広東省潮州市にある重要文化財、開元寺とその周辺の旧市街を観光。
**************
チェンシーホン屋敷から車に乗る事約1時間弱、
潮州で最も有名(らしい。Byガイドさん)な開元寺へ向かいました。
チェンシーホン屋敷が潮州の田舎町に存在するのに対し、
開元寺は潮州を流れる最も大きな川、韓江の河川沿いに位置しており、
城壁に囲まれた城下町、といった印象。
色も形も異なるの望楼(やぐら?)がそれぞれ門の上部に
しつらえてあります。
往来激しい道路上に
なんと、旧市街の地図が。
望楼の上に登ると全貌が見える造りになっているのだけれど、
下から見るときは車に注意が必要(汗)。
こちらの望楼上から見ると
道路上に刻まれた旧市街地図が一望出来る、らしい。
ご先祖様ゆかりの地なもので、とりあえずは
全てのめぼしいお寺に立ち寄ろうということで
天后様を祭ってあるお寺にも立ち寄り、
お参りをする。
観光地らしくお土産屋さんも多いのですが、
どことなくペナン島のジョージタウンあたりに
似ている?!
移住先の街並みを祖国の風景に似せて造った、ということでしょうか。
潮州にも独自の刺繍があるのだそうで、
旧市街沿いの店舗に入って刺繍作品を見せてもらいました。
潮州の刺繍は全体的に立体的で盛り上がった力強い刺繍、とでも
表現しましょうか、
細やかさの面では蘇州の皇帝刺繍のほうが
(あくまでも個人的には)好みかも。
道沿いでお習字練習キットを売っていたおじいさん達。
素晴らしい達筆デモンストレーションで
「水お習字キット」を勧められ、
もれなくお土産に買ってしまったワタシタチ。
開元寺近くの菜食レストランにて
ベジタリアン中華を頂き
腹ごしらえ出来た後、
738年に建設され、現在の建物はおよそ200年前に再建築されたものだそう。
どことなく奈良の東大寺風の造り。
一方で、日光東照宮っぽい色鮮やかな装飾が
あちらこちらに見られました。
開元寺観光後は、
旧市街を一周してくれる観光用の
三輪タクシーに乗ってみました。
学校帰りの生徒さん達の集団がいてもお構いなし。
ビービーとクラクションを鳴らして
強気で走る観光タクシー。
ジャッキーチェンの映画のシーンに登場しそうな路地を走る事約15分、
出発点の望楼下に戻ってきました。
その後は韓江にかかる「動く浮き橋」(大型船が通る際には
赤いボート部分が移動する)を遠くから眺め、←(別料金なので渡らず)
車で2時間ほどで宿泊先の汕头まで
戻って参りました。
・・・・・・・・・・・
(子供達の)じいさんもばあさんもパパもその兄弟も、
特に移住後4代目以降ともなれば
自分達は「中国」とは全く関連性のない、
「外国人」だと信じて疑わないフシがあります。
実際、中国本土の中国人と、海外へと移住した中華系とでは
あまりにも生活、文化、教育、歴史面での違いが有りすぎて、
『自分と中国とは、まるっきり別物』と捉えているし、
今回、中国本土で生活する機会を与えられてからは
さらにその違いが、中国人でも中華系でもない自分でさえも
なんとなく感じられるようになってきた様な?。。。
文化と教育と生活環境が違うだけで
意識面がこんなにも違ってくるものなんだわね~。
中国と中華系のナゾは奥が深い?!ということで。:P
皆様もよい週末をお過ごしください。
クリック応援、ありがとう♪