生きた心地がしない。
生きてるのか死んでるのかわからない。
これが、きっと僕らにとって普通。
漸く普通の感覚に戻ってきた。
ここ二か月、バイトで子どもたちと関わる時間がなかった。
だが、ママが頑張ってるからと頑張ってるやつらを見ていると
とても逞しく成長しているのを感じる。
もう二か月。まだ二か月。
頭の中がたくさんの子どもたちの笑顔でいっぱい。
僕らは、彼らに何をしてあげられるだろう。
まだ、足りない。
自分がどうあるべきか、まだ見えていない。
スモールステップをこなして着実に力をつけている彼ら。
ただ好きなことをやってるだけで、何か特別なことをしているわけではない。
僕らができる程度のことは、誰にだってできる。
もしかしたら、少し違うのかもしれない。
塾はサービス業。
客を笑顔にしてなんぼの商売。
成績が上がるだけではだめ。
点数が上がればいいわけではない。
学校に行くこと、家族とのコミュニケーションをスムーズにすること
そして塾に楽しんでくること。
一人ひとりと向き合って、対峙して、その子その子に合った環境を整える手伝い。
学校、家族・家庭、塾
この三つのバランスが崩れれば、どんな子でも壊れる。
学校でも家庭でもフォローのない子
学校の先生に見放された子
家族に恵まれない、家庭環境が乱れた子
そういう子たちの心のフォローに関してはある程度の経験がある。
だが、やはり難しいのは、発達に何らかの遅れがある子たち。
努力しても努力してもなかなか身につかない
時間をかけ、手をかけても、何度も同じ練習をしても記憶できない
記憶がつながらない
前にやったことを忘れてしまう
ワーキングメモリ、短期記憶に障害がある場合
そういう子たちに対してどう支援していけばいいのか
まだ経験が足りない。
いろんな方法を試した。
ほかにも何かできるのではないか
何か違う方法があるのではないか
別の側面から見てみる
視点を変えてみる
関わり方・接し方・指導方法を変えてみる
いろいろなツールを作ってみる
少しずつできていく子
何度同じところを学習しても、前にやったという記憶がない子
福祉支援事業、放課後等デイを利用したほうがよっぽどその子の為になる
明らかに学習に困難があるのに、どうして・・・?という疑問が拭えない。
できることならば、いくらでもやる・・・そのこの為になるのなら
だけど、たくさん習い事をして、いろんな経験をして、何かヒットすればそれでいい
そういう考えの保護者も少なくない。
主体性がない、目標がない
何をしたいのか、どうなりたいのか、何を目指しているのか
学習ができればそれでいいわけではない
塾の在り方というより、塾を利用する人の心理についてもう少し考察すべきだろう。