自己中心と利己主義の違い | ロイヤル・リゾート那須高原にあるリトリート・センター☆彡

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日本では、自己中心と利己主義を同義で用いる人が結構多いですね。

カウンセリング関係では、自己を中心に考えることを大切にします。日本人は、他者との関係性を重視するあまり自己の観念が未発達な場合が見受けられます。


言葉の意味について

自己中心:英語では egocentrism。 物事の中心に自分自身を置いて、世界を解釈することです。これは主に幼児期の心理特性について述べられたのですが、青少年期や成人期でも発達段階で用いられます。


利己主義:英語では egoism。他者の不利益を顧みずに自己の利益のみを追求する生き方のことです。利己主義に対義する言葉は、功利主義utilitarianismです。つまり万人の利益を優先するので公益主義とも言われます。


また利他主義と言う言葉もありますが、これは、自分よりも他者の利益を優先する生き方のことです。


言いたいことは、人間の発達は、自己中心からスタートするわけで、自己中心が満たされなかった幼年期に、発達が遅れた青年、成人になることが間々あり、対人関係を損ねる場合があります。


この場合には、カウンセラーが保護的な親を代理し、自己中心性を肯定的に受容しながら、他者の価値観の多様性を学習します。特に自己中心的な言動が他者に与える影響について考えるようになります。


自己中心性は、自我の発達の上でとても大切な要素です。それは自己を保持する根源的な生の欲求と言えるでしょう。


自己中心性をよりよく発達させると、利他的な生き方に変わります。

「自己があるのは、他者があるからだ」と解るようになります。


他者と自己が共生関係によって成り立っていることが解るようになると、相補性(=補い合い、分かち合うこと)が善い生き方だと理解できるようになります。


やがて功利や公益を考えるようになります。


利己主義は、自然や人間社会に悪影響を与えます。そのことが解れば、利己的な生き方を利他的な生き方に修正できるようになります。