「言葉」の大切さ | DIE丸日記

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先週の日曜、東京で「女流棋士50周年記念パーティー」があり、香川愛生先生がそこのトークショーで活躍したと自身の配信で語っており、実際の様子を収めたプレスの動画も昨夜あたりから見ることが出来るようになってきました。

記録用に撮った未編集の生録画しか見当たらなかったので、わざわざ貼りませんが、実際見て、おっしゃる通り本当に見事にトークショーを仕切っていて、感心しました。

口調や仕切りも素晴らしいけれど、他の棋士と比べてもダントツに聞き取りやすい、よく通る声も素晴らしいなと。


そもそも、私が将棋に興味をもったきっかけが、その当時、山崎先生や阿久津先生やハッシーがテレビによく出てて、彼らの話の上手さに惹かれたのがキッカケでした。全ての棋士がそうではないけど、話の上手い人が多くて、話の上手い人に私は惹かれるんですね。後に木村一基先生という究極に話が上手い先生の存在も知るのですが。


言葉って伝染りやすい。

ブレイキングダウンの動画ばかり見ていたら、ああいう感じになってしまうし、我々の青春時代にはビーバップハイスクールの見過ぎでああいう感じになってしまう奴が枚挙にいとまがなかった。

脳科学的にも、人間が言語を習得するのミメーシスによるもの。原理的にそうなのです。

そして、言葉は概念と直結しており、人格を支配します。だからこそ仏教では「不妄語、不綺語、不悪口」と言った言葉の戒律がたくさんあります。私が好きな都市伝説(フィクション)に「シモヤケって言葉を知らなかったイヌイットにシモヤケって言葉を教えたら本当にシモヤケになった」と言うのがあります。この都市伝説は好んで教え子にもよく話します。特に小学生以下の子にはほぼ全員にしてるかな。


だからこそ、言葉が綺麗な、話が上手い人を尊敬するし、惹かれるんですよ。

ちょうどつい先ほど、その事で親とまた喧嘩になったのですが、うちの親は言葉の使い方がひどい…。(汚いとかじゃなく半端なく不正確な言葉ばかり使う。)それは良くないよって言ってるんですが、悪影響を受けそうでいやなんです。


そんな意味で、最近の香川愛生さんのイベントでのトークや、メン限配信での雑談など聞いたら、話のうまさ、言葉の綺麗さに惚れ惚れしてました。

また、声優の上坂すみれさんもトークも上手いし、言葉のチョイスもセンスあって、声はもちろん絶品のプロだし、惹かれるんですね。

まあ、お二人とも、高学歴でもあるけど、二人ともメッチャおたくですよね。単に「おたくで面白い」でも良いと思いますが、お二人ともお薦めです。