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歯科衛生士 コーチング認定コーチのブログ

元歯科恐怖症で歯科衛生士の私が、コーチングを通して世の中の歯科恐怖症の方に、少しでも力になれるよう色々活動していきたいと思います。

無理やり治療された!と言われない為に





今まで15年位患者さんと接してきて思ったことは、歯科医院側が最善を尽くした治療が必ずしも患者さんにとって良いとは限らないということです。





歯科医院側が良かれと思って行っている治療・対応が、その患者さんが望んでいるものだとは限らないという事です。






うまく治療説明ができた!うまく治療が進んだ!と思っても、それは歯科医院側のただの自己満足かもしれないのです。






よく患者さんから聞く言葉、





「 他の歯科で無理やり歯を抜かれた! 」


「 小さい虫歯だったのに、神経を抜かれた! 」


「 1本だけだと思ったのに3本も治療された! 」


「 白い歯だったのに、銀歯にされた! 」







全部、患者さんは納得してないのに、無理やり治療されたという言い分です。






いまどき無理やり治療をするはずなんてないのに、なぜか患者さんはそういうふうに言うのです。






私も自分が患者の立場の時はそんなふうに言っていました。






そう言いたい気持ちはよくわかります。







ではなぜ患者さんはそういう風に言ってしまうのか??







それは大抵の患者さんは歯科医院が苦手で、最初からマイナスのイメージで歯科医院を見ているからです。






人間はどうしても心の中にあるフィルターを通して物事を見る傾向にあります。





マイナスのイメージで見たら、すべてがマイナスに見えてしまうのは当然です。






ですので歯科医院側がいくら一生懸命説明したり、一生懸命治療をしたところで、患者さんにはまったく伝わっていないかもしれません。






私はちゃんと説明したし、ちゃんと治療もしたと、歯科医院側は思っているかもしれませんが、それはもしかしたら歯科医院側だけの自己満足かもしれません。






ですから、いくら歯科医院側がしっかり説明して治療をしたと思っても、





「 嫌だったのに、無理やり治療された!! 」



となってしまうのです。





これって似たようなことが恋愛でもよく聞きますよね?




彼女は一生懸命尽くしていたのに、彼はそれを望んでいなかったので勝手にやられて正直うっとうしかったなんて事。



ちょっと例えが適切ではないかもしれませんが、人間ってそういう所があるのです。





望んでないことに対して一生懸命やられた所で、そんなに嬉しいとは思いません。




ましてや嫌なイメージしかない歯科医院が、自分勝手に治療を進めて、一生懸命やってますと言われたところで、患者さんの心にはまったく響かないと思うのです。



では歯科医院側はどういう風に説明・治療をすすめたら良いのでしょうか?





まずはやはり患者さんの話をよーく聴くことです。





患者さんがどうして欲しいのか最後までよーく聴くことです。






歯科医院側が治療方法を説明する前に、患者さんはどうしたいのかしっかり聴くのです。




「 できれば痛いけど、限界まで薬で様子をみたい 」



「 できれば治療が怖いから、汚れだけ取って消毒して欲しい 」



「 痛みはそうでもないから、できれば歯磨きでしばらく様子をみたい 」



など患者さんの話をよーく聴くうちに、患者さんの望みがわかってきます。




患者さんの希望を聴かない前に、




「 もうこの歯はダメだから、抜く必要があります。 」




と先生に言われてしまったら、患者さんはもう何も希望は言えなくなってしまいます。





先生という存在は患者さんにとって、本当に威圧感があるのです。




その場に居るだけで、とても恐ろしく見えるのです。




そうやってちゃんと意見を言えないまま、治療を進められてしまうと、他の歯科医院で





「 嫌だったのに言えなくて、無理やり歯を抜かれた 」





となってしまうのです。






これからの歯科医院はもっと患者さんの話をよーく聴かなくてはならないのです。




つまり 「  傾聴  」 するという事。





これはコーチングのコミュニケーションスキルの一つです。






「 自分の話を聴いてもらいたければ、まずは人の話を聴きなさい 」




とはよく聞く言葉です。




コミュニケーションの基本です。





歯医者だって患者さんだって人間同士です。







コミュニケーションの基本は変わらないと思うのです。