★★雅紀★★



今日は葵と勉強教えてもらう
約束をした日。


でも葵は部活がある。



授業が終わるのが16時。


葵との待ち合わせは19時。



葵から出された課題を
机の上に出す。



知らない間に
教室に1人になっていた。




17時半。



集中力が途切れてきた。


カキーーン!



金属バットの気持ちいい音。



その音に誘われて、
窓から顔を出した。


☆☆葵☆☆



今日は雅紀と約束した、
勉強を教える日。



部活が終わるのが19時。


校門で待ち合わせて
雅紀の家で勉強することに
なっている。






部活が終わって校門へ向かうと
雅紀がいた。




「ごめん!お待たせ!」



そのまま2人並んで歩いた。



まるでカップルみたいに。



たった10分の時間だったけど

たぶん私はこの10分間を
一生忘れない。


★★雅紀★★



昼休み、
職員室に呼び出された。



「お前、いろんな先生から
授業中後ろを向きすぎだ、
って言われてるそうだな。」




「………」



「お前、今度のテストで
欠点とったら、座席、ずっと
教卓の前にするからな!」




「待って待って!無理無理!」



無理に決まってんじゃん!


だって俺、毎回欠点だって!




職員室から教室に戻る道のりで
必死に考えた。


どうすればいい……



そして浮かんだ案が、
葵に教えてもらう、
ということだったんだ。


☆☆葵☆☆



6月も半分が過ぎていた。


そろそろ期末テストがある。



相葉
「ねぇ、勉強教えてくれない?

俺、先生に言われてさ~
今回のテストで欠点出したら
ずっと教卓の前の席に
なるんだよ~(>_<。)」




「いいけど私、試合前だから
部活あるんだけど…。」


相葉
「いいよ、待ってるから!」




「そう?」



相葉
「よろしくね!」




という訳で、私が雅紀に
勉強を教えることになった。



緊張する~(>_<)


★★雅紀★★



俺は席替えしてから嬉しくて
授業中も休み時間も、
ずっと川本さんと話していた。



先生に何回も注意されたけど


そんなことより少しでも
川本さんと話していたかった。





「ねぇ、葵って呼んでいい?」



思い切って聞いてみた。



川本
「えっ?…うん。
いいよ (〃ω〃)」




「やった!
じゃぁ俺のことも、
雅紀って呼んで!(>▽<)」



川本
「ま、さき?」




「約束だよ!('-^*)」




俺達の距離は、
確実に近づいていた。