まるで国民投票の時のような出で立ちのものは、普通に外国人として生活しているだけの私に届くことは、ほぼあり得ない。
と思いつつ開封してみると・・・
国勢調査( Volkszählung )の回答用紙だった!
日本の国勢調査は、一定期間以上日本に住む住民を対象に、5年ごとに行われているようですけども、スイスでは新方式になった2010年以降、毎年、無作為に選ばれた3%ほどの人を対象に、行われています。
スイスでの回答は送られてきた用紙を返送する紙ベースの他、インターネットでも可能。
施工日 (Stichtag) は2017年12月31日となっているで、答えるのはこの日の状況のこと、となります。
Stich で思い出したけど、先日スーパーマーケットのコープにて、セルフスキャンのレジで・・・Stichprobe (抜き打ち調査) と画面に現れて驚きました!
話を戻して・・・
国勢調査なんて関係ない、外国人である自分が聞かれるのも変・・・と最初は思ったけれど、日本の国勢調査でも外国人は調査対象だし、「全住民の中から、15歳以上で、20万人」、「それぞれの州や街から、1万5千人」対象とあるので、自分がなってもまぁ、おかしくはないですね。
無作為と言っても、たぶん何かしらの理由はあるよね、とパートナーとは話していますが・・・
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さて、聞かれた内容は、大きく分けて
「個人の事」
・言葉
・宗教
・親の国籍
・学歴
・仕事の有無
・通勤時間、通勤手段
「家計を共にする家族と、住居環境」
・言葉
・学歴
・仕事の有無
・家の大きさ、家賃等
これらのことを聞くのは、
Strukturerhebung と呼ばれる調査で、国勢調査の主要素だと、案内書にはあります。
これを聞くことにより、平均家賃金額、家族構成、仕事の通勤事情から話す言葉までが、統計になって現れてくるのだそうです。
2015年の調査結果によると・・・
スイスでは38.4%が持ち家で、1990年の31.3%と比べると増加傾向。しかし、州による差は大きく、ジュラ州は57.7%、ヴァリス州は57.3%と違いが、都市部の州では、バーゼル15.5%、ジュネーブ18.8%と低い。
といったことが、明らかにされました。
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私は聞かれたことに答えるだけですし、回答は法律で定められている義務だそうなので、サササササーっと書いて終わらせました。
パートナーは今まで一度も回答依頼が届いたことはないらしい。
たぶん、私にこんな調査がまわってくることは、もう無いのだと思うけど、これから何十年もスイスに住むことがあれば、あるかもしれません。
一応、珍しい体験だと思うので書いてみました。

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拙者、善良な市民ですねん。
何も悪いこと、してなどおりませぬ。
ごっつぁんです。