世界図書・著作権デー(せかいとしょ・ちょさくけんデー、英: World Book and Copyright Day)は、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)によって制定された「読書・出版・著作権(知的財産権)保護の促進」に関する国際デーで、毎年4月23日(国によって異なる場合もある)。

「世界本の日」(せかいほんのひ、英: World Book Day)とも呼ばれる。日本語では「世界本と著作権の日」(せかいほんとちょさくけんのひ)とも訳される。

1995年のユネスコ総会で制定され、1996年から実施されている。「書籍とその作者たちに敬意を表する」記念日であり、「読書の楽しみを特に若い人々に伝えるとともに、人類の文化的・社会的進歩に果たした人々のかげかえのない貢献への敬意を新たにすること」を目的とする[1]。この日には各地で、本や読書に関連したイベントが開催される。

『ドン・キホーテ』の作者ミゲル・デ・セルバンテス、イングランドの劇作家ウィリアム・シェイクスピア、『インカ皇統記(スペイン語版、英語版)』の著者であるインカ・ガルシラーソ・デ・ラ・ベーガの3人の作家の命日

  1. a b c d e “World Book and Copyright Day, 23 April” (英語). 国際連合. 2014年7月6日閲覧。

―Wikipedia



ここでは、シェイクスピアとセルバンデスの原作映画を少しだけ、紹介します。


シェイクスピア

「ロミオとジュリエット」(1997年)  アメリカ  恋愛
バズ・ラーマン監督、レオナルド・デカプリオとクレア・ディンズが主演を務めた映画です。舞台を現代のアメリカに置き換え、シェイクスピアの古典を現代的なスタイルで再解釈しました。【アマゾンプライム】

「マクベス」(2015年)  英、米、仏 ドラマ・戦争
オーストラリア出身の映画監督ジャスティン・カーゼルが監督をつとめ、マイケル・ファスベンダーが主演した映画です。原作のストーリーを忠実に再現しつつ、暴力や戦争の描写に重点を置いた作品となっています。

「オフィーリア」(2015年)  イギリス  サスペンス・ドラマ
クレア・マッカーシー監督、デイジー・リドリーが主演をつとめた映画。貧しい少女が、王妃に気に入られて侍女に。戦争から帰ってきた王子ハムレットとの恋愛を描く作品。【アマゾンプライム】


セルバンデス

「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」2018

ファンタジー・アドベンチャー・コメディ
テリー・ギリアム監督による2018年のアドベンチャー・コメディ・ドラマ映画であり、スペイン・ポルトガル・フランスの合作で制作されました。主演はアダム・ドライバーとジョナサン・プライスで、スペインの風景をバックに、クレイジーな冒険を繰り広げます。この作品は、製作の困難さや監督の執念、そしてクレイジーでファンタジックなストーリー展開が特徴的であり、多くの映画ファンから注目されました。【アマゾンプライム】

ギリアムは19年間の間に9回映画化に挑戦してその都度失敗した―Wikipedia

「ロスト・イン・ラ・マンチャ」(Lost in La Mancha)2002年 ドキュメンタリー
テリー・ギリアムの映画『ドンキホーテを殺した男』(The Man Who Killed Don Quixote)の(最初の)製作プロジェクトが暗礁に乗り上げた顛末を描いた2002年のドキュメンタリー映画。【アマゾンプライム】

「ラ・マンチャの男」(2016年) - スペインの映画監督ハビエル・ゴディノが監督を務め、エドガー・ラミレスが主演を務めた映画です。原作のストーリーを忠実に再現しつつ、現代的な視点から解釈された作品となっています。【TSUTAYA DISCAS】


スペイン語圏、約5億人!!

スペイン語圏は世界で3番目に人口が多く、大航海時代に多くの植民地を持ち、南米諸国などとの歴史的な結びつきが強く、政治的、文化的な影響力を持っています。そのため、多くのスペイン語映画があります。スペイン、メキシコ、アルゼンチン、コロンビア、ペルー、チリなど、多くの国々で映画産業が発展しています。スペイン語の映画は世界中で視聴されています!

日本公開作品監督
ペドロ・アルモドバル監督作品(「女たちの都市」「結婚しようよ」「アイの戯れ」など)
アレハンドロ・アメナバ監督作品(「アビエール夫人の秘密」「マル・アドレーテ」「アゴラ」など)
ギレルモ・デル・トロ監督作品(「パンズ・ラビリンス」「シェイプ・オブ・ウォーター」など)
アルフォンソ・キュアロン監督作品(「愛と幻想のファンタジア」「ローマ」「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」など)
パブロ・ラライン監督作品(「ノーボディーズ・ライフ 23年目の消えた男」など)

※題名は、不正確かもしれません。

日本とは、あまり関係が少ない気がする、スペイン、スペイン語圏ですが、調べてみると沢山の映画が見つかりました。この情報が、少しでもお役に立てましたら幸いです。
 

ジャック・ニコルソン(Jack Nicholson、1937年4月22日 - )は、アメリカ合衆国の俳優、プロデューサー、映画監督。ジャック・ニコルスンと表記される事もある。

デビューから今日に至るまで計12回のアカデミー賞ノミネート経験(主演8回、助演4回)と3回の受賞歴(主演2回、助演1回)を持つ。アカデミー賞に12回のノミネートは男優としては最多で、また1960年代、1970年代、1980年代、1990年代、2000年代と各世代毎にノミネート経験を持つ俳優三人のうちの一人(残りの二人はマイケル・ケインとポール・ニューマン)でもある。ゴールデングローブ賞も計7回受賞し、1999年に功労賞を授与され、俳優として多くの俳優に多大なる影響を与えた。

―Wikipedia から

 

 

       『イージー☆ライダー』(字幕版) 1969年 アメリカ


1960年代後半のアメリカが舞台。カルフォルニアの南から東岸南部のニューオートランドへ旅をするライダーのロードムービー。

【ストーリー】主人公、キャプテンアメリカ(ピータ―・フォンダ)と連れのビリー(デニス・ホッパー)。サングラスに口髭のスタイル。二人は、麻薬密売で大儲けする。フロリダで、ゆっくり過ごすことが夢だ。まずは、謝肉祭(カーニバル)まで着ければと考え、ハーレーという大きなバイクに乗り込む。国旗のマークが施されている。腕時計を放ち、出発する。

道中は、荒野にサボテンの景色が続く。音楽が気分を盛り上げる。修理に立ち寄った農家、ヒッチハイクで乗せた男の集落などに滞在しながら旅は続く。

途中、小さな街で「無許可デモ」逮捕される。ここで、弁護士のジョージ・ハンセン(ジャック・ニコルソン)の助けを借り釈放。旅をともにする。焚き火を前に語り合う。アメリカ人は、個人の自由についてはいくらでも喋るが―自由な奴を見るのは怖い。怖がらせたら?非常に危険だ―。


分断統治がテーマ。


南北戦争の終結は、1865年。ここから100年もの時間が経ちながら、南部の白人にとってその経済基盤である奴隷制を失った喪失感が垣間見える。経済は崩壊し、今も田舎町として鬱屈した気分が、いつ暴発するかわからない。公民権運動、ベトナム戦争、彼らの報われない愛国精神は、より弱者への攻撃へ向かう。そんな折、長髪にハーレー、五十の星が連なる国旗の男たちが訪れる。県境で襲う計画が、短絡的で恐ろしい。

 牢屋にあった標語。”イエスは永遠に変わらない” これを、南部は永遠に変わらないと変えるとドキッとする。

旅で知り合ったバックパッカーの集落。女性が声を出して読んでいた文章。
”開始は不幸を招き” ”持続は危険を招く” ”変化への要求は時に無視しても” ”無理からぬ不平には 必ず耳を傾けよ”
 

キャプテンアメリカ ”神が不在なら発明する必要があった” ここに、融和の可能性を感じた。


薪火での会話とバイクでの旅。シンプルでかっこいい。容易に変えられない、現状の問題意識を示すのが、やっとだと感じました。


アメリカの分断統治は、自国でも行われているんですよね。私はそう感じました。


この映画から60年あまり。ますます分断が進むのは、支配のゆらぎだと考えられます。

歳入 約6兆110億ドル(2022年度)     806兆円
裁量的経費 1兆6,880億ドル(28.1%)  226兆円
(国防関係費 7,560億ドル(12.6%)   101兆円 世界の三分の一 配分も大きい
 非国防関係費 9,320億ドル(15.5%)) 125兆円

義務的経費 4兆180億ドル(66.9%)

 

外務省 アメリカ 2022年度予算教書
https://www.mofa.go.jp/mofaj/na/na2/us/page23_003047.html


弁護士のジョージ・ハンセン(ジャック・ニコルソン)、麻薬を吸ってUFOを語るシーン。

「なぜ見せないかって?見せたらパニックになる 地球には指導者がいる 情報の公表は彼ら次第だ その彼らが情報を抑えているんだ 現体制がグラつくからさ 地球にいる金星人は― 全階層の人と接触しているあらゆる人間とだ 現体制に与える衝撃を和らげようと― 金星人は全階層の人と接触して忠告している 人間が神のように 自分を制御できれば― 人間は飛躍し 平等に進化できるんだ」


バイク旅行はすごく楽しそうでした。音楽はあまりにも有名ですね。初めて鑑賞でき、楽しかったです。

キャプテンアメリカ(ピータ―・フォンダ)、ビリー(デニス・ホッパー)、ジョージ・ハンセン(ジャック・ニコルソン)の演技はとてもリアルに感じました。キャラクターもしっかりしていました。メガネがかっこいい。いろいろな角度から鑑賞できそうです。ピタ―・フォンダが、企画、制作もしている。父、ヘンリー・フォンダは、「怒りの葡萄」の主役トミー。このロードムービー繋がりが、興味深かった。

 

 

1969年カンヌ国際映画祭新人監督賞を受賞し、第42回アカデミー賞で助演男優賞と脚本賞にノミネートされるなど高い評価を得た。1998年にはアメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録された。ーWikipedia

 

 

チラデンテスの名は19世紀末からブラジル独立の英雄としてブラジル中に知られるようになった。彼が処刑された4月21日は、1889年にブラジルの祝日に制定されている。-Wikipedia

 

かっこいい英雄をご紹介します…

 

「リベレイター 南米一の英雄 シモン・ボリバル」

  2014年   スペイン・ベネズエラ  伝記・歴史・社会派ドラマ

南米の独立戦争の指導者であるシモン・ボリバルを描いた2013年のベネズエラ・スペイン合作の映画です。主演はエドガー・ラミレス。


「エビータ」 1996年 アメリカ  ミュージカル・ドラマ 
アルゼンチンの政治家エバ・ペロンの生涯を描いた1996年のアメリカ・アルゼンチン・イギリスの合作映画です。主演はマドンナ。


「エル・ノルテ 約束の地」 1983年 アメリカ・イギリス合作 社会派ドラマ
グアテマラ出身の兄妹が、アメリカに移住するまでの物語を描いた作品。映画は独立とは直接的には関係ありませんが、グアテマラ内戦の影響を受けた南米諸国の現状を描いた作品であり、社会的なメッセージ性が強いです。


「夢のアンデス」 2019年 チリ・フランス  社会派ドキュメンタリー
1973年に起こった軍事クーデターで誕生したピノチェト政権の弾圧の記憶や、新自由主義経済政策による負の遺産が、今なおチリ社会に大きな影響を与えていることを描いた映画です。美しいアンデス山脈の映像と共に、チリ社会の苦悩が詩的に描かれています。南米ドキュメンタリーの巨匠パトリシオ・グスマン監督作品。「光のノスタルジア」「真珠のボタン」に続く、チリ弾圧を描いた3部作最終章。

 

「瞳の奥の秘密」 原題 El secreto de sus ojos 2009年 アルゼンチン サスペンス・スリラー・ドラマ
1983年にかけて起きた「汚い戦争」と呼ばれる軍事政権による人権侵害や失踪事件を描いた映画です。現代でも、アルゼンチン社会においてこの時期の歴史や事件は未解決のままであり、影響が残っています。第82回アカデミー賞外国語映画賞。


「ビクトル・ハラ」 原題 Victor Jara: The Right to Live in Peace 2019年 ドキュメンタリー
ビクトル・ハラの生涯と音楽活動、チリ政府軍による拷問と殺害されるまでの出来事が描かれています。また、ビクトル・ハラの音楽も多く使用されています。


南米はハリウッド映画の影響も大きいですが、各国に映画産業があり、それぞれの国で、どちらも楽しまれているようです。また、国際的な賞を受賞するような映画も制作されています。しかし、過去の親米反共軍事独裁政権下では「歴史的な英雄」は政府の圧力で制作できませんでした。民主化された近年では、真の英雄である無辜の市民の抵抗や闘いの作品が数多く制作されています。また、社会問題を扱ったドキュメンタリーや歴史ドラマも多数制作されているようです。そして、コメディ映画、アニメ映画も多様にあるようです。機会があれば、ご紹介します。

 

なお、韓国においても軍事独裁政権から民主化されたのち、大きく映画産業が発展しました。この点も共通点としてみると興味深いです。映画は大きな影響力がありますね。

 

ここまで、ご覧いただきありがとうございました。