昨日、初めはMIHO MUSIUMに行く
予定だったのですが、
今は休館しているらしく
滋賀県の佐川美術館に
行き先を変更しました。
どちらも前から行ってみたいと思っていた
美術館です。
行きは祇園祭の影響なのか、
道が混んでいたので
途中で高速道路を下りて
比叡山を湖の向こう側に見ながら
湖畔の東側を走りました。
佐川美術館での特別展示はミュシャ。
ここのところ、特に気になっていたので
わぁ、嬉しい
と思いました。
他の美術館とは全く違っています。
個性的でオシャレな造りの美術館です。
ミュシャの特別展示、
ミュシャさんは一体何枚の作品を
世に送り出したのでしょうか
と、いうほどの作品数の多さ！
そしてその一つ一つのクオリティーの高さ！
初めの頃はオペラや商品などのポスターや
本の挿絵などを描いていて、
そのモダンな独特のタッチで描かれた
女性たちは、一人ひとりが妖艶で神々しく
アクセサリーやお花で飾られていて
女性性を謳歌していて素敵でした。
女性の周りに配置された植物などの
パターンも素敵で
手や魚など、おもしろい素材のものもあり
一つ一つの作品に魅入ってしまいました。
大勢の人に見てもらいたい、
と、アメリカに渡ってからも
ポスターなども描いているのですが、
もうそりゃどれも魅力的で。
そして後半は国に帰り、
祖国のための絵を
無償で描いて寄贈したそう。
その絵を見ていて、ハッとしました。
この祖国のための絵を描いていた人と、
モダンなポスターの絵の作者が
同一人物だったんだ！
これまでに知っていたミュシャの作品と
私が興味を持っている絵の作者とが
すっと結びついたのです。
急に点と点が線で繋がって
鳥肌が立ちました。
才能を開花させて
世のため人のために素敵な作品を作って
素晴らしい生き方を見せてもらった
展示でした。
祖国の為に描いた作品が日本に来たら
観に行きたいな、と思いました。
それから、石山寺へ向かいました。
車を運転しているときから
どんよりとした空。
お参りをして、御朱印を書いてもらって
広い境内を歩いていたら
ポツリポツリと雨が降り出しました。
急いで屋根の下に入ったとたんに
雷鳴が轟き
雨がもの凄い勢いで空から落ちてきて
ギリギリセーフでした。
梅雨の終わりの大雨を眺めるのは
風情があって良いものです。
雨宿りに入った茶店で
石山寺名物の石餅を頂きました。
雷鳴と雨音を聴きながら
モッチリと美味しいお餅を頂きました。
アキさんが頼んだ石餅抹茶カキ氷を
一口もらったら
抹茶が濃くてとっても美味しかったです。
お店の外に出る頃には
雨もすっかり止んでいて
茜色の空の下、山道をドライブして
家路につきました。
朝の行き先変更、大成功でした。