
9月23日(土)夕方に下関のセンターにぐったりした負傷猫が持ち込まれました。医療設備もないのにどうしてセンターに持ち込むのか毎回謎です。その日はセンターの合同譲渡会で私たち登録団体が夕方までいたのですが、私たちが帰った直後に持ち込まれたそうです。
私がその子の存在を知ったのは25日(月)の午後2時半くらいにセンターのホームページにこの子の収容が出てきました。センターが私に連絡相談してくることはなかったです。その理由は「助からないと思ったから」
発見者がすぐに動物病院に連れて行くべき状態だったのに、医療何も受けられないセンターに連れて行ってしまい、しかも週末でセンターのホームページへの投稿も遅れました。それによって私たちの発見も遅れました。
すぐにセンターに迎えに行き、動物病院に連れて行き、入院させていただきました。子猫は首に咬み傷がありその傷が首の神経を圧迫し、ホルネル症候群を発症していました。右目が白くなっているのがそれです。
よく生き延びたと思います。木曜日に退院して再びセンターに戻しました。(2週間はパルボ潜伏期間なので私は他の保護猫を守るために重症なら入院させるし、自分でご飯食べれて排尿排便できるならセンターに戻します)
2週間後までに目が治らなければ生涯そのルックスのままだと言われましたが、幸い、回復がみられました。
この子については福岡の乙女とはじめ(どちらも崖っぷちの猫でした)の里親様が最後にもう1匹、この子までは引き取れると言われ本日、譲渡させていただきました。
ホルネル症候群と傷からの感染症はクリアしたのですが、今度は真菌症を発症していました。それでも里親様の方で隔離して薬用シャンプーと治療をすると言われたので、センターにこのままいるよりは早く完治すると思います。2週間のパルボ潜伏期間が終わったので本日、お迎えに来ていただきました。
お気持ちもいただきました。毎回、頂いております。本当に感謝です。
最初に保護した子がやはり全身真菌症だったそうで、その時は里親様にもうつったそうですが、その時の経験があるので今回は十分に気を付けるので大丈夫ですと言われています。
里親様のご自宅は既に拝見させていただいております。とても広くて脱走防止対策も完璧で、本当にきれいにされていました。
ディ・アンクは本当に素晴らしい里親様たちとの出会いがあり、感謝の気持ちでいっぱいです💗
ありがとうございました。

負傷猫をセンターに連れて行ってもセンターは医療設備がないので手遅れになります。駆除するならセンターへ。助けたいなら動物病院です。
ただし獣医師会加盟の動物病院だと無料の治療が受けられますがその場合は殆んど応急処置だけでやはりセンター収容となります。
また保護猫の場合は「お困りならひきとりましょうか?」と言われる獣医師会非加盟の動物病院が1軒あり、そこは冷凍庫に入れて淘汰しております。
いろんな考え方がありますが、助けたいと思われるならご自分で動物病院へ連れて行き、ご自分で支払われ、ご自分で保護される(あるいはご自分の周囲で保護できる人を探す)か里親探しをされることです。
この子は手遅れにならず本当に良かったです。しかも善き里親様に引き取られました。いつもすべての子がこういうラッキーな運命をたどれるとは限りません。
助けたいと思われたなら確実にご自分の手で助けていただくのが一番手堅いです。
私はこういう事を何度も何度も書いて皆様に周知していただけるようにと啓蒙活動をしています。