しかし、この身は一つ。
分身ができたらなぁ、なんてことを今でも想像したりする。
仲の良い友達に、とても嬉しい知らせが入った。
自分のことのように嬉しく、舞い上がるような気持ちだった。
僕は、きっとこの友達が、本当に喜びを伝えたい人がいることを知っている。
今はもう、その人に伝えられないということも知っている。
だから、今日きっと僕の受けたこの嬉しい気持ちは、その人の代わりに受けさせてもらったのかなぁ、なんてことを思う。
僕は誰かの分身として、できなかったことをする役割を持っているのかなぁなんて。
喜びを分かち合ったり、苦しみや悲しみを分けあったり、大切な役。
そう思うと、やるべきことは、たくさんたくさん。
分身の術を使いたくなるぐらいに、たくさんだ。
「我がことのように」思える人になりたい。
「一緒に歩いていこう」と言える人に。
僕は君の分身。
君は僕の分身。
にんにん、だ。