「パパ!MITの入学許可届いたよ!」
「スゴいなケイティ。ジュニアスクールから飛び級を重ねて、とうとう大学に進学だね。おめでとう」
キラキラ夏の陽の光が
水面に反射する
私は今
海辺のテラスにいて
パパと一緒に
レモネードを飲んでいる
ここは
昔からパパと私のお気に入りの場所だ
「大学に入ったら、量子力学とゲノム解析から地球外生命体探査(SETI)の新しい方向性を開拓するの!」
「凄いなケイティ…たとえばもし宇宙人がいるとしたら、どんな姿をしているんだろうね」
「パパ、見て。あそこに浮き輪に捕まって泳いでる男の子がいるでしょ?例えば宇宙がこの広い海だとしたら、あの子が最初に会うのはなーんだ?」
「なんだろうね?」
「人ではなくて、魚、鳥、知覚出来ない程の微生物かも…でもね、それでも立派な生命体。私はそうした可能性から探ってみたいの」
「なるほど…ん?それでも人の姿をした生命体に遭遇する可能性って一つだけあるね。分かるかいケイティ?」
「えっ?そうかな?…あっ!大学から電話!パパ、あとでね!」
私はテラスから飛び出して行く