生きる歓び 事例⑥ 悲嘆と共に | ロイヤル・リゾート那須高原にあるリトリート・センター☆彡

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ダンマプロジェクト代表 うめ@梅津礼司が発行するブログです。お困りごと、お悩みごとなら、なんでもご相談にお応じます。みなさんのご訪問を心から歓迎いたします。URL dhammpro.com

E子さんは、8歳のときに母親と死別しました。

その悲しみを未だに引きずり、思い出しては泣くことがあるそうです。

また、母親代わりの祖母が亡くなり、心の支えがなくなり、どう生きたらよいのか、

分らずに来談されました。


自分の気持ちを受け止めてくれる人が身近にいないと言う気持ちがあります。

不登校(中学・高校)の経験もありました。

父親に親近感がありません。(理解してくれないから)

就職してからも、人に怯え、いつも緊張し、失敗すること多く、ストレスを抱えています。

毎日が辛く、何の楽しみもない。自分が嫌になる。無気力になりつつある。

寝ても寝た気がせず朝起き上がる時からすごく体が重く、終日ずっと疲れた状態です。
起きなくちゃいけないと思っているのに朝、なかなか起きられず仕事には遅刻ギリギリで身支度も満足に出来ません。
他にも変に体が暑くなったり、胸が苦しかったり、ぐるぐる回った後の用な気持ち悪さを感じます。
休日は半日以上寝ていることが多く、平日も洗濯したい、掃除したい、料理したいと思ってもできない日が多いです。
最近これらの症状が酷くなったように感じます。自分で自分が嫌になります。

よく聴くと、長い間、愛されていない私。ふがいない私。したいけどできない私。

と言う自己認識があります。


このような人生の危機を何とか乗り越えたいと願って、来談されました。

キーワードは、愛と信頼に満たされることだと思いました。

E子は、不足不満の「私」のことで、胸がいっぱいになっています。


最初に必要な私の援助は、E子さんがこれまでにひどい思いをしながらも、彼女なりに努力してきたことを肯定し、承認することだと思いました。


次に、辛い時に家族にどのように接してほしかったのか?

母親と死別した時、父親、祖父母がどのように接してほしかったのか伺いました。

そして、カウンセラーは、E子が望む父親、祖父母の役割を果たします。


支えてくれた、分ってくれようとした、愛してくれている、必要とされている。

と言う疑似体験をカウンセリングで味わうのです。


次に、その時父親は、兄弟は、祖父母は、どのようだったのか、思い出します。

周囲の風景も思い出していただきます。その中で自分はどのようにしていたのか、客観的に思い出します。


次に、そのとき、自分はどのようにすることができたのか考えます。


自分がどのような影響を受けてきたのか、また、自分が周囲にどのような影響を与えてきたのか、冷静に受け止めることができるように援助します。


そのために、ナラティブセラピーを応用しました。

E子は、自分史の記述を始めるようになりました。


困っている状況から抜け出すために、問題を明確にし、それを克服するために、

E子がなすべきことを一つ一つ具体的に考え、行動し、その結果を振り返るパートナーに私は、なります。


E子は、古い人生脚本を新しい人生脚本に書き換えることに成功し、お化粧にも、服装にも気を配るようになり、自らの呪縛から解放され、生きる歓びを味わうようになりました。