バロンドール(最優秀選手賞)追加点
確実にチャンスをモノにして見事「得点」という名のお手柄ポイントを積み重ねハットトリックを達成したわたくしこと「ラヴッポ・インザーギ」。
このままこの結果に満足することなく得点を重ねていけば、我がラブリン・ワイフ「ジャイ子」のわたくしへの愛情は最高潮。
今夜は「夜の得点王
」となることも夢ではありません。
わたくしは超巨大施設「IKEA」を横断し、フラフラになりながらも財布を手にジャイ子のもとへと戻るのでした。
「ごめんね。ありがとう。」
そう言うジャイ子の瞳はハットトリックのおかげか少し潤んで愛情に溢れた眼差しに見受けられました。
今夜の僕は「夜のバロンドール」・・・。
お前と言う名の「ゴールネット」を激しく揺らす「ストライカー」・・・・・・。
さらに得点を重ねる決意を固めるのでした。
そして本日の最大の目的とも言うべき「ソファー」を選ぶ時がやってまいりました。
細々とした「ジャイ子」の要望を聞きつつ的確な指示を「カペッロ監督」ばりに出しながらさらなる得点に向けての攻撃の体制が整いました。
後はゴール前への決定的なパスを待つのみ……… 。
「このソファー運べるかな?」
チャーン……え?![]()
「車に載るかな?」
……の、載んねえだろ……普通車だし………。
「58キロだって。」
スルーッ!!
その晩はベンチ入りさえままならないのでした・・・。
バロンドール(最優秀選手賞)3点目
無事到着するのかという不安を胸にしかしながらそんな事はおくびにも出さず尋常じゃない手の汗にハンドルをビッチョリと濡らしながらも目印としていたチェックポイントを次々と通って無事「IKEA」の巨大な看板を発見。
「あった!あった!」
と騒ぐマイ・スウィート・ワイフ「ジャイ子」に
「そりゃあるさ。」
といたって冷静に返すわたくしなのでした。
到着し、これまた巨大な店内を物色中、「ジャイ子」が言いました。
「あっ!車の中に財布忘れた!」
チャーンスッ!!
ゴール前の決定的チャーンスッ!!
すかさず得点への飽くなき執念と嗅覚によってわたくしこと「ラヴッポ・インザーギ」はゴール前へとスルリと抜け出すのでした。
「取ってこよう。ハニー
」
「でも会計の時でも…」
不意に訪れた千載一遇のシュートチャンス。
みすみす見逃す訳にはいきません。
「財布は良くないよ。ハニー
」
ゴール!
ゴール!!
ゴォォォールッ!!!
嗚呼!
本日3点目っ!!
見事なハットトリックの達成ですっ!!
ペナルティーエリア内の魔術師!!
ストライカーの中のストライカー!
さすがは「ラヴッポ・インザーギ」ですっ!!
と、財布を取りに行くも…………ぐったり。
「IKEA」 ・・・・デカ過ぎっ!!
【つづく】


