今日も同じように電話をする。




大野
「もしもし?」




「もしもし(^-^)
今日は空、見れた?」



大野
「全然だよ。
ずっとスタジオの中だもん。」




「そっか~。
今日はきれいな青空だったよ!」



大野
「おいらも見たかったな~。
ちょっ!(汗)」



私 (・・?


さっきからやけに周りが
騒がしいとは思ってたけど…。



大野
「ごめんね。
横でニノがうるさいから。」



『うるさいって
なんですか!』




「忙しかった?」



もし忙しかったら…。


急に申し訳なく思えてきた。



それから私は
ちょくちょく電話した。



決して大野くんから
かけてくることはないけれど
ちゃんと私からの電話に
応対してくれる。




電話をかけてこない
大野くんだけど、
よくメールをくれるんだ。


どや顔とか変顔とか魚とか…。



変なのばっかなんだけどね
(^^;)



でも私と大野くんが
繋がっていると思うと、
どんなにくだらなくても
自然に笑っちゃってるんだ。




「あはは (=_=;)
ほんとだ…。」



大野
「何してたの?」




「ぼーっとしてた…。」



大野
「えへ(笑)
2時間ずっと!?」




「……うん。」



大野
「えへへへ(笑)
やるね~(^-^)」




「あはは(^^;)
でもなんで分かったの?」



大野
「見えたから。車から。」




「あはは(^^;)」



大野
「あっ、もう切らなきゃ。
気をつけて帰ってね(^-^)」




この日から、
私と大野くんの関係が
スタートした。



そんな私を目覚めさせてくれた
のは、一本の電話だった。




表示名は『大野 智』。



恐る恐る電話にでた。





「も、もしもし?」



大野
「いつまでそこにいるの?」




「えっ?……」



大野
「だって、もう2時間経ってる
のにまだそこにいるから。」




「えっ!」



我に返った。



いつの間にか野次馬たちも
いなくなっていた。




「い、いいんですか? (゚-゚)」



大野
「本当はダメなんだけどね。
でも、かおりちゃんならいいや(^-^)」




「あ、ありがとうございます…」



そのままの流れで、

番号交換をした。



電話帳に表示される
『大野 智』
の文字。



大野くんが立ち去った後も


呆然としたままケータイを握りしめていた。



何時間も。