あすなろの木 | アロマテラピーおうちサロン Adelante

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旅と人と自然が好き。
アロマセラピストMITSUKO の日々の暮らしのキラキラを綴ります。

ありのままの自分を生きる心地良さ

アロマテラピートリートメントで「自分の中心に還る」を感じてください






みなさんは昨年の12月に神戸の
ハーバーランドに立っていた
大きなあすなろの木のクリスマスツリーが
材木に加工されたことについての
ニュースをご存知ですか?

     ↓




私の知り合いの方がFB上で
批判のコメントを出されていたのを読んで
私が感じたことを、長くなるので
こちらの方に書きたいと思います。




私が西畠さんの
お仕事について知ったのは
朝日新聞「フロントランナー」
の記事でした。



そのときの私は

「自分の道を切り拓いてスゴイなぁ。
面白いなぁ。かっこいいなぁ。」

と、ワクワクしながら読みました。
 


それ以来、西畠さんの本や活動を
目にする度に
「あぁ、あの方だな」
と思うようになりました。



昨年の夏頃に
「巨木のクリスマスツリー」
のイベントのことを知って
「おや?なんで?」
と思いました。


そうしたら世の中に
批判のコメントが出始めました。



真実はどこにあるのか知りたいと思い
いろいろ調べてみました。



その木が生えていた山の持ち主は

「たくさんあるうちの一本の木で
山の健康を保つために
伐採するからいいんですよ」

という意見のようでした。


ふんふん、山の持ち主(人間)は
こういう意見なのね、なるほど。

と、思いました。





そして、12月のある日、
あすなろの木に会いに行きました。



ハーバーランドにある
西畠清順さん植栽プロデュースの
レストランの前で
私は偶然、西畠清順さんに出会いました。



ものすごい批判を受けられていましたが
お元気そうな様子で少し安心しました。



そして、富山の山の中から切り取られ
トラックと船で運ばれて神戸にやってきた
あすなろの木に会いました。



たくさんの人に囲まれ、
周りはお祭り騒ぎでも、
あすなろの木はとっても寂しそうで、
私の目には全然素敵なクリスマスツリーでは
ありませんでした。



夕方からイベントが始まり
6時前からカウントダウン、
そしてイルミネーションで彩られても
しんしんとした淋しさが
伝わってくるばかりで
触れたい、近くに見に行きたいとは思わず
すぐにそこの場所から離れました。



西畠さんが
「分かってもらえる人に
分かってもらえれば良い」
とインターネット上でコメントを
出されたようですが、
分かろうとしたけど
私にもなぜこんなことをされたのか
分かりませんでした。




それからしばらくしてから
「情熱大陸」という番組で
西畠清順さんのスペシャル番組が
ありました。




ちゃんと観てみよう
と思いました。




宇宙からの応援があれば
大抵のことはスムーズに進むものですが
あすなろの木の移動作業は
大雨に見舞われて困難を極めていました。


これを観て
清順さんもたぶんお気づきになられて
いたんじゃないのかな
と、思いました。



神戸市やテレビ番組の依頼を受け
おかしいと思いつつも
後戻りできなくなってしまったのでは。





ところで、私は同じ月に
「ミトン」
というラトビアが舞台の本を読みました。


三ノ宮の北野のギャラリーで
イラストの個展があり
観に行ったときに手元にやってきた本です。



その本の中には

クリスマスツリーの木を切る前には
心を込めて編んだ帯を木に巻いてお祈りをし
一家に一本だけ切っても良いんだよ

というような一節がありました。



これを思い出しました。




あすなろの木よ

ありがとう

ごめんなさい

許してください

愛しています




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