名古屋の遊郭の中にある映画館 | 古稀おじさん人生の並木道

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中学に入ると、

少し大人になった気分だ。

いなかから電車に乗り

名古屋(いわゆる都会)に通学すると

余計そんな気分になる。

中1だったのに、160cm位あったので、

バレないと思い(今思うとバレない訳がないが)

 

日曜日、友達と成人映画に出かけた。

中村大門劇場だ。

名古屋の旧遊郭、中村大門にある映画館だ。

子供達が遊ぶ公園と

大人が遊ぶソープランド(当時はトルコ風呂)

が一体化している特別な場所だ。

 

そんな場所なので、大丈夫だと聞いていた。

やはり窓口はすんなりokで入場できた。

 

ところが、つまらない映画だったし、

肝心のヌードシーンがなかなか出て来ない。

しびれを切らして、途中退場した。

その後だ、出口で大学生風の人が

追っかけてきたのでビックリした。

 

君幾つ。

18歳です。

ウソ、中学生位しか見れ無いよ。

学校には何も連絡しないから、本当の

事、教えてと言って

学校名、名前を聞いて来た。

(補導員だったわけだ)

はい、本当は13歳です。◯◯学校の◯◯です。

中学生でも見れるカッコいい映画があるよ。

(当時、西部劇が流行っていた。)

これからはそうしなさい。と言って

開放された。

 

ところが、翌日、朝のホームルーム

担任先生から、

おい、◯◯お前良からぬ映画を

見たそうだな。みんなの前で恥をかかされた。

でも私は、担任先生の言動に感心した。

 

クラスメイトは、その場で大笑いし。

学校のペナルティもなく、先生は笑いに

変えて許してくれた訳だ。

 

当時の公立学校なら多分3日間の停学。

私の通う、私学ミッションスクールは

その点、おおらかだったな~。

ありがたい!

先生にも感謝だ。

 

それと比べ、

学校には言わない。と言っていた。

あの補導員にはウソをつかれたわけだ。。

 

大人の対応の差を、感じ取ったわけだ。。。