲ってくるんです。
また来年まで会えないんだなぁと。
今年は、別れる瞬間ではなく、空港バスの中でパートナーと話している時に涙が溢れてきた。
車から荷物を降ろしてバイバイする時、私がパートナーに「母とハグしなよ」なんて促したら、パートナーも「Joschi もハグしなよ」なんて言われたから、日本人だし普段しないけど、私もしてみた。
そしたら、いつも大きくてしっかりした存在だと思っていた母が、意外に小さいことが分かって、別にいつもより痩せたわけでもないし、運動もしている母だけど、何といいますか、私が知らないところで、年を確実に重ねていることを感じてしまったんです。
そんな、か弱くなったような気がした母と離れることが急に現実味を帯びて、涙が自然に溢れていた。声を殺したら、涙だけが出ていた。
これ、娘ではなく息子がやったら「マザコン」と呼ばれるでしょう。いや、娘でも、か。
スイスに帰る喜び、なんてのはあまり無く、いつも名残惜しく、日本をあとにします。
「また頑張ってくるよ」と思いながら。
いつまで続けられるか分からないですが、これからも帰り続けます。
日本の家族が、大事だから。

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まぁ、泣いて帰っても、数日したらまたネット電話で普通に話すんですけどね。
年に一回、おセンチになる瞬間。