18日の防災ニュースより抜粋
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東日本大震災後、東北大学病院研究グループの調査で、
宮城県内の胃や十二指腸の消化性潰瘍の患者で、
ストレスだけが原因で発症したとみられる割合が、増加していることがわかった。
県内7か所の病院で、潰瘍患者を震災前後で比較すると、
ピロリ菌や薬剤服用のない患者の割合が、13%から24%に急増している。
原因不明とされていたこれらの患者だが、
研究グループは「被災のストレスにより、
菌感染などにかかわらず発症が増えたと考えられる」とした。
戦争などのストレスで潰瘍患者が増えることは知られていた。
阪神大震災後も潰瘍患者は増加したものの、多くはピロリ菌感染者だったという。
感染者が極度のストレスにさらされ、潰瘍が増えたと考えられていた。
ストレス単独で潰瘍が発症することがわかったのは、これが初めてとしている。
潰瘍の発症のピークは、震災から10日たったころ。
患者の年齢は65歳以上が多く、重症化を防ぐ胃酸抑制剤などを、
震災に備えて確保することが必要という。
調査結果は、消化器系病専門誌のジャーナル・オブ・ガストロエンテロロジーに掲載される。
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ストレスにより胃潰瘍か…。被災の後で、このような爪痕が残るのも問題だな。
被災時には胃酸抑制剤等を用意しておいたほうがいいかもしれないな。