ノルサランヘ~君を愛してる~
第37夜【寝ても覚めても…】
司令室を後にし、自分達の部屋に向かう二人。真夜中の広い静かな廊下を、寄り添いながら歩いた。
『あんな曖昧で心配だったけど、納得してくれてよかったよねぇ…嘘っぱちだけど…(笑)』
彼女は、おどけたようにペロリと舌を出した。
「そうだな(笑)」
ラビもニィっと、笑って返す。二人にとって、この他愛ないことだけでも、幸せな瞬間だ。隣を歩く彼女をチラリと見て…
「(この廊下を、また、お前と歩けて嬉しいさぁ)」
そう思いながら、薄く微笑むラビ。すると突然、彼女が…
『・・・・ねっ、ラビ♪』
「ん?」
振り返ったかと思いきや、柱の影にラビを引っ張り、背伸びをして唇を軽く重ねた。
「っ!? /////」
『えへへ…/// (微笑)』
「おまっ、不意討ちとかっ!! //// (汗)」
『何を今更、言っちゃってるのぉ?最初、無理矢理したくせに♪(ニヤ)』
笑いながら歩き出そうとする彼女。すると…
「ぁ…」
背を向けた彼女の腕を咄嗟に掴んだ。まるで、反射的に物を掴むように。
『ラビ?(キョトン)』
彼女は、急に真剣な顔をしているラビを、不思議そうに眺める。
「なぁ…もう、居なくならないよな?俺の前から…(幸せ過ぎると不安になる…あの時みたいに、消えちゃうんじゃないかって…)」
『なんだ、そのことか(ボソッ)…うん、どこにも行かないよ(微笑)・・・・そうだ♪この紐飾り、今度は腕につけるね。対アクマ武器に付けられなくなっちゃったから』
ずっと一緒に居られる…そう、私は信じてる…
「あぁ、持ち運びサイズが、槍じゃなくなったんだもんな。それはそれで、しかたないさぁ。まぁ、見える位置にある方が、なんか嬉しいから、そうするさ(笑)」
そう言うと、ラビは誰も居ないことをチラッと見てから、彼女の手を握り、歩き出すのだった。
ここは、とある山間の町。家に向かう一本道を、彼女とラビットソンが並んで歩いていた。
「俺んとこの街もいいけど、ここもなかなかいいよなぁ~♪」
二人は、手を繋ぎながら歩く。それが当たり前のように。不意に…
『…ねぇ、ラビットソン』
「ラビでいいって♪(笑)」
『ラビ…ラビも、あの夢見た?…急に見なくなったかと思ったら、この前、一度だけ見たんだ、私。ソニョが黒の教団に帰って来る夢』
「あぁ、そういえば、おいらも見たさぁ」
『ソニョ、嬉しそうだったなぁ…夢の中のラビも…』
「なぁ、ソニョも"幸せ"になれたよなっ!(にっ)」
『うん♪(にこり)』
二人の記憶は、ずっと重なっていく…永久(とわ)に…。
アレンが居る宿にやって来た彼女達。そこで、綺麗な女性が出迎えた。それを見たラビは…
「(ストライクッ!)…モロタイプ…(ボソッ)」
『ん?』
今、聞き捨てならない単語が聞こえた気がする…エリアーデは、知ってるから仕方ないけど…他は許せないなぁ
「なぁなぁ、君、名前、なんてゆうんさ?(笑)」
「え?(汗)」
『ラぁ~ビぃ~!(怒)』
ストライクゾーンが広いとは言え…仮にも彼女である私の目の前でナンパとか…(ムス)
「ソ、ソニョ!?(青ざめ)…ごめんさぁ、許してっ(汗)」
『許さないんだからっ!』
少しは控えろっ!…さっきも駅でナンパしたばっかりで!!(怒)
ラビは、彼女にさんざん、叱られたのだった。
アレンと再会した後、コムイの居る部屋に、ラビとこっそり入る彼女。アレンがコムイに、聞きに来た時だ…ノアについて…。ラビがブックマンに蹴られるのを、苦笑いで見る彼女。そこに…
「ソニョ、君が前に言ってたのが、もしかして彼?」
『うん、ラビのことだよ。それが、どうかした?』
「いえ、ちょっと…(苦笑)(気になったって…変かな?(汗)…すごく仲が良いみたいだしっ)」
『変なアレン(キョトン)』
まだ、頭が混乱してるのかな?…だいぶ、よくなってるはずなんだけどなぁ…
検討違いなことを思う彼女だった。ラビをいなし終えたブックマンが、アレンに休むよう言う。そして…
「他の子達には、出ててもらおうかな?(苦笑)」
ブックマンと二人で話したいんだっと、コムイが言った。ノアのことは、まだ話したくない…話しても大丈夫なのかわからない…という気持ちの表れだろうと彼女は思う。だから…
『私も、ノアについて話します。たぶん、ブックマンも知らないこともわかりますから』
少しくらいなら大丈夫だし…力になりたい…
こうして、彼女は部屋に残る。アレンとラビは、部屋から閉め出された。二人は、外で雪遊び。彼女は、話を早めに切り上げて、二人の元に向かった。そして、ラビと一緒にいたアレンは、怒りを静めるために街へ。それをラビは見送り…
「やっぱ、ガキだ」
『アレン行っちゃった?』
ひょいと、窓から顔を覗かせる彼女。呟きに被せての、突然の出現と質問に、間の抜けた顔をしてしまった。
「んぁ?(キョトン)…街に行ったけど?…あれじゃ、当分は帰って来ないさぁ」
『だろうね。…てかラビ、行かないと?』
促すように問いかけると…
「別に、行かなくても大丈夫だろ。お前も一緒に、雪だるま作るさ♪」
雪の塊を差し出してくる。彼女は、ため息をしてから、窓を飛び越え、外に出た。
『ダ・メ・で・す。追いかけるよ』
「えぇ~、なんでさぁ。雪で遊ぼうぜぇ?」
子供のように、口を尖らせてすねるラビ。
『アレンを観察するのが本職でしょ?…ほらラビ、行くよ♪』
そう言うと、ラビの手を自然な仕草で握り、引きながら歩き出す。彼女から握られたのは初めてだったので、ラビはドキッと驚いた。
「…っ!///(…うひょっ////・・・・・その思わせ振りな態度が、俺を不安にさせる…嬉しいけど…俺以外の奴にもするんさ?)」
手を引かれながら、そんなことを思った。だから…
「なぁ…(お前は…)」
そう言いかけた時…
『ん?…なに?』
無警戒な柔らかい顔で、彼女は振り返った。それを見たラビは、少し嬉しくなる。
「いや、なんでもないさぁ(にっ)(そういう顔は、俺だけにしか見せてない。だから、俺が特別だってわかるさ。それに…この誰にでも愛を与えられる、コイツだからこそ、俺は…)」
雪の積もった白い街を、アレンを探して二人、寄り添いながら歩いた。不意に…
「結城…お前が好きさ…」
寝ても覚めても、好きさ
彼女は、ラビの突然の言葉に、目を見開いて驚く。けれどすぐに、微笑みながら頷いた。
『私も…あなたが好き…』
彼女は、他人に話せないながらも、未来を変えていった。変えられないモノもあるが…例えば…アレンのイノセンスを、ティキに破壊されてしまうところとか。
彼女は、"異空の往来"をしながら、ラビの助けになっていったのだった。
第37夜 Fin
第37夜【寝ても覚めても…】
司令室を後にし、自分達の部屋に向かう二人。真夜中の広い静かな廊下を、寄り添いながら歩いた。
『あんな曖昧で心配だったけど、納得してくれてよかったよねぇ…嘘っぱちだけど…(笑)』
彼女は、おどけたようにペロリと舌を出した。
「そうだな(笑)」
ラビもニィっと、笑って返す。二人にとって、この他愛ないことだけでも、幸せな瞬間だ。隣を歩く彼女をチラリと見て…
「(この廊下を、また、お前と歩けて嬉しいさぁ)」
そう思いながら、薄く微笑むラビ。すると突然、彼女が…
『・・・・ねっ、ラビ♪』
「ん?」
振り返ったかと思いきや、柱の影にラビを引っ張り、背伸びをして唇を軽く重ねた。
「っ!? /////」
『えへへ…/// (微笑)』
「おまっ、不意討ちとかっ!! //// (汗)」
『何を今更、言っちゃってるのぉ?最初、無理矢理したくせに♪(ニヤ)』
笑いながら歩き出そうとする彼女。すると…
「ぁ…」
背を向けた彼女の腕を咄嗟に掴んだ。まるで、反射的に物を掴むように。
『ラビ?(キョトン)』
彼女は、急に真剣な顔をしているラビを、不思議そうに眺める。
「なぁ…もう、居なくならないよな?俺の前から…(幸せ過ぎると不安になる…あの時みたいに、消えちゃうんじゃないかって…)」
『なんだ、そのことか(ボソッ)…うん、どこにも行かないよ(微笑)・・・・そうだ♪この紐飾り、今度は腕につけるね。対アクマ武器に付けられなくなっちゃったから』
ずっと一緒に居られる…そう、私は信じてる…
「あぁ、持ち運びサイズが、槍じゃなくなったんだもんな。それはそれで、しかたないさぁ。まぁ、見える位置にある方が、なんか嬉しいから、そうするさ(笑)」
そう言うと、ラビは誰も居ないことをチラッと見てから、彼女の手を握り、歩き出すのだった。
ここは、とある山間の町。家に向かう一本道を、彼女とラビットソンが並んで歩いていた。
「俺んとこの街もいいけど、ここもなかなかいいよなぁ~♪」
二人は、手を繋ぎながら歩く。それが当たり前のように。不意に…
『…ねぇ、ラビットソン』
「ラビでいいって♪(笑)」
『ラビ…ラビも、あの夢見た?…急に見なくなったかと思ったら、この前、一度だけ見たんだ、私。ソニョが黒の教団に帰って来る夢』
「あぁ、そういえば、おいらも見たさぁ」
『ソニョ、嬉しそうだったなぁ…夢の中のラビも…』
「なぁ、ソニョも"幸せ"になれたよなっ!(にっ)」
『うん♪(にこり)』
二人の記憶は、ずっと重なっていく…永久(とわ)に…。
アレンが居る宿にやって来た彼女達。そこで、綺麗な女性が出迎えた。それを見たラビは…
「(ストライクッ!)…モロタイプ…(ボソッ)」
『ん?』
今、聞き捨てならない単語が聞こえた気がする…エリアーデは、知ってるから仕方ないけど…他は許せないなぁ
「なぁなぁ、君、名前、なんてゆうんさ?(笑)」
「え?(汗)」
『ラぁ~ビぃ~!(怒)』
ストライクゾーンが広いとは言え…仮にも彼女である私の目の前でナンパとか…(ムス)
「ソ、ソニョ!?(青ざめ)…ごめんさぁ、許してっ(汗)」
『許さないんだからっ!』
少しは控えろっ!…さっきも駅でナンパしたばっかりで!!(怒)
ラビは、彼女にさんざん、叱られたのだった。
アレンと再会した後、コムイの居る部屋に、ラビとこっそり入る彼女。アレンがコムイに、聞きに来た時だ…ノアについて…。ラビがブックマンに蹴られるのを、苦笑いで見る彼女。そこに…
「ソニョ、君が前に言ってたのが、もしかして彼?」
『うん、ラビのことだよ。それが、どうかした?』
「いえ、ちょっと…(苦笑)(気になったって…変かな?(汗)…すごく仲が良いみたいだしっ)」
『変なアレン(キョトン)』
まだ、頭が混乱してるのかな?…だいぶ、よくなってるはずなんだけどなぁ…
検討違いなことを思う彼女だった。ラビをいなし終えたブックマンが、アレンに休むよう言う。そして…
「他の子達には、出ててもらおうかな?(苦笑)」
ブックマンと二人で話したいんだっと、コムイが言った。ノアのことは、まだ話したくない…話しても大丈夫なのかわからない…という気持ちの表れだろうと彼女は思う。だから…
『私も、ノアについて話します。たぶん、ブックマンも知らないこともわかりますから』
少しくらいなら大丈夫だし…力になりたい…
こうして、彼女は部屋に残る。アレンとラビは、部屋から閉め出された。二人は、外で雪遊び。彼女は、話を早めに切り上げて、二人の元に向かった。そして、ラビと一緒にいたアレンは、怒りを静めるために街へ。それをラビは見送り…
「やっぱ、ガキだ」
『アレン行っちゃった?』
ひょいと、窓から顔を覗かせる彼女。呟きに被せての、突然の出現と質問に、間の抜けた顔をしてしまった。
「んぁ?(キョトン)…街に行ったけど?…あれじゃ、当分は帰って来ないさぁ」
『だろうね。…てかラビ、行かないと?』
促すように問いかけると…
「別に、行かなくても大丈夫だろ。お前も一緒に、雪だるま作るさ♪」
雪の塊を差し出してくる。彼女は、ため息をしてから、窓を飛び越え、外に出た。
『ダ・メ・で・す。追いかけるよ』
「えぇ~、なんでさぁ。雪で遊ぼうぜぇ?」
子供のように、口を尖らせてすねるラビ。
『アレンを観察するのが本職でしょ?…ほらラビ、行くよ♪』
そう言うと、ラビの手を自然な仕草で握り、引きながら歩き出す。彼女から握られたのは初めてだったので、ラビはドキッと驚いた。
「…っ!///(…うひょっ////・・・・・その思わせ振りな態度が、俺を不安にさせる…嬉しいけど…俺以外の奴にもするんさ?)」
手を引かれながら、そんなことを思った。だから…
「なぁ…(お前は…)」
そう言いかけた時…
『ん?…なに?』
無警戒な柔らかい顔で、彼女は振り返った。それを見たラビは、少し嬉しくなる。
「いや、なんでもないさぁ(にっ)(そういう顔は、俺だけにしか見せてない。だから、俺が特別だってわかるさ。それに…この誰にでも愛を与えられる、コイツだからこそ、俺は…)」
雪の積もった白い街を、アレンを探して二人、寄り添いながら歩いた。不意に…
「結城…お前が好きさ…」
寝ても覚めても、好きさ
彼女は、ラビの突然の言葉に、目を見開いて驚く。けれどすぐに、微笑みながら頷いた。
『私も…あなたが好き…』
彼女は、他人に話せないながらも、未来を変えていった。変えられないモノもあるが…例えば…アレンのイノセンスを、ティキに破壊されてしまうところとか。
彼女は、"異空の往来"をしながら、ラビの助けになっていったのだった。
第37夜 Fin