タクシーに魅せられて

タクシーに魅せられて

ジャパンタクシーの普及とともに、車種の多様化が進む「街の顔」

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日本中央交通(群馬県高崎市)のY31型セドリックです。

同社は比較的日産車が多く、セドリックがドアミラー世代になっても導入し続けました。

 

自社カラーは、白をベースに黄緑色の帯が特徴。この十数年のうちにデザインを一部変更したようで、かつてはボンネット全体が緑一色でした。

 

Y31型セドリック 日本中央交通 2024年5月撮影

 

前橋営業所に所属する、最廉価グレードのオリジナルです。

 

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Y31型セドリック 日本中央交通 ※黒塗りのブロアム

Y31型セドリック 日本中央交通 ※オリジナル。2011年撮影

チェッカー無線から大手・日本交通グループに移籍した栄泉交通(江東区)。

元々セドリックを主力とする日産党でしたが、チェッカー無線時代から、黒塗りのトヨタ・クラウンセダンを導入していました。


クラウンセダン チェッカー(栄泉)

クラウンセダン チェッカー無線(栄泉交通30号車) 2014年9月撮影

 

スーパーデラックスGパッケージ。1TR-FPEエンジン搭載の、撮影時は比較的新しい車両でした。

 

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セレナ 日本交通8332号車(栄泉交通36号車)

クラウンセダン チェッカー無線1404号車(栄泉交通)

栃木合同タクシー(栃木県栃木市)のジャンボタクシーとして使われている、トヨタ・ハイエースです。

 

ハイエース 栃木合同タクシー34号車 2024年5月撮影

 

200系。グレードはグランドキャビン。フロントグリルの形状からして、1型と呼ばれる最初期型(2004~2007年製)のようです。

希望ナンバーを取得していますが、リアガラスに表記されていた車番とは異なります。

栃木県栃木市の「栃木合同タクシー」の日産・Y31型セドリックです。

 

Y31型セドリック 栃木合同タクシー16号車 2024年6月撮影

 

4気筒LPGエンジンのクラシックSV。今では地方都市でも少なくなったオレンジウインカー世代(~2005年製)ですが、美しい外装で年式を感じさせません。フードマスコットを装備し、昔ながらの高級車という風格があります。

 

Y31型セドリック 栃木合同タクシー08号車 2024年5月撮影

 

ドアミラー車ですが、フェンダーミラーが標準装備だった2007年~2009年製とみられ、あえてドアミラーを選択したようです。カラード・バンパーで、ホイールカバーもクラシックSV用ですが、タイヤ周りにフェンダーアーチモールが装着されていないのが気になります。

 

Y31型セドリック 栃木合同タクシー(左から)10、08、20号車 2024年5月撮影

 

セドリックの生産終了から10年。現役のタクシーが乗り場を独占する光景は貴重かもしれません。

 

左手前はヘッドレストが大型化された最終型クラシックSV。右奥(乗り場先頭)はその一つ前の世代、2009~2012年製のドアミラー車です。年式による差異だけでなく、ガラスフィルムやリアカーテンなど、装備に個体差があるのが興味深いです。

旧中央無線の加盟社で、2011年からは大手の大和自動車交通グループとなった金龍自動車交通。大手私鉄・東武鉄道系の「朝日自動車グループ」の一員でした。

 

2014年に別の大手、日本交通が全株式を取得して「日交足立」となり、2015年には「美輝タクシー」と合併。現在の「日交美輝」という社名になったといいます。

 

30系プリウス 大和自動車交通2068号車(金龍自動車交通) 2013年5月撮影

 

30系プリウスの後期型です。撮影は11年以上前。タクシー業界でも一定の存在感があった30系ですが、置き換えペースの速い都内では、さすがに現存しないでしょうか。

 

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