小沢健二の新曲が素晴らしく良い。良すぎる。
でんぱ組.inc、2度目の日本武道館。
この公演が追加公演として発表される前、既にアリーナツアーのチケットを取っていたので、まさか1か月に2度も東京に行くことになるのはさすがに・・・と一瞬躊躇したものの、やはりでんぱの武道館にはあまりにも特別な思いがあったので、もう行くしかないと。
そもそも自分がでんぱ組.incを好きになったきっかけが、3年前の武道館の映像を見て衝撃を受けたから。それから過去を遡り、歴史を知り、マイナスからスタートした彼女たちの底力に魅かれて今に至っていることを考えると、再び訪れた日本武道館のステージには絶対に居たいと思った。
それに、6人になって5年、そのタイミングでリリースされたベストアルバムに入った新曲が、あまりにも意味深であり、ここでそのすべてを確かめたかったというのも理由。
2017.01.20
でんぱ組.inc
幕神アリーナツアー2017 in 日本武道館
「またまたここから夢がはじまるよっ!」
01.電波良好!
02.W.W.D
03.ちゅるりちゅるりら
04.君も絶対に降参しないで進まなくちゃ!
05.最Ψ最好調!
06.サクラあっぱれーしょん
07.くちづけキボンヌ
08.キラキラチューン
09.Dear☆Stageへようこそ♡
10.でんでんぱっしょん
11.でんぱれーどJAPAN
12.W.W.D II
13.WWDBEST
En1.ORANGE RIUM
En2.破!to the Future
En3.Future Diver
このセットリストを見ても分かるように、アンコールを入れてもわずか16曲。iTunesでプレイリスト作っても、80分のCD-Rに全部入ってしまうような曲数。
しかも、アリーナツアーの幕張や神戸とは全く違うセットリストとなり、トロッコでメドレーを歌う演出もなし。「W.W.D」後のメンバー自己紹介が終わってからは、MCと言えるMCもなく、突っ走るような直球の潔さでライブは進む。
演奏を奏でる「でんでんビッグバンド」は、ツインドラムにストリングスも入り、もはや最強のバックバンド。特に「くちづけキボンヌ」での美しさには聞き惚れてしまったし、「W.W.D」シリーズのアレンジは凄まじく重厚だった。
そして、「W.W.DⅡ」が終わった後だった。
メンバーが一人一人前に出て、今の気持ちをファンに伝えるというMCが始まった。
各々、ファンやスタッフ、そしてメンバーへの感謝の気持ちを話し始め、涙声になる。これが何故かとても重苦しい雰囲気に思え、自分だけじゃなく、他のファンもざわついていた。
結果的に言うと、でんぱ組.incは解散もしないし、活動休止もない。メンバーが脱退したり、休んだりすることもない。ただ、「しばらくライブの予定がない」ことが伝えられた。
これには正直、「ホッ」とした。
この武道館にきて、このMCを聞くまで、最悪の事態も想定していたから。
今まで走り過ぎた。休む暇もなかっただろう。だから、ここらで少しライブから離れ、新たな挑戦や経験を積み、外側から「でんぱ組.inc」を見てきてほしいと思った。
そして、また6人でライブをした時に、新しい化学反応が起これば面白いなと思った。
これが素直な感想だ。
本編最後の「WWDBEST」、これまでの集大成ともいえるこの曲の、なんとも言えないクライマックス感に、でんぱ組のステージを見ている自分を、さらに後ろから見ている感覚に陥り、何となくあの場に立っているのが嘘のような、現実じゃないような不思議な思いで見ていたような気がする。
オレンジ一色に染められた武道館の景色は目に焼き付いている。
自分の中でも、なんだか一つ大きな区切りを見つけたような、そんな気分になれたのは間違いない。












