子供達のじいさん(アコン)の出身地域、
広東省潮州の観光名所を巡る旅・記録。
この日は、
「海外(タイ)に移住し米商人として身を立て、
大富豪となった潮州出身の陳滋簧(Chen Ci Hong)氏が
20年かけて自分の出身地潮州に創ったお屋敷 陳慈簧故居 」と、
潮州でも由緒ある開元鎮国禅寺とその近辺への観光。
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(*いまだ中国語読解力ほぼZeroの為、上記2カ所の観光地個別のリンクが発見出来なかったので
トリップアドバイザーの各々のページにリンクしてあります。あしからず。)
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潮州出身者、陳氏一族が建てた大豪邸は
汕头(Shantou)市内のホテルから約1時間程度車で移動した先の、
なんの変哲もない畑のど真ん中に位置しており、
畑や田んぼの周りの100年以上経過して今なお姿形を残す集落の奥に、
いきなり紅頭船の形を象るモニュメント登場。
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こちらが陳一族が財を成した後に出身地に建てた豪邸。
部屋総数500室以上、
各棟ごとに中庭がしつらえてある造り。
扉部分や屋根の梁部分、窓枠の周りなどには
当時は「金(きん)よりも高価で貴重とされていた」←(Byガイドさん)
『西洋から輸入してきたタイルおよびモザイク模様』が
美しくしつらえてありました。
各棟は2階部分に渡り廊下さながらの
美しいタイルで装飾された橋がかけられていました。
中国文化と西洋文化を融合させつつも、
やはり「自分の祖国」の中国色をより強調しているかのような
雰囲気的には
「アルハンブラ宮殿」の「中国バージョン」のような
お屋敷とでも言いましょうか。
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(余計に分かりにくい。。)
二階部分の一室。
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至る所の細工が細やかで、
成金趣味でゴテゴテといらぬ飾りを山盛りつける訳でもなく、
全体的に調和のとれた色合いで、非常に上品です。
陳一族のセンスの良さが伺えます。
どことなく中国風なのに
イヤミのない上品な組み合わせ。
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幾つもある中庭の一角にはお土産屋さんも。
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お屋敷内にオペラハウスまで造られていました。
建物の棟それぞれに少しずつテーマの異なるタイルが
貼られているところにも、こだわりが感じられます。
「彗井」と名付けられた井戸があり、
説明書きには、『中国語の彗(フイ)には知性、明朗という意味がある』と
書いてあったため、
井戸水を汲むだけで
努力する事無く「彗井」の知性にあやかろうとする
安易な考えを持つ次男、の図。
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中央の中庭に戻ってきました。
陳一族がこのお屋敷に居住していた時代は
さぞや華やかなお屋敷だったのではないかと
当時の暮らしに思いを馳せつつ、
チェン・シーホン屋敷を後にしました。
「陳慈簧故居」Chen Ci Hong Mansion
广东省汕头市澄海区隆都镇前美村
長くなったので、
開元寺記録は次回に持ち越します。
乞うご期待?!
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