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今日の釣果を「聖母たちのララバイ」に乗せて


さあ お釣りなさい
疲れきった タックル投げこんで
青いそのルアーを
唇で そっと喰らいましょう
ああ できるのなら 生まれ変わり
あなたのルアーになって 私の命さえ 差し出して
あなたに釣らせたいのです
この池(まち)は カミナリだから
お客もみんな 竿を畳んで中止
どうぞ真夏の 痛みをぬぐって
大きな雨粒 お池に帰って
清い鱒に 甘えて 

そう 魚にだけ 見せてくれた
あなたのその涙 あの日から決めたの
爆釣(その)夢を支えて 生きてゆこうと
鯉ならば いつも釣れぬ
けれども もっと深いタナがあるの
ある日 あなたがロッドを置いても
いつも私はあなたを遠くで
見詰めている 虹鱒(マドンナ)
今は心の 痛みをぬぐって
小さなイワナのアタリに笑って
コマい鱒に 甘えて
 



ひっさしぶりの秋の気配での釣りを楽しもうと足を伸ばした釣り場。
しかしながら始めっから雨。
その後大きなカミナリが。

落ちた事はないが用心してくれと言われてもどう用心すればいいのやら。
気付いたときには真っ黒焦げかと思っていたら一旦様子を見ましょうと言われ避難しました。

その後大雨も落ち着いてコンスタントな釣果に猛暑続きで酷い釣果に襲われ,引退も考えたその心の傷を聖母なる管理釣り場『KF』は優しく癒やしてくれたのでした。

日本印度化計画

「知ってる?『イチロー』ってカレーしか食わねえらしいぞ。」


友人Tは声高らかにファミレスでカレーを注文し、そう言った。


ええ!?マジで!? ………って程のリアクションを返す程の話題でも無い上に、そのエピソードは結構有名と思われ、微妙な返事で返した。


「カレーはスパイスやら、唐辛子の成分が脳を活性化して、脳内年齢とともに身体のなんちゃらかんちゃらが……」



今朝TVで得たらしい情報を垂れ流す友人T。

踊らされている。

完全に踊らされている。
だから何だって言うのだろうか。



「だから俺もカレーしか喰わない事にした。」




本物だ。

完璧だ。

混じりっけなしのピュアセレクト・バカが目の前にいる。

やらせよう。

面白いから確実に、いや絶対やらせた方がいい。

カレーのスパイスやら唐辛子のなんちゃらかんちゃらが頭に「効く」かもしれないのだから。



でも毎日食い続けたら身体じゅう真っ黄っ黄になんじゃないの。

ターメリックで。



「最近じゃ白いカレーやらココナッツカレーやらターメリック使わないのもあるし…つうかじゃあインド人みんな黄色いか?」



カレーってカロリーも高いらしいよ。



「そんなことねえって。インド人にデブいないだろっ!?」






ブッチャー。



「あいつはテキサスにステーキの店持ってるからだもん。タイガー・ジェットシンは肥ってねえぞ。あとカレクックもっ!」




アニメじゃん。



「とにかくカレーは良いんだって!」


じゃあ絶対毎日食えよ。


「う、うん……でもなあ…家族の協力無しでは…」


知らねえよ。


「最悪あれか!カレー味なら言い訳だ。」


おいおい。


「カレーの翌日、カレーうどん的に…」


どうなの。


「翌日はカレー味の唐揚げとかね。」


もはやカレーではないよな。


「そうだ!カレーパウダーを持参してそれをかけて…」


おう。

水にもな。

「………え?」


飲めよ。

カレー。



「水筒もってく?」


おう。

吸えよ。

カレー。



「お……おう………そう言えば「カレーアジ」ってキノコあるんだって。」



だからなんだよ。


「………別に。」





もはやカレーの身体への効能はどこへやら、カレーを食べ続ける事にのみ執着しているバカの殿堂、友人T。

しかしながら何故に今から「カレー漬け」を実践しようというのだろうか。




「そりゃあ、「イチロー」みたいになるためじゃんか!」




友人Tよ。




俺達、イチローと同い年だぞ(泣)。




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Don’t look back

かゆい。




猛烈に背中がかゆい。



しかもガッツリ届かない所がかゆい。


「デヴィル・ウィング」でも生えるんであろうか。




わたしはマイ・ラブリー・ワイフ「ジャイ子」に助けを求めた。




背中を見るなり


「高っ!!」


と言い、何かをつまんだ。


背中に何故か「ノジマ電機・8500円」の値札がついていた。







いいから。


この際わたくしは8500円の価値もないのかも、

いつの間に機械の身体を手にしたのかもはどうでもいいからさしあたってかゆい所を掻いてください。






痛!!


爪…痛!!


熊!?

ちょっとあんた熊!?


つうかそれアイアン・クロー?


ウォーズマンだな、おいっ!?


ええ!?






というやりとりの後「ジャイ子」は二度と背中を掻いてくれなくなった今、



わたくしはこうやって背中を掻く。


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