カウンセリングの泰斗ロジャースが、「純粋性(自己一致)」,「無条件の肯定的配慮(受容)」,「共感的理解」をカウンセラーの基本的態度と教えてくれました。
私が学習したころは、受容、共感、自己一致の順番でした。自己一致が一番大切と学びました。
最近の実感は、純粋性、肯定的受容、共感的理解と言う感じです。
純粋性genuinenessと、自己一致self-congruenceは、いま私の中では「自己と他者との関係性における真実に対する愛ある誠実さ」という表現になります。
真理・真実を希求する情熱を純粋性と言い、その純粋性とは存在の神聖さへの尊厳・畏敬だと思うようになりました。
私たちは、クライアントと自分の内なる声(真実)に耳を傾け、真実に気付きます。
究極的な関心は、幸福と平和の真実に目覚めることだ、と考え至ります。
あるがままとは、不純になった自己を内省し、
本来の純粋性を自己に回復することだと思うようになりました。