ここ数週間、ガザでは、ミサイルや爆弾投下による攻撃が続いている。

 

イスラエル政府による攻撃で、

ガザの武装勢力に対する報復措置であるとしている。

 

「ガザでは、武装勢力とイスラエル軍による戦闘が続いている。」

これが、みなさんが持っているガザのイメージかもしれないが、間違いではない。


しかし、

これらの爆撃は、深夜12時から午前3時の間に起きている、というとどう思うだろうか。

 

イスラエル軍による爆撃が行われる時間にも特徴があり、

真夜中に爆撃が行われるのである。

 

想像していただきたい。

 

寝付いた頃に空爆が始まり、午前3時頃にやっと収まる。

 

それが毎日続く。

 

あなたにとって、このような環境で過ごすことはできるだろうか。

 

コロナ禍で、「新しい日常」という言葉が使われている。

 

しかし、ガザでは、別の日常がある。

 

ガザの人たちにとっては、真夜中に爆撃の音が鳴り響く中で、眠りにつくことが、

「これまでも、これからも日常」なのである。

 

参考:

Israeli planes bomb Gaza for seventh straight night:

https://www.aljazeera.com/news/2020/08/israeli-planes-target-gaza-seventh-straight-night-200818060902391.html

 

Israel targets Hamas in Gaza in response to fire-bomb balloons:

https://www.france24.com/en/20200813-israel-targets-hamas-in-gaza-in-response-to-fire-bomb-balloons

 

 



日本に帰国して、改めて「災害大国」であることを実感する。

地震に始まり、火山の噴火、しまいには河川が決壊して大洪水になり、数十人の方が亡くなった。

4月頭に日本に帰ってきて、たったの3ヶ月間滞在しただけで、この3つの災害を間近に経験した。

ガザに住む友人にこのことを伝えると、「なんて怖い場所に住んでいるんだ」と言われた。

ガザは、完全に包囲された刑務所のような場所で、政治状況が悪化するたびに数百発のミサイルが降り注ぐ地域である。

自分も、それなりに危険な地域に、8年ほど住んできたが、確かにこれほどまでの自然災害を短期間に経験した事は無い。

そのことを考えると、日本の災害発生状況は、他国に比べて異常に多いのかもしれない。

英語でこのことを説明するときに、「災害大国」と言う言葉で説明すると便利なように思う。

しかしながら、辞書を引いても適した言葉が見つからない。

そこで、自分なりに正しい表現だと思う言葉を考えてみた。

Prone to natural disaster 
自然災害が多い国

この表現が一番妥当だろう。

今後もよく使うだろうから覚えておこう。

 

ヨルダン川西岸地区でも、コロナ感染者が拡大している。

7月1日時点で、1日当たり300人を超える新たな感染者が確認されている。
https://covid19.who.int/region/emro/country/ps


これを受けて、パレスチナ自治政府は、7月3日午前8時から、西岸全地域へ外出制限を課すことを発表。
https://reliefweb.int/report/occupied-palestinian-territory/occupied-palestinian-territory-opt-covid-19-emergency-9

この発表で、不要不急の外出は禁止され、公共交通機関のサービスも停止される。


さらに、西岸地域での支援活動に掛かる移動も、原則できなくなる模様。

この制限は、翌水曜日の7月8日まで継続される。

それでなくても移動が制限されている西岸地域の人々にとって、さらに生活が困難になることが懸念される。