ニッポンの冬 | スイス突撃奮闘日記☆ロードオブ移住

スイス突撃奮闘日記☆ロードオブ移住

スイス生活14年目突入。
スイス人パートナーと2019年、2022年生まれの息子達と2024年生まれの娘の5人家族。
スイスでの日常生活、
面白いこと、腹立つこと、
いろいろ日記として書いてます。


スイスと日本、どちらが寒いか?

そんな風に聞かれたら、きっと皆、スイスと答えるに違いないと思うが、私は声を大にして言いたい。実は…


日本の方が寒い!
極寒!


なぜなら家の中が激サムッッッ!!


そりゃ、気温だけ見れば、スイスの方が平均して7~10度ほど低い。
けれど、それは外での話。
しかし、日本では、

「どうしてこんなに寒いのかっ!!!」

と叫ばずにはいられない、日本の屋内。



私、日本では季節の変わり目に必ずと言っていいほどひいていた風邪も、スイスに行ってからはほぼ、ひかなくなりました。

それは、家の中がボイラーでぬくぬくだから、ですね。
家の中に鉄製のパイプが各部屋にあって、そのバルブをひねることで調節するんですか、マンションということもあってか、バルブをひねっていなくても暖かい時もあるほど。
極端に言えば、家の中は半袖でもいい。
私が経験したところでは、床暖房が設置されている家なんかは、むしろ暑いぐらいです。



対してニッポン。


もう一度、ヨーロッパのボイラーシステムに慣れてしまうと、日本の冬は過酷でしかありまへん。

家の中でもダウンジャケットが必要やし、こたつに入っていても、出ているところが冷たい空気にさらされて、寒い。
自分の手で顔を触ると、ヒンヤリする。


喉が渇いたなぁ、冷たい水が飲みたいなぁ、なんて思っても、冷蔵庫で冷やす必要なし。
部屋に放置してあるだけで、キンキンに冷えた水が飲める。

朝、仕事に行ったりするときに布団からでるあの瞬間、地獄。
暖房予約なしでは、布団から這い出ることは不可能。

ちなみにスイスでは、真冬でもパッと気持ちよく起きて布団から飛び出れます。

子供の頃、着る服が冷たいのが嫌で、こたつの中で暖めていたことも思い出すけど、スイスではんなもん、必要なし!



こんなに寒い、日本の冬。
だからこそ、赤外線ヒーターや石油ストーブ、暖房があるんですけども、部屋から一歩出ればそこはもう、極寒の地。


…ノーコメント



風呂場なんかも地獄です。
湯船につからずシャワーだけするのは、自殺行為。



これ、一軒家だからでしょうか。


「ちょっとあんた、寒がりすぎちゃう?」


と家族に言われるんですが、体がもう、ボイラー対応になっちゃってるから。


寝てる時もね、出てる部分の顔や耳や頭が寒い!
布団を頭のてっぺんまで被らないと寝付けません。
それに、寝てる最中にあばれて、気づいたら毛布がありません、寒すぎて目が覚める。

どないかしてー…


冬に日本にいる外国人の旅行者がいますけど、ホテルなら暖房ついてるし、彼らはきちんと寝れているんでしょうかね。
日本を体験したいのなら、この極寒具合も体験して帰ってもらいたいわ。笑



30年近く、私はどうやって日本の冬を乗り越えていたのだろうか…

とうつろな目になりながら考えてみたりする。


いつか、Partnerと一緒に日本の正月を体験したいと思っていたが、そんなのもう、要らん。



要らんのだ!!!!