ドイツ語学習のこと① | スイス突撃奮闘日記☆ロードオブ移住

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スイス生活14年目突入。
スイス人パートナーと2019年、2022年生まれの息子達と2024年生まれの娘の5人家族。
スイスでの日常生活、
面白いこと、腹立つこと、
いろいろ日記として書いてます。

こちらで人と会うと、ドイツ語学校のこと、ドイツ語の学習状況などを聞かれることも多く、誰かの参考になればな、と思うので書いてみたいと思います。


今までも私のドイツ語学習歴については書いた記憶もあるのですが、もう一度。



私の場合、職なし、子なしで時間だけが有り余っていたこともあり、全てインテンシブコースで通いました。

レベル構成は、下から順に


A1、A2、B1、B2、C1


となっており、そのレベルそれぞれが、


A1-1
A1-2
A1-3

というように、3つに分かれていました。
そして、平日は毎日2時間 (学校によっては3時間) 通い、それが

A1-1 → 1ヶ月
A1-2 → 1ヶ月
A1-3 → 1ヶ月


1つのレベルを、3ヶ月で学ぶ。


というように、続いておりました。


2012年、A-3からA2まで終了
2013年、B1+まで終了
※B1+というのは、当時B1とB2の間に設けられていたクラスで、このレベルには開きがあることから、私も相談の上参加。
2014年、B2〜C1の一部
2015年、残りのC1を終了



という具合でした。
私はドイツ語ゼロの状態でスイスへ来た。
それなのにA1の最初の2ヶ月を飛ばすことができたのは、日本から持ってきたドイツ語文法の本を読んでいたため。
あと、来てから学校に通い始めるまでに、既に6ヶ月たっていたため、その間にその文法書で学んだことを話していたんだと思う。(たぶん・・・もう忘れた・・・)



それから、私のドイツ語学習におけるベストポイントは、一番最初の先生が、とにかく、とにかく!!!良かったこと。



後に引っ越しのパーティに呼ばれて先生の家に出かけたら、棚にぎっしりと、何段にも渡って、ドイツ語の本が並べられていた。


「本当の教えるプロ」だと思った。


そんな先生に出会えたことで、この難解で、時には理解不能な言語の学習を、割とスムーズに進められた。



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ここで、この学校で学んだ内容を振り返ってみたいんですが・・・


A2までだと、基本的なことを一通り学んだ、という印象でした。
ややこしい、と最初に思わされる定冠詞の変化なども、難しい・・・と思いながらも学習項目だけは増えていく。


副文の表現、
比較表現、
簡単な形容詞の語尾変化、
受動態、
再帰動詞、
動詞の様々な形、
前置詞、
接続詞、


など、とにかく繰り返して問題を解いていく。
新しい問題を渡されても見新しい単語が多く、常に面食らう状態。
それでも今振り返ると、読み書き、リスニング共に、割と理解できることも多く、家族との会話もドイツ語に変わっていった。


まだまだ抜けている文法はあるけれど、簡単な日常会話は、このあたりで出来るようになる。




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B1


このあたりは、正直記憶がない。
ただ、教室内の生徒同士の会話も、徐々にドイツ語に変わっていた。
動詞や単語が増えるのは然り、


関係詞、
さらなる比較表現、
接続法II、
慣用句、
助動詞、
副文の用法、
名詞の形容詞化、


などなど、内容が広がり、深くなってゆく。
生徒の中に、ずば抜けて出来る強者が登場する。仕事をしながら生きたドイツ語を学んでいる人は、話すのが変なスイスドイツ語だったりするけれど、圧倒的な語彙力とスピーキング力で、圧倒されること多々あり。



逆に、つまづいてしまう人は、この段階でドロップアウトすることもある。いつまでたってもB2に行けない人も、いる。


B1まで終えると、基本的な文法項目を一通り終えた感じがするので、この辺りが、”スイスに住むに当たって越えるべき最低ライン” という気が、個人的にはします。



またこの頃から、スピードを意識して話すことを心がける。
やはり、途中で止まってしまうと、なかなか話を聞いてもらえなかったり、相手が話し終わるのを待てないヨーロッパ人に、途中で割り込まれたりすることも多い。
この心がけは、B2でも続く。



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B2

さらにさらに、細かな記憶がない時期。


dass節を使った文、
動詞の変化形、
否定文を深く、
さらなる関係詞、
接続法II、
接続法Ⅰ、
接続詞のまとめ
前置詞のまとめ


B2はテスト対策を兼ねていたり、履歴書の書き方も学習した記憶は強く残っている。
それ以外は、とにかくそれ以前からの引き続きで、とにかく毎日出される宿題に追われていた、と思う。


A1以来の良い先生に恵まれて、とにかくたくさんの問題をこなした。
授業中、とにかく身につけたドイツ語で話したいのか、自分のプライベートな話をしだす人もいて、”たった2時間やのに時間がもったいない”、と思ったりしていた。


全員がだいたい話せるから、先生のまとめる能力も問われるのではないかな。



個人的な感覚ですが、B2くらいから、それまでの積み重ねが大切になってくるため、 (逆に言えば、きちんと勉強していれば、難しいことはない)、説明が上手な先生であることに加え、生徒のモチベーション、クラスの雰囲気の良さ、もかなり影響してくる。



初級クラスは皆、できないこともあって、結構ふざけた遊び感覚の人も多い。
レベルが上がると、話せる人とそうでない人との差も大きくなり、モチベーションにも差が出る。
学校に来ているからやる気がある、というわけでもなく、私は周りの影響を結構受けやすいので、一緒に学習する生徒も大事なのです。



長くなってしまったので、続きは次回で書きます。




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学んだ内容の詳細は、各学校のパンフレットやテキストなどを参照どうぞ。