目の奧の方がえぐられるような頭痛 | 原因と解決方法

原因と解決方法

どんな些細な悩みにも原因と解決方法があるものです。そんな悩みの種になっている原因と解決方法を調べています。
不眠、便秘、頭痛などの日常的に起こる症状についてです。

群発頭痛は男性に多く、たとえば、思春期頃に始まって以来、10年以上悩まされている人がいます。片目の奥がえぐられるように痛み、じつとしていられず、頭を壁にガンガン打ちつける人もいるほどです。
はじめのころは、目か鼻が悪いか虫歯かなと思ったといいます。いろいろな科にかかりましたが、病名を特定できず、手当たり次第にいろいろな鎮痛薬をのんでも効きません。頭のCT検査をしても、何の異常もありません。1ヶ月くらいするとケロッとおさまり、あれは何だったのかと思うくらいです。
ところが、1年くらいして、忘れたころにまた激しい痛みに襲われます。そんなことを何回か繰り返し、群発頭痛と診断される人も多いようです。

鎮痛薬を毎日のように、のんでいる人では、薬の副作用が心配になります。しかし、群発頭痛は片面痛や緊張塾頭痛ほど長期間は続かないので、薬ののみ過ぎによる弊害はそれほどないと考えられます。それでも効かない薬をのみ続けるのはおすすめできません。胃腸が弱い人であれば、潰瘍になる可能性もあります。
まず大切なことは、あきらめずに治療策を考えてくれる医師を見つけることです。群発頭痛はまったく手の打ちようがないかといえば、そんなことはありません。一つの方法がうまくいかなければ、ほかの方法を試してみましょう。

たとえば、群発期がいつごろかわかっている場合は、副腎皮質ホルモンやカルシウム括抗薬、リチウム療法などで、発作を予防できることがります。
発作が起こる時間がだいたい決まっていれば医師にエルゴタミンを処方してもらい、発作の起こりそうな時間の1~2時間前にのんでおくと、痛みを抑えられることがあります。
頭痛が起こてからでも、エルゴタミンやインドメタシン、リドカインという局所麻酔薬(点鼻薬) を使うと効くことがあります。トリブタンの皮下注射はもっと効きます。さらに酸素療法という方法もあります。

発作の恐怖症になってしまうと、寝酒を飲もうと考える人がいますが、酒は群発頭痛を誘発します。群発期には、たとえ少量でも酒を飲んではいけません。
どんなに酒に強い人でも誘発されます。少しでも痛みを抑えるためには、まず落ち着くことが大切です。発作が起こりそうになったら、まず窓を開け、深呼吸を繰り返します。簡単なストレッチなどもおすすめです。
痛むところを冷やし、天柱というツボを押すと、多少は痛みが抑えられる場合があります。じっとしていられないほどの痛みが続くと、体力的にも疲れます。この時期は仕事のペースもゆるやかにしましょう。ストレスや過労を避け、生活リズムを整えることも大切です。入浴後に頭痛が起こる人は、痛くないときにシャワーですませましょう。不安感が強い場合は、がまんしないで早めに医師に相談しましょう。