訳してあげても良い時と、そうでない時 | スイス突撃奮闘日記☆ロードオブ移住

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スイス生活14年目突入。
スイス人パートナーと2019年、2022年生まれの息子達と2024年生まれの娘の5人家族。
スイスでの日常生活、
面白いこと、腹立つこと、
いろいろ日記として書いてます。

みなさま、こんにちは!


ちょっと思った瞬間がありましたので、海外カップルあるあるネタ?を。


パートナーのために、翻訳する?逆に、してもらう?


って話です。



私たちの共通言語は、初期は英語、現在はドイツ語であり、そこに日本語は存在しません。でも、



日本のテレビ番組を見たり、
日本にいる家族と電話したり、
日本人の友達と会って遊んだり・・・



何気ない時に日本語との関わりはあるわけです。



少し我が家の言語事情を。



うちのスイス人は、日本語が話せません。
勉強をそろそろ始めようか、と思ったのが昨年ぐらいで(←!?)、それからも日々のことで忙しく時間が取れず、今まで来てしまいました。私も全くと言っていいほど、プッシュしませんでしたが、自ら学ぶこともしないし、さらに必要性を感じることもなかったのでしょう。




もともと、日本の文化自体に興味があったわけではないスイス人ですから、まぁ、スイスで暮らす上で日本語は不要なので、自然な流れと言えます。



毎日の隙間時間に少しずつ勉強するような、そんな器用なタイプでもないようで、きちんと腰を据えて取り組まなければ達成できない性格のようです。



日本語を勉強している人に聞くと、日本語の言葉は頭に残りにくいようですから、英語基礎のある日本人がドイツ語を学んだり、ドイツ語話者がフランス語を学ぶのとは事情が異なります。
ある程度の時間をかける必要があると思いますが私が一切日本語を話さない、かつスイスにいるため、とにかく日常で日本語に触れる機会がゼロですから、危機感もゼロ。




そんなこんなで。
私自身は、ドイツ語環境にてドイツ語を学ぶメリットを最大限に享受しつつ勉強してきたわけですが、分からないことをいちいち訳してもらっていた時期もありました。



もちろん、全てを訳してもらうのは不可能で、家族、親戚、友人と会う度、置いてけぼりの一人ぼっちになる事が多かったわけですが、この逆のことが、日本人優勢になった時に起こりますよね。



そんな時、外国人のパートナーをもつ日本人の皆さんは、翻訳はどうしているのでしょう。
訳しているのでしょうか。真顔




私にはある程度の線引きが芽生えました。



友人や家族との会話では、喜んで通訳します。通訳しないと、話が前に進まないからで、そこにいる人全員が楽しめるようにするには、私が間に入るしかないからです。必要に駆られて。


でも、


2人でテレビを見ている時に日本のテレビ番組の内容を説明する


だとか、


2人でいる時に日本語についての質問に答える



だとか、そういうのは嫌だと思ってしまいます。



どうしてでしょうね。真顔


テレビなんかは、そもそも理解レベルが高すぎますから、ある程度の文法と語彙力が無ければ理解不能です。よって、出てきた単語全てが分からないような初心者には、説明するだけ無駄



2人でいる時にしてくる日本語の質問についても、「机上で勉強していない事が身につくのは赤ちゃんだけ」という私見により、何度も同じことを聞かれると、どうせ頭に残らないんだから、とだんだんイライラしてくるんです。



自分が勉強していることについて質問してくるのはとてもウェルカムなのですが、答えてあげても決して頭に残らないであろう質問は、発言するだけ無駄



できるだけ、無駄な事にエネルギーを使いたくないのです。そういえば、私は家事が大嫌いで、生産性のない時間のことも無駄だと感じるふしがあります。



別に、効率的な人間というわけでも全くないんですが、パートナーの日本語に対する姿勢には期待があるのかもしれません。
期待しなければ落胆もないけれど、「いつか自分の力で危機感に目覚めてほしい」、そんな期待は消えません。



実家の母と2人で話しているとき、日本語のことで質問されても、「母の英語の方があなたの日本語よりもできるから、英語で会話して」と、答えることを拒否してしまいます。



私、厳しいのかな。






しかし・・・
無駄。それは天敵。