映画は年に1〜2本見るか見ないかの私が今年初の映画を見てきましたよ。
たった今、仕事終わりにレイトショーで。
もちろん表題の作品ですが、見てきたてホヤホヤで感想書きます。
ガンダムはSEED、SEEDdestinyまでテレビシリーズを履修してるので、知ってるし、嫌いではないですが、まぁ、SEEDはどっちかって言うと「子供向けガンダム」な訳で、自分は劇場まではいいかな?と思っていたのですが、最近、再燃してハマっている上坂すみれさんが出ているとの事なので、さらに今の時期なら曜日によっては平日に行ける余裕もある、さらにさらに、今週末の5/18(土)には、「フィナーレイベント」が行われ、全国的に上映終了になるらしい、という「今でしょ」な感じだったので決行しました。
そう言えば、SEEDを履修したキッカケも南里侑香さんが挿入歌を担当されたので「チェックしなきゃ」という動機だったな。
この作品はそういう動機で見てばっかだなw
全体のざっくりした感想は、自分がこの前に見た劇場ガンダムである21年の「閃光のハサウェイ」と対比すると対照的。
① 全体に難解なハサウェイに対して、分かりやすく悪役と正義役の二項対立で描かれるSEEDフリーダム(以下、単にSEEDと書きます)、
② 最後は主人公が死ぬバッドエンドが確定しているハサウェイに対して、主人公大勝利のハッピーエンドで終わるSEED、
③ 3部作で一回見ても完結しないハサウェイに対して、一本でしっかり完結してくれるSEED、
この辺りが冒頭で「子供向けガンダム」と言いたくなった所以かと思うが、SEEDに関してはそれで良し。分かりやすく勧善懲悪シャンシャン!って進んでくれるのが痛快で良いかと。
細かい感想は3つ。
①そこに三石琴乃使うとラミアスが葛城ミサトにしか見えなくなってめっちゃ混乱するw
②種デス見てた時は「残念主人公」感が強くて好きになれなかったシン・アスカが今作では良い意味で「イジられキャラ」みたいなっててクスリとさせられた上、ちゃんと見せ場もあって、過去作で好きになれなかったシン・アスカを今作で初めて好きになれた。
③予備知識なしで見たけど、目当てが上坂すみれなので、役が「イングリット」なのとキャラ絵は事前にチェック、公式サイトの説明も読んだが、いまいちどんなキャラなのか、どこで出てくるのかよく分からず見たが、「なるほど、こういう役か!」って見て初めて思った。
この「イングリット」に注目して見ると、この作品のテーマは深く理解出来る気がしました。
事前に上坂すみれのネットラジオで紹介されていた投稿で「イングリットは上坂さんが当てていたのですね?見てたとき全然気づきませんでした」とファンが書くほど上坂さんらしくないキャラなのかな?いつ出てくるのかな?と注目していたら、後半から中心になってきて「ああ、この人がイングリットだったか!そういや前半から出てたよな」くらいの地味さでした…。
パイロットでもないし、魅力的なキャラでもないし、なんならちょっと嫌悪感すら抱く可哀想な悪役。でも、そのネットラジオで上坂さんが語っていた「イングリットはどういう気持ちなのか、どういう考え方なのか、凄く考えて演じました」と言うコメントが印象に残っていたので、私もそこを考えられました。
たぶん上坂さんがやってなかったら「このキャラきらーい、あ、メカアクションかっこいい!ナイスなドンパチ映画!」という評価をしていたと思うんですが、まあ、そういう楽しみ方でも楽しめる作品ですが、でも、この地味なイングリットの引き立て役があってこそ、本作最大のテーマである「無条件の愛」が浮かび上がる作りになっています。主人公キラ・ヤマト&ラスク・クラインとイングリットとの対比こそがこの作品のキモなんだなと、上坂さんのおかげで注目できました。
そんな愛に関するテーマも、痛快なメカアクションも良かったです。
でも、作画が所々微妙では?と思えたのと、TMRとシーソーという黄金コンビのテーマソングが、そこまで良いとも思えなかった所は、やや微妙。
映画感想はいつも採点を載せてますが、私自身、映画感想が久しぶり過ぎて、基準が分からんので、過去の自分の採点、見直してみました。
'21
シンエヴァ 98点
ラブパトリーナ 70点
ハサウェイ 82点
'22
呪術廻戦0 92点
きさらぎ駅 80点
'23
SAC最後の人間 99点
なるほどね。
ラブパトは恥ずかしいよw
えー、この基準で採点するなら…、
ガンダムSEED FREEDOMは、77点
充分良かったですが、何度も見たり、
人に薦めたりまでは、自分的にはないかな、
という点数かな。
でも、正直、涙は出ました。
見て良かった。