頭部さえ出来れば、あとは時間の問題である。いつもはすぐに身体部分に取り掛かっていたが、一休を軸にラインナップを考えていて、しばらく頭部を作り進めることにした。考えるな感じろで行くのは良いが、時間配分に対する配慮が欠ける、と大燈国師に対して花園天皇、一休禅師に対して虚堂智愚の制作は先走り過ぎ、今ではないだろう、と予定になかった森女制作に変更。その森女も、当初気立ての良い素朴なイメージだったのが、老僧一休に生命力を与える霊力の持ち主にイメージが変化。 相変わらず行き当たりばったりだが、結果、12年ぶりに女性を作っていたり、気がつくと見知らぬ街に立っている。目指す目標などない方が、ずっと行く先が続くようで良い。