建長寺の開山、蘭渓道隆の頂相に打たれ、禅宗において、頂相が師の教えそのものとされた、ということにさらに打たれ、あろうことか建長寺に蘭渓道隆を展示させていただいた。縦150〜200センチのプリントが、蘭渓道隆が作庭したといわれる庭からの風に揺れた時は感激した。そして今、蘭渓道隆が青年時代、訪ねて行って参禅したという、当時の禅林の最高峰であった無準師範を作っている。もうこれ以上遡ることはないだろう。一般には公開されていないが東福寺には彫像があるらしい。 今年の年末辺りにはいくら〝盲蛇に怖じず‘’といいながらも、と振り返るに違いないが、後悔は後でするものである。今はただ無準師範と向き合うだけである。振り返る時には頭の中のイメージと違って、その分の空気をどかして坐っているはずである。
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